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【PR】「フォートナイト」でビクロイするためのPCはこれだ。LEVEL∞イチオシの3台でガチプレイした結果報告
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印刷2018/07/07 12:00

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【PR】「フォートナイト」でビクロイするためのPCはこれだ。LEVEL∞イチオシの3台でガチプレイした結果報告

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 いま,一番アツいPCゲームのジャンルがバトルロイヤルであること,そして中でもいま一番注目を集めているタイトルがEpic Gamesの「Fortnite」(邦題 フォートナイト)であることは論を俟(ま)たないだろう。日夜多くのプレイヤーが,ソロでは最大100人の中から最後の1人になるまで,チームでは最後の1チームになるまでそれぞれ生き残る「Victory Royale!」(ビクロイ)を目指して戦っている。

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 そんなFortniteを「PCで」プレイしていくうえでほぼ必須と言っていいのが,60fpsを超えるフレームレートに対応するゲーム環境だ。
 4Gamer読者のほとんどにとって釈迦に説法だと思うが,3Dグラフィックスというものは静止画を高速でコマ送りするように表示するため,1秒あたりのコマ数(frames per second,fps)が多ければ多いほど,動きは滑らかに見えるようになる。

 ゲーム機やスマートフォン向けのFortniteだとフレームレートは基本的に60fps(以下)がターゲットとなるのに対し,PCの場合は,垂直リフレッシュレート最大120Hzかそれ以上に対応するディスプレイが市場に存在している。そのため,それらと組み合わせることで,ゲームの映像表示をより滑らかに,ネット語で言うところの「ヌルヌル」にできるのだ。

フレームレートが高ければ高いほど敵の動きをしっかり見ることができ,胴体への攻撃よりも与えるダメージが大きくなるヘッドショットを狙いやすくなる
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 とくにFortniteのバトルロイヤルだと,ゲーム終盤の“建築合戦”においてハイスピードで組み上がるオブジェクトから敵の動きを読み,敵の姿が見えた瞬間に攻撃を加えるという,激しい攻防が生じる。
 そのため,画面から得られる情報量が少ないほどプレイは後手に回りやすく,情報さえ得られていれば掴めたかもしれない勝利を取りこぼす恐れがある。そのためにも,本気でFortniteに取り組むなら,ゲーマーはハイスペックなゲームPCと高い垂直リフレッシュレートに対応したディスプレイを用意し,ハイフレームレートなゲーム環境を構築する必要がある。

Fortniteではゲーム最終盤のフレームレートこそが最も重要だ
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LEVEL-R037-i7K-TXVI-FB
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 では,ゲームPCを使って「Fortniteでフレームレート120Hz以上」を実現するには,いったいどんなスペックのPCを用意すればいいのだろう? 4Gamerではゲーマー向けPCブランド「LEVEL∞」(レベルインフィニティ)の協力を得て,価格帯別に3種類のゲームPC「LEVEL-R037-i7K-TXVI-FB[Windows 10 Home]」「LEVEL-M037-i5-RNR[Windows 10 Home]」「LEVEL-M0B3-R5G-VHS[Windows 10 Home]」(以下,「[Windows 10 Home]」表記は省略)を用意できたので,今回はこれらを使って,理想のFortniteプレイ環境について考えてみたい。

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LEVEL-M037-i5-RNR
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LEVEL-M0B3-R5G-VHS

※本稿ではFortniteのテスト部をライターのBRZRK氏が,それ以外をライターの賈 大龍氏が担当します。


PC版Fortniteを快適にプレイするために必要なこと


 PCの詳細なスペックは後段で詳しく説明するが,ひとまず要点をお伝えしておくと,以下のとおりだ。

LEVEL-R037-i7K-TXVI-FB

  • CPU:Core i7-8700K(6C12T)
  • メインメモリ:PC4-21300 DDR4-SDRAM 8GB×2
  • GPU:GeForce GTX 1070 Ti(グラフィックスメモリ容量8GB)
  • ストレージ:SSD(容量250GB,NVM Express)+HDD(容量1TB,Serial ATA 6Gbs)
  • BTO標準構成価格:18万2980円(税込19万7618円)

LEVEL-M037-i5-RNR

  • CPU:Core i5-8500(6C6T)
  • メインメモリ:PC4-19200 DDR4-SDRAM 4GB×2
  • GPU:GeForce GTX 1060 6GB(グラフィックスメモリ容量6GB)
  • ストレージ:SSD(容量240GB,Serial ATA 6Gbps)+HDD(容量1TB,Serial ATA 6Gbs)
  • BTO標準構成価格:11万6980円(税込12万6338円)

LEVEL-M0B3-R5G-VHS

  • CPU:Ryzen 5 2400G(4C8T)
  • メインメモリ:PC4-19200 DDR4-SDRAM 4GB×2
  • GPU:Radeon Vega 11 Graphics(※統合型グラフィックス)
  • ストレージ:SSD(容量240GB,Serial ATA 6Gbps)
  • BTO標準構成価格:6万9980円(税込7万5578円)

テスト中のBRZRK氏
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 この3台でFortniteをプレイすることになるわけだが,筆者はFPSやTPSのゲームプレイにおいて,フレームレートの次に重視していることがある。それは,画面解像度を1920×1080ドットのいわゆるフルHDにすることだ。

 ゲーム画面の表示解像度は描画負荷を露骨かつ大きく左右するため,高い画面解像度に設定すると、それこそ前述したようなFortniteバトルロイヤルの試合終盤に乱戦となったとき,何らかの要素が処理落ちを生む原因となる。「処理落ちが原因で負ける」のを避けるべく,勝つための選択を行った結果として,画面解像度はフルHDで抑えているのである。
 「解像度が原因で処理落ちしかねないなら,解像度をもっと下げればいいのでは?」という意見はもっともだ。しかし実際のところ,解像度をこれ以下に下げてしまうと,離れたところの建物内に敵がいても描画されず,気付かない可能性が高まってしまう。おそらくこのあたりは据え置き型ゲーム機のターゲット解像度をゲームデベロッパ側でも表示解像度として想定しているからなのではないかと考えているが,いずれにせよ,「処理落ちが原因で負ける」のを避けられる限りにおいて,解像度はできるだけ高くせねばならない。

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 なおFortniteの場合,ゲームの解像度とは別に,内部で描画する解像度も「3D解像度」としてスライドバーから細かく指定が行えるが,ここの数値を100%より低くすると,より低い解像度で描画することにより描画負荷を低減しつつ,最終的にはデスクトップ解像度まで拡大する」という処理が入ることになる。つまり,描画負荷を低減する効果としてはかなり大きなものを見込めるものの,引き伸ばし処理により,画面が全体的にボケた印象が出てきて,とくに遠くの敵の動きを視認しにくくなる。
 表示解像度だけでなく,描画解像度もできる限り1920×1080ドットを維持するのが,Fortniteに代表されるマルチプレイFPS&TPSではとても重要なのだ。

「画面解像度」を1920×1080ドットに揃えた状態で,「3D解像度」を100%(1920×1080ドット,左)と66.7%(1280×720ドット,右)で切り換えてみた例。遠景の見やすさが明らかに異なる
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Fortniteの初回起動時は「システムに最適な設定を自動で適用しますか?」と聞かれる。ここで[決定]ボタンを押せば,最適と判断されるグラフィックス設定をゲーム側が自動で適用してくれる
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 というわけでゲーム側のグラフィックス設定だが,Fortniteは初回起動時に[決定],もしくは設定メニューから[オート]を選ぶことで,PCのスペックに応じた自動指定を行ってくれるので,まずはこれを行う。

 このとき直後に行う必要があるのは,「最大フレームレート」を「無制限」に,「Vsync」「モーションブラー」を「オフ」にすることの3点だ。

Fortniteのグラフィックス設定メニュー。「品質」で[オート]ボタンをクリックするなどして自動設定を行ったうえで,「最大フレームレート」と「Vsync」「モーションブラー」を本文のとおりに設定したい
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 「最大フレームレート」と「Vsync」は関連した項目で,まずVsync(垂直同期)はFPSにおいて無効化が基本になる。「垂直同期とはなんぞや」という話は西川善司氏が以前行っているため,本稿では割愛するが,簡単にまとめると,垂直同期の無効化では,描画が若干おかしくなるのと引き換えに,表示遅延から自由になれる。マルチプレイFPSの場合,表示が遅れている間に敵から攻撃されてしまっては対応のしようがないため,垂直同期は無効化が基本だ。そしてそのとき,最大フレームレートは速ければ速いほうがいいので,最大フレームレートも無制限にするのがいい。
 ただし,最大フレームレートを無制限にした場合,環境によっては「描画が若干おかしくなる」頻度が高まることがある。試してみて違和感が酷い場合は最大フレームレートをディスプレイ側の最大垂直リフレッシュレートに揃えるのもありだ。

 もう1つの「モーションブラー」は,「速い動きに対し,その動く方向に合ったボカシを入れる処理」のことである。画面全体の動きにスピード感を増す効果はあるものの,マルチプレイFPSではボカシ処理が画面内の情報量を減らしてしまうデメリットがあるので,本気でFortniteをプレイしたいなら無効化しかないと筆者は考えている。

モーションブラー有効(左)と無効(右)でスクリーンショットを撮影した結果。画面を左右に大きく動かすとき,モーションブラーを有効化するとスピード感を出す効果によって画面がぼやけてしまう。無効化すれば,まるで静止画のようにくっきりした画面が得られる
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 ここまでをまとめると,

  • 画面解像度は1920×1080ドット
  • 3D解像度は100%
  • 最大フレームレートは無制限
  • Vsyncはオフ
  • モーションブラーはオフ

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ということになるので,本稿ではこれらを「基本設定」と呼び,まずは「FPSの表示」を「オン」にしながら実際にプレイしてみよう。チーム戦――今回は「50対50 V3」――の場合,最終盤で“足場作り合戦”になる状態の3D描画負荷が一番高くなるので,なんとかそこまで生き延びる必要があるのだが,そこまでプレイすると,手持ちのPCにおける性能とグラフィックス設定の関係が「何の問題ない」か,「ちょっと引っかかる」か,はたまた「全然ダメ」かが体感で見えてくるはずである。

 プレイしてみて“重さ”を感じたとき,真っ先に調整すべきなのは「アンチエイリアス」だ。キャラクターやオブジェクトのギザギザ感(jaggy,ジャギー)を低減することをアンチエイリアシングと言うのだが,Fortniteのアンチエイリアス設定は,そこで採用する技法の種類と強度を選択できる。
 簡単にまとめると,描画負荷の軽減を図れるのは「中」以下なので,まずはここを変更するといい。

アンチエイリアスを左から順に「エピック」「高」「中」「オフ」と変更したところ。「オフ」だとジャギーが目立つ
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 次に引き下げたいのは「影」と「エフェクト」だ。両者は見栄えを司るものだが,「見栄えにしか影響せず,勝ち負けは左右しない」ので,気になったらどんどん下げてしまっていい。ただし下げすぎるとけっこうみすぼらしくなるため,キレイな画面でプレイしたいときはある程度までに留めておきたい。
 「テクスチャ」は扱いが難しいが,メモリ負荷に直結する項目なので,ハイクラス以上のグラフィックスカードを使っているなら高い設定で構わない。一方,ミドルクラスならやや低めを,エントリークラスなら思い切って「低」にしてしまうのがお勧めである。

影の「エピック」(左)と「オフ」(右)比較。影を有効化したほうが雰囲気は出るものの,暗い部分が見づらくなる恐れがある
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エフェクトの「エピック」(左)と「低」(右)比較。よく見ると,「エピック」に存在するブルームや空間の歪みが「低」だと発生せず,簡素になっている
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テクスチャの「エピック」(左)と「低」(右)比較。パッと見は分かりづらいが,よく見ると右腕に取り付けられたデバイスや地表テクスチャの見栄えが異なる
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 グラフィックス品質を追い求める場合でも「低」にしてしまいたいのが「ポストプロセス」だ。設定を高くするとリアリティのある陰影やレンズフレア,遠くをぼやかす処理などが入るのだが,端的に述べて,その多くは敵の見づらさを上げてしまう。描画負荷的には下げてもそれほど大きなフレームレート面のメリットが得られるわけではないのだが,ある意味,真っ先に下げるべき項目だと筆者は考えている。

ポストプロセスの「エピック」(左)と「低」(右)。「低」だと陰影などがカットされてのっぺりするが,ゲーム中の状況をより確認しやすいのも「低」だったりする
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 逆に,できる限り高い設定を維持したいのが「描画距離」となる。とくに描画距離はある程度遠くにいる敵の動きを察知するために必須なので,「エピック」に近づけたい。もちろん難しい場合はあると思うが,ここはできる限り妥協しないようにしたいところだ。

描画距離を左から順に「エピック」「高」「中」「近」と変更したところ。超遠距離というよりは中距離くらいのところにおけるオブジェクト描画量に違いが出る点でゲームプレイへの影響が大きい
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 本当に性能のみを重視するなら描画距離以外は一番下にするのがベストだが,それだと画面はかなり素っ気ないもになってしまう。ここはうまくバランスを取ってみてほしい。


垂直リフレッシュレート最大240Hz対応のディスプレイと組み合わせて快適なFortnite環境を探る


XF250Q(型番:XF250Qbmidprx)
垂直リフレッシュレート最大240Hz対応のゲーマー向けディスプレイ
メーカー:Acer
問い合わせ先:「お問い合わせ」ページ
実勢価格:3万〜4万円程度(※2018年7月7日現在)
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 今回,テストにあたってはAcerの日本法人である日本エイサーから,垂直リフレッシュレート240Hzに対応するゲーマー向け液晶ディスプレイ「XF250Q」(型番:XF250Qbmidprx)の貸し出しを受けることができた。なので今回は,ひとまず120fpsを狙い,PCに余裕があれば240fpsも狙うという方向で,LEVEL∞から入手した3台の実力を検証してみたいと思う。

 本稿で紹介した基本設定+ゲーム側の自動設定(以下,基本設定+自動設定)と,そこをベースに,より快適になるよう調整した状態(以下,最適化後)とで,Fortniteを実際にプレイして,その結果を以下,順にお伝えしたい。
 あらかじめ述べておくと,テスト環境はのとおりで,主役の3製品はいずれもBTO標準構成。グラフィックスドライバはいずれもテスト開始時の最新版となる。

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LEVEL-R037-i7K-TXVI-FB


 さすがはGeForce GTX 1070 Ti搭載のハイスペックモデルということで,自動設定だとグラフィックス設定の詳細項目はすべて最も高い「エピック」となり,この状態でも安定して60fps超級のフレームレートを維持できるのだが,せっかく垂直リフレッシュレート240Hz対応のディスプレイを使っているのだからということで,

  • 影:高
  • アンチエイリアス:中
  • エフェクト:高

に設定した。「ポストプロセス」は前段でお伝えしているとおり「低」で固定となるが,最適化後はゲームの序盤から中盤にかけて安定的に150〜210fps程度を維持するようになっている(グラフ1)。終盤の“建築合戦”だとやはりフレームレートは落ちていくが,それでも90fpsを割ることはなくなったので,高い垂直リフレッシュレートのディスプレイを活かせていると言っていいだろう。

自動設定だとご覧のとおりグラフィックス設定は最大(左)。そこからLEVEL-R037-i7K-TXVI-FBのために最適化を行った結果が右だ
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LEVEL-R037-i7K-TXVI-FBでグラフィックス設定の最適化を行った状態。最適化後だと,バスに乗るところとゲーム終盤でフレームレートが100fpsを割るものの,全体としては基本設定+自動設定を大きく上回るところで安定するのが分かる
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LEVEL-M037-i5-RNR


 GeForce GTX 1060 6GBのミドルハイクラスモデルでも,自動設定は「エピック」で揃った。この状態でも平均60fpsを下回ることはなかったので,人によっては十分かもしれないが,高い垂直リフレッシュレートのディスプレイを活かすべく,

  • 影:高
  • アンチエイリアス:中
  • テクスチャ:高
  • エフェクト:高

へと落として,フレームレートの引き上げを図っている。
 結果はグラフ2のとおりで,基本設定+自動設定だと90fps前後をうろうろし,中盤以降は70fps前後にまで落ちる状態になる。それに対して,最適化後は中盤から終盤でも最低90fps弱だ。序盤は安定して120fpsを超えている点にも注目したい。

自動設定ではLEVEL-R037-i7K-TXVI-FBと同じく全部「エピック」。アンチエイリアス:中を基本線にして,ほかの項目も下げてみた結果が最適化後となる
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基本設定+自動設定だと平均的に70〜90fpsで動いている。それに対し,最適化後は,終盤に90fpsをわずかに下回る局面が生じるものの,負荷が高まっても120fps前後のフレームレートを維持できている
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LEVEL-M0B3-R5G-VHS


 Ryzen 5 2400G側の統合型GPUを用いるモデルなので,単体グラフィックスカード搭載モデルのように「垂直リフレッシュレート240Hz対応のディスプレイが持つ性能を使い切る」のはさすがに難しい。しかし,垂直リフレッシュレート60fps超で安定させ,家庭用ゲーム機版よりもヌルヌルした動きを実現することは可能だ。

 結論から先に述べてしまったが,細かく見ていこう。
 まず,基本設定+自動設定だと3D解像度が1280×720ドットとなり,ほかの描画設定は「中」となった。ただ,この設定では前述のとおり画面が引き伸ばされてしまい,非常に見づらいものとなってしまう。また,1280×720ドットだと情報量自体が少なくなって,離れた場所にいる敵の位置や動きを把握しづらく,対応が後手に回ってしまいがちだ。
 そこで「3D解像度」を100%に変更のうえ,選択できる全項目を一番下にした「最適化中」設定も試したが,これだと見やすくはなるものの,フレームレートは基本設定+自動設定と大差ない感じになってしまった。

 最終手段として「3D解像度」を83.3%の1600×900ドットへ変更したものを今回は最適化後としたが,すると,「引き伸ばされ感」をある程度軽減しつつ,ゲーム序盤に90fps前後,中盤に60〜80fps程度,終盤に50〜70fps程度を維持できるようになった(グラフ3)。
 統合型GPU搭載のゲームPCでも調整次第ではなんとかなるわけである。

基本設定+自動設定は,カジュアルにFortniteをプレイするための選択といったイメージ(左)。Ryzen 5 2400G搭載環境では思い切ったグラフィックス設定選びが重要だ(右)
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基本設定+自動設定,そして最適化中だと,フレームレートはともかく,画面内の情報量的に勝ち抜くのは難しい。だからといって「3D解像度」を1920×1080ドットにするとフレームレートが上がらない。1600×900ドット設定が個人的には落としどころといった印象がある
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 ここまでのテストから,LEVEL-R037-i7K-TXVI-FBとLEVEL-M037-i5-RNRは,グラフィックス設定を少し弄るだけで,コアゲーマーが本気でプレイするのに使っていける性能を持っているということが言える。まずは美麗なグラフィックスを堪能しつつ,おいおい設定を詰めていきたいならLEVEL-R037-i7K-TXVI-FB,いきなりガチで勝負したいなら両製品を予算に応じて,といったところだろうか。
 LEVEL-M0B3-R5G-VHSはグラフィックス品質設定でかなりの調整が必要なので,初心者と向けというより「分かっている人」向けという雰囲気がある。追ってグラフィックスカードを買い足す前提でひとまず動かしてみたいなどといった場合には格好の選択肢と言えるように思う。


LEVEL∞の3台,ハードウェアの特徴を見る


 用意した3台とFortniteの関係をチェックしたところで,ここからはゲームPCとしての3台が持つ特徴を紹介してみたい。
 3台は黒色をベースに赤い差し色の入る,共通のデザインコンセプトに基づく筐体を採用している。今回用意した中で最もスペックが高いLEVEL-R037-i7K-TXVI-FBのみATXミドルタワーで,LEVEL-M037-i5-RNRとLEVEL-M0B3-R5G-VHSはmicroATXミニタワーだ。

左から順にLEVEL-R037-i7K-TXVI-FB,LEVEL-M037-i5-RNR,LEVEL-M0B3-R5G-VHS。後2者の筐体は同じなので,前面パネル右下のロゴシールで見分けることになる
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 BTO標準構成でDVDスーパーマルチドライブを搭載する点と,本体正面向かって右側面の手前,最も上のところにATX電源ボタンを採用する点,本体左側面に吸気用のパンチ穴を設けてある点は3製品で共通。どちらかと言えば床に置くことが想定されるミドルタワーでは本体天板部の最も手前のところに,机上へ置くことが想定されるミニタワーでは本体正面向かって右側面に,それぞれUSBおよびヘッドフォン出力,マイク入力を引き出せるようになっている。

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本体側面と天板部のボタンとインタフェース部を見たところ。インタフェースは,ミドルタワーだとUSB 3.1 Gen.1(=USB 3.0) Type-A×1,USB 2.0 Type-A×2,3.5mmミニピン×2で,ミニタワーだとUSBが3.1 Gen.1×2となる
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本体正面向かって左側面を見たところ。ミニタワーでもかなり大きなスペースを吸気用に確保してあるが,ミドルタワーだとさらに大きい。スペックが高く,発熱も大きなGPUやCPUにより対応しやすくしてあるわけだ
本体背面と底面の比較。ミドルタワーのほうは電源ユニットを本体底面側に配置するタイプとなっている
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 ここからは個別に見ていこう。
 プロゲームチーム「父ノ背中」とのコラボレーションモデルなるLEVEL-R037-i7K-TXVI-FBは,190(W)×477(D)×432(H)mmという,ミドルタワーPCとして標準的な大きさだ。内部はケーブルマネジメントがしっかりされている。
 マザーボードのレイアウト上,M.2接続のSSDをCPUクーラーのエアフローで冷却できるような構造になっているのはポイントが高い。電源ユニットはBTO標準構成だと定格500W出力モデルだ。

LEVEL-R037-i7K-TXVI-FBの正面向かって左側面パネルを外し,内部を見たところ。PCI Express Gen.3 x4(※物理的にはx16)×1,PCI Express Gen.3 x1 ×3と,3.5インチシャドウベイ×3を利用可能だ
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 LEVEL-M037-i5-RNRの筐体サイズは190(W)×410(D)×356(H)mmで,ミニタワーPCとしては大きくも小さくもない。詳細は写真のキャプションにまとめたが,拡張性は筐体サイズを考えると高めなので,長く使っていくうえでは有利だろう。
 電源ユニットは,BTO標準構成だとこちらも定格500W出力モデルとなっている。

LEVEL-M037-i5-RNRの正面向かって左側面パネルを外し,内部を見たところ。PCI Express Gen.3 x4(※物理的にはx16)×1,PCI Express Gen.3 x1 ×3,M.2 Type 2280×1,3.5インチシャドウベイ×1,2.5インチシャドウベイ×1を利用できる
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 LEVEL-M037-i5-RNRと同じ筐体を採用するLEVEL-M0B3-R5G-VHSの場合,BTO標準構成だと拡張カードが何も差さっていないので,拡張カードを差す自由度は高い。Ryzen 5 2400Gを使う限り,PCI Express Gen.3 x16スロットがx8動作になるという仕様上の制限は押さえておきたいが,将来的に少しずつ性能を引き上げるためのベースモデルにするのも悪くないだろう。なお,CPU版Ryzenを使えばx16スロットをフルスペックで利用できる。

LEVEL-M0B3-R5G-VHSの正面向かって左側面パネルを外し,内部を見たところ。PCI Express Gen.3 x4(※物理的にはx8)×1,PCI Express Gen.3 x1 ×2を利用可能。ストレージ系の拡張性はLEVEL-M037-i5-RNRと同じだ
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ゲームPCとしての基本性能もチェック


 Fortniteを前にしたときの性能は本稿の序盤でお伝えしたとおりだが,より汎用的なベンチマークテストを行ったときのスコアも簡単にお伝えしておこう。

 汎用的なベンチマークテストということで,今回用意したのは「3DMark」(Version 2.5.5029)と「PCMark 10」(Version 1.1.1722)の2つだ。3DMarkのテストは4Gamerのベンチマークレギュレーション21.0に準拠した方法で,PCMark 10のほうは「PCMark 10 Extended」を選択し,「Custom」タブからOpenCLアクセラレーションを無効化してソフトウェア処理することで,CPUコアベンチマークの色を濃くさせている。そのため総合スコアを得られない点に注意してほしい。

 まずは3DMarkからだが,DirectX 11ベースのテストとなる「Fire Strike」のスコアはグラフ4〜7のとおりだ。BTO標準構成価格なり,そしてFortniteのテスト結果なりのスコアに落ち着いていると言っていい。
 「Physics score」を見ると,LEVEL-M0B3-R5G-VHSが搭載するRyzen 5 2400GのCPU性能が悪くないことも見てとれるので,LEVEL-M0B3-R5G-VHSの場合はひとまず購入して,後からグラフィックスカードを足すという選択も十分に現実的な印象がある。

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 3DMarkにおけるDirectX 12ベースのテストである「Time Spy」のスコアがグラフ8〜10だが,ここでも全体的な傾向はFire Strikeと変わらない。

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 最後にグラフ11はPCMark 10 Extendedのスコアだ。「3DMarkのFire Strikeをウインドウモードで実行するテスト」となる「Gaming」だと大きなスコア差が生じるものの,Webブラウザなどの日常作業用アプリケーションを使うときの性能を見る「Essentials」,そしてビジネス系アプリケーションを使うときの性能を見る「Productivity」ではきれいな階段状のスコアになっているため,PCのBTO標準構成価格に応じたスコアが出ていることになる。
 コンテンツ制作アプリケーションにおける性能を見る「Digital Content Creation」のスコアはCPU性能とGPU性能が両方影響するので,こちらも妥当と言える感じだ。

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投入するコストに見合った性能が得られるLEVEL∞のゲームPC。さあFortniteでビクロイにいこう


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 PC版Fortniteを本気でプレイするにあたってどのようなグラフィックス設定が必要かというのと,実際に価格帯の異なる3台のゲームPCでグラフィックス設定を適用することでどういう結果が得られるのかということを,LEVEL∞から入手した3台のゲームPCで確かめてきた。

 今回のテストで断言できるのは,LEVEL∞のゲームPCは,BTO標準構成価格に応じたゲーム性能を期待できるということだ。GeFotce GTX 1070 Ti搭載のLEVEL-R037-i7K-TXVI-FBでは120fps超級,GeForce GTX 1060 6GB搭載のLEVEL-M037-i5-RNRでは120fps前後,Ryzen 5 2400G搭載のLEVEL-M0B3-R5G-VHSでは60fps超級を狙っていけるので,予算とターゲットのフレームレートに合わせて選ぶといいだろう。
 Fortniteでビクロイを取りにいくためのゲームPCとして,LEVEL∞は期待に応えてくれる存在だ。

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パソコン工房のLEVEL-R037-i7K-TXVI-FB販売ページ

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