奥谷海人のAccess Accepted
Access Accepted第752回:急速に発展を遂げる生成系AIとゲーム業界

ニュースなどでも取り上げられることが多い「ChatGPT」や「Midjourney」といった「生成系AI(Generative AI)」と呼ばれる学習型の人工知能。ゲーム業界でも,すでに利用され始めている技術だが,その利用について反発の声もある。今回はそんな生成系AIについてのゲーム業界における現状をまとめておこう。
Access Accepted第751回:増え続けるチート行為とその対処法

Valveは,「Dota 2」にて4万人ものチーターをBANをしたと公式サイトで伝えている。今回のBANは,チーターを罠にかける“ハニーポット”と呼ばれる手法で一網打尽にしたという。Valveに限らず,ゲーム業界はこれまでずっとチーターとの戦いを繰り広げてきた。今回の出来事と合わせ,いくつか事例を紹介しよう。
Access Accepted第750回:期待作から一転,疑惑の作品となった「The Day Before」

「Steamで最も期待されているゲーム」にもなった,MMO型サバイバルアクションの新作「The Day Before」。2021年1月に発表されてから,幾度かの発売延期がアナウンスされているが,ゲーム情報のあまりの少なさから「ゲームが存在していないのでは」という疑念が生まれるほどになっているようだ。今回は同作のこれまでと現状について,まとめてみた。
Access Accepted第749回:ビッグパブリッシャによるビッグプロジェクトの行方

今年も1月から,大手パブリッシャのアナウンスが相次いだ。世界同時不況や国際紛争などへの懸念から不穏に感じる今日この頃だが,ゲーム産業もいろいろと先手を打ち始めているのかも知れない。今回は,そうした大手パブリッシャによる,ビッグプロジェクトの行方についてまとめておこう。
Access Accepted第748回:超高額。22万円のゲームがSteamで売り出されたワケ

1月23日,22万円というおそらく単体のゲームとしては史上最も高額な定価と思われるゲーム「The Hidden and Unknown」がSteamにてリリースされた。一般的なゲーマーには簡単には買えない金額の,さほど面白くもなさそうなゲームだが,ProX Teamを名乗るデベロッパにはどんな意図があるのだろうか。
Access Accepted第747回:2023年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(後編)

先週に続き,2023年にリリースが予定されている海外生まれの新作ゲーム20作を紹介していこう。超話題作揃いの前半に続き,後半も「Marvel's Spider-Man 2」や「ARK 2」,「コーヒートーク」新作などかなりの力作揃いで,今年はもう,ゲーム三昧の覚悟を決めたほうが良さそうだ。
Access Accepted第746回:2023年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ!(前編)

2023年初めの本連載では,年始恒例となる“今年注目すべき欧米生まれのタイトル”をピックアップし,前編・後編にわけて紹介していきたい。今年は期待の新作が次々と投入され,息をつく間もなさそうなゲームライフが待っていそうな予感だ。まずは2023年前半にリリース予定の作品を中心に20作を紹介しよう。
Access Accepted第745回:海外ゲーム通ならプレイしておくべき2022年のタイトル10選

2022年もいよいよ終わりを迎えようとしている今週は年末恒例の,筆者が独断と偏見で選んだ「海外ゲーム通ならプレイしておくべき2022年のタイトル10選」をお届けする。今年は前評判がそれほどでもない中でスマッシュヒットを飛ばしたインディーズ作品が多かった気がする。遊び残しが心配な皆さんはぜひチェックを。
Access Accepted第744回:兄弟が情熱を注ぎ込んだ都市開発シム「Dwarf Fortress」20年の歩み

20年もの間,開発され続けてきたファンタジー系都市建設/マネージメントシミュレーター「Dwarf Fortress」が,2022年12月6日ついに正式リリースを迎えた。今回は“マインクラフトの元ネタ”と言われるほど影響力があり,カルト的な人気を誇る本作を紹介してみたい。
Access Accepted第743回:MicrosoftによるActivision Blizzardの買収が難航。16の国や地域で審査され,アメリカでは独占禁止法違反による提訴も視野に

Microsoftに買収されることになったActivision Blizzard。その話題から1年近くが経過したが,あまりにも大きな買収であるため,各国での独禁法審査も厳しく,進みは悪いようだ。年始に話題を集めたMicrosoftとActivision Blizzardの買収についての現状をまとめておこう。
Access Accepted第742回:“ビジュアル・アイデンティティ”が光るインディーズゲーム特集【2022年末版】

独特な“ビジュアル・アイデンティティ”を持つインディーズゲームも増えている。今回の連載では,ひと目見ればどういう作品なのか想像できる,独創的なアートワークを柱にした“ビジュアル・アイデンティティ”あふれる新作を紹介しておこう。
Access Accepted第741回:科学的な測定法によって“最恐のホラーゲーム”を決定。第1位に輝いたのはアルゼンチン発のインディーズゲーム

とあるイギリスのブロードバンド調査会社が,科学的な検証によって“最も怖いゲーム”のランキング「Science of Scare Project 2022」を公開した。ホラーゲームのファンなら誰もが知っている作品が並ぶ中,第1位に輝いたのは,今年リリースされたアルゼンチンのインディーズゲームだった。
Access Accepted第740回:アメリカ以外の国でSteamのゲーム販売価格が上がっている理由

Valveが同社が推奨する適正価格に簡単に変更できるという「Bulk Pricing Tool」をリリースしたことで,Steamでほぼ全ての地域でゲームが値上がりした。中には約500%アップした国もあるが,これによってValveやゲーム開発者たちを悩ませてきた“リージョン・ホッピング”は是正されるのだろうか?
Access Accepted第739回:今だからこそ,戦争ゲームについて考える

イギリスにある帝国戦争博物館で,戦争をテーマにしたゲーム作品が展示されている。今回は,そうした帝国戦争博物館の展示と,現在進行中のロシア・ウクライナ戦争をテーマにしたゲーム「Ukraine War Stories」を紹介しつつ,戦後うゲームについて考えていこう。
Access Accepted第738回:業界の大ベテランたちが次々にブロックチェーンゲームに参入

バブルが崩壊したと言われながらも,ブロックチェーンゲームの話題でゲーム市場は盛況だ。今回は,ウィル・ライト氏,ピーター・モリニュー氏,リチャード・ギャリオット氏,そしてグレアム・ディバイン氏ら大ベテランが関わる新作ブロックチェーンゲームを紹介してみたい。
Access Accepted第737回:ゲーム業界が悩まされ続けるハッキングと情報リーク問題

「グランド・セフト・オート」シリーズがハッキング被害にあったが,この規模の人気作品ともなるとハッカーだけでなく,内部情報を入手して漏洩させる“リーカー”,DDoS攻撃でサーバー障害を発生させる“アタッカー”の存在も常になる。今回は現状の顛末を紹介しつつ,そうした昨今の問題について考察しておこう。
Access Accepted第736回:リークによって,そのベールを“脱がされた”「グランド・セフト・オート」新作

2022年9月18日,人気ゲームシリーズ「グランド・セフト・オート」のファンフォーラムにおいて,ハッカーが入手したという「新作GTA」のゲームプレイ映像がリークされた。リーク映像は大半が視聴できなくなっているが,ファンの間では次回作の話題で持ちきりだ。
Access Accepted第735回:「コール オブ デューティ」を巡ってMSとSIEの思惑が交錯

「コール オブ デューティ」のパブリッシャであるActivision BlizzardをMicrosoftが買収したことにより,SIEもその将来を気にしているようだが,この両者の思惑が交錯し,泥沼化しそうな雰囲気だ。今回は,そんな「コール オブ デューティ」 に絡む二大プラットフォームホルダーの小競り合いをまとめておこう。
Access Accepted第734回:EA Sportsが誇る「HyperMotion 2 Technology」の全容

アクターの動きを,そのままデータとして取り込んでアニメーションに利用する“モーション・キャプチャ”。この技術を使ったEA Sportsブランドの歴史も長いが,サッカーシム最新作「FIFA 23」で利用される「HyperMotion 2 Technology」について,今回は開発者へのインタビューも交えてお伝えしておこう。
Access Accepted第733回:イギリスでPlayStationへの提訴。ソニーは販売手数料によって不当な価格吊り上げを行っているのか

イギリスにおいて,およそ8000億円にも及ぶ賠償を求めたソニーに対する集団訴訟が提起された。独占的な立場を利用して,不当に価格が吊り上げられたという主張であり,ゲーム業界内外で注目を集めている。今回は,そうした懸案について紹介しつつ,ゲーム業界の現状を踏まえて考察してみよう。
Access Accepted第732回:Googleの2022年度版報告書から見えるゲーム開発に求められるもの

Googleのゲームイニシアチブである「Google for Games」が,最新レポートとなる「2022 PC & Console Insights Report」を公開した。ゲーマーの動向から開発者たちが何を目標に新しいプロジェクトを企画していくべきなのか。多様性のあるゲームとゲームコミュニティ,開発者のクリエイティビティを両立させることが重要になっているようだ。
Access Accepted第731回:Valve訪問記 〜 オープンな姿勢を貫く企業内部とその社風を紹介

「Steam Deck」の国内リリース決定を受け,Valve本社に招待されて取材を行った4Gamerだが,今回はその際に撮影を許可された社内の様子とともに,今年で設立から25周年を迎え,独特な社風や信念を持つValveについて今一度詳しく紹介していこう。
Access Accepted第730回:Steamで猫フィーバーを巻き起こした「Stray」。発売直前からバズるまでの過程を紹介

サイバーパンクな世界に迷い込んだ猫を操作するアドベンチャーゲーム「Stray」が,Steamで“猫フィーバー”を巻き起こしている。これまで8年ほど活動してきたパブリッシャの記録を塗り替えるほど,評価も売り上げも順調な本作。発売直前からSNSでバズっていくまでの過程を紹介しよう。
Access Accepted第729回:“強奪的課金システム”で批判にさらされる「ディアブロ イモータル」に絡む背景

モバイル向けのFree-to-Playゲームとして開発され,2022年6月1日のローンチから6週間が経過しようとしている「ディアブロ イモータル」だが,その課金システムが,過去にないほど“略奪的”だと批判を浴びている。これまでゲームを盛り上げてきた欧米のインフルエンサーたちが離れている現状をまとめて紹介しておこう。
Access Accepted第728回:静かに,そして急速に展開するメタバース市場

IT業界におけるニューフロンティアと目されているメタバース。Metaのようにビジネスの主軸をメタバースに完全に切り替えてしまう企業だけでなく,メタバースを使って生き残りを図る地方自治体までが登場している。そうした,メタバースのある未来に向けて動き出している現状をまとめておこう。
Access Accepted第727回:SGF 2022ポストモーテム 〜 来年からは”初夏のゲームイベント“の激戦がさらに過熱?

今年も,6月上旬にひしめく「ゲーム新発表」の時期が過ぎたが,年末から登場する数々の作品を,今さらながらチェックしているゲーマーも少なくはないだろう。この2年ほどの間にデジタルイベントが主流になったことで,どこかお祭り感に欠けた雰囲気だけは残念だが,来年の今頃は再び以前のような現地開催の興奮が味わえそうだ。
Access Accepted第726回:バイオハザード,The Last of Us からFalloutまで 〜 今,ゲームのドラマ化が止まらない

ここのところ,映画化が進められるゲームの情報をよく耳にするようになった気がするが,Netflixなどでドラマ化されるケースも増えているようだ。さまざまな角度からファンを楽しませてくれる姿勢はうれしいものだが,今回はそうした映像エンターテイメントとゲームとの関係を,過去に遡ってチェックしてみよう。
Access Accepted第725回:Electronic Artsが自社の買収/合併を積極的に持ち掛け? その背景にあるもの

昨今,ゲーム企業の買収劇が相次いでいるが,ここにきてElectronic ArtsのM&Aに関する話題が世間をにぎわせている。メジャーパブリッシャを果たして傘下に収めるような企業はあるのか? そしてElectronic Arts側のモチベーションは何なのだろうか? 今回は,このあたりを探ってみよう。
Access Accepted第724回:Activision Blizzardの“多様性”を示すゲームキャラクター評価ツールが炎上

Activision Blizzardが,ダイバーシティ分野における同社の目標達成への試みとして,「Diversity Space Tool」という開発ツールを採用することを自社公式ブログで紹介したこのツールは,特定のキャラクターがどれだけ多様化されているのかを可視化するというものだが,これがゲームコミュニティの中で大炎上してしまった。
Access Accepted第723回:それでもデューク 〜 突然のアーリービルト流出で,「Duke Nukem」のIPを取り巻く実情が明らかに

かつては一世を風靡したFPSジャンルの代名詞的な存在が“デューク・ニューケム”だ。最近になって,2011年にリリースされた「Duke Nukem Forever」のアーリービルド版が突然リークされ,当初の開発会社であった3D Realmsの設立メンバーの発言から,ギネスブックに記載されるほどの開発延期に見舞われ続けた本作の実情が浮かび上がってきた。
Access Accepted第722回:ゲーム内広告に向き合うプラットフォームホルダーたち

Free-to-Play,サブスクリプションサービス,ライブゲーム,クラウドゲーム――。ここしばらくの間にゲーム業界のビジネスモデルやその構造は大きく変化しているが,マイクロソフトやSIEが「ゲーム内広告」の研究開発を行っているという情報が伝えられ始めており,今世代中にはゲームビジネスは新たな局面を迎えることになるのかもしれない。
Access Accepted第721回:南カリフォルニア大学の恒例ゲームイベント「USC Game Expo」は今年も開催。大学におけるゲーム開発の取り組み

南カリフォルニア大学が,今年で6回目となるゲームイベント「USC Game Expo 2022」を日本時間の5月13日に開催することをアナウンスした。映画芸術学部のインタラクティブ・メディア&ゲーム部門が設立されてからはや20年。今回は,そんなアメリカ教育機関のゲーム開発における取り組みを紹介していこう。
Access Accepted第720回:キャンセルとなったE3 2022。大きく変わる大規模ゲームイベント

過去,四半世紀にわたってゲーマーをエキサイトさせてきたゲームイベント「E3」が,今年は現地での開催のみならず,オンライン開催も含め中止となってしまった。パンデミック以前からパブリッシャ離れが進んでいたE3だが,今後の新作発表の行われ方に対するさらなる変化の兆しでもあるだろう。
Access Accepted第719回:GDC 2022で見えてきた,“現実”と直面するゲームデベロッパ

3年ぶりにカリフォルニア州サンフランシスコで開催されたGDC 2022。600種を超えるセッションが次から次へと開催され,ゲーム開発者たちの熱量も十分に感じられるものだった。そうしたセッションの中でも気になったのは「週休3日制」や「DE&I」といった企業改革が推進されてきている,という話だ。
Access Accepted第718回:「GDC 2022」が開幕。IGFの大賞にノミネートされた6作品を紹介

北米時間の3月21〜25日までの5日間にわたり,ゲーム開発者会議であるGame Developers Conference 2022が,今年はオンラインだけでなくオフラインでも併催される。この開催期間中に行われるインディーズゲームの祭典「Independent Games Festival」の大賞にノミネートされている個性的なタイトルを紹介しておこう。
Access Accepted第717回:Activision Blizzardの買収合意に絡みインサイダー取引疑惑が浮上

2021年にカリフォルニア州政府から,セクシュアルハラスメント疑惑に絡んで訴訟を起こされたActivision Blizzardは,半年後の2022年1月にMicrosoftとの巨額買収合意をアナウンスした。しかし,自殺した元従業員の親族から告訴されていることに加え,今回インサイダー取引の疑惑までが報道されるなど,まだまだ混乱は続きそうだ。
Access Accepted第716回:ウクライナ侵攻でゲーム業界はどう動いたか?

2月24日に開始したロシアのウクライナへの軍事侵攻も,本稿が掲載される時点ですでに2週間目となる。ウクライナにもゲームデベロッパは少なからず存在するし,ゆかりのある業界関係者も少なくないが,この大きな危機に瀕して寄付をしたり呼び掛けたり,自身を含む近辺を報告したりとさまざまな形で手が差し伸べられている。
Access Accepted第715回:クラウドファンディング「Kickstarter」の現状

日本でもしっかりと定着した感のある“クラウドファンディング”という事業モデルだが,その最大手でもあるKickstarterでは,毎年400本前後のゲームプロジェクトのキャンペーンが行われ,独立系スタジオや開発者の企画実現や雇用を生み出すことに貢献している。その最新動向についてまとめておきたい。
Access Accepted第714回:ゲーム市場で存在感をなくしつつある「Google Stadia」の現在

2019年11月に鳴り物入りでサービスを開始したGoogleのクラウドゲームサービス「Stadia」に黄信号が灯っている。うねりを挙げて変化を続けるゲーム業界だが,Googleのクラウドゲームビジネスへの参入失敗ともいえる最近の動きについてまとめておこう。
Access Accepted第713回:「ライブゲーム」を機軸に,SIEによるBungieの買収を考える

大型買収が続き,業界再編の動きを見せるゲーム業界。今回は,米国時間2022年1月31日に発表されたソニー・インタラクティブエンタテインメントによるBungieの買収について解説する。Bungieは独立したデベロッパとしてマルチプラットフォームでのリリースを継続するとしており,買収したメリットが分かりづらい。キーワードとなっている「ライブゲーム」にその答えがあるようだ。
Access Accepted第712回:「メタバース」を機軸に,MicrosoftとActivision Blizzardの買収合意を考える

MicrosoftがActivision Blizzardを約687億ドル(7兆8742億円)で買収したことが大きな話題となったが,買収に当たって重要な役割りに挙げられたのが“メタバース”だった。メタバースはまだ実現しておらず,多くのゲーマーはピンと来ないかもしれないが,そこへの先行投資は急ピッチで進められているようだ。
Access Accepted第711回:2022年注目の欧米産ゲームタイトルは,これだ! (後編)

年の初めからTake-Two InteractiveやMicrosoftによる買収劇が繰り広げられ,業界再編とも言える大きな動きがみられる欧米のゲーム市場だが,ゲーマーにとっての関心事は,“今年どんな作品で遊べるのか”の方だろう。今回は前回に引き続き2022年注目の欧米産ゲームタイトルを紹介していこう。