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インタビュー

舞台「天下統一恋の乱 Love Ballad 〜序章〜」キャストインタビュー。個性派演劇集団「劇団番町ボーイズ☆」が人狼劇とコラボした2.5次元舞台に挑戦

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 ボルテージの“恋愛ドラマアプリ”シリーズを代表するタイトルとも言える「天下統一恋の乱 Love Ballad」を原作とした舞台「天下統一恋の乱 Love Ballad 〜序章〜」が,2016年10月13日から16日までの期間,全5公演の日程で,都内の全労済ホール/スペース・ゼロにて上演される。

 今回の舞台は,ソニーミュージックの個性派演劇集団「劇団番町ボーイズ☆」の第4回公演として上演されるもので,人気パーティーゲーム「人狼」のルールに沿って,舞台上の出演者がアドリブで物語を紡いでいくライブ・エンターテインメント「人狼 ザ・ライブプレイングシアター」とコラボした人狼劇となるという。

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 配役が決定し,舞台ビジュアルが公開されたばかりの本作だが,4Gamerでは織田信長役の二葉 要さん,霧隠才蔵役の二葉 勇さん,真田幸村役の糸川耀士郎さん,武田信玄役の松本大志さん,伊達政宗役の高本 学さんの5人に話を聞く機会を得た。稽古が始まる前の段階で,本人達も舞台の詳細すべてを聞けていない状態ではあったが,舞台の概要や,役への意気込みなどをインタビューしたのでその模様をお届けしよう。5人の非常に仲がいい様子なども伝われば幸いだ。

(上段左から)松本大志さん,高本 学さん,(中段左から)二葉 勇さん,糸川耀士郎さん,(手前中央)二葉 要さん
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【劇団番町ボーイズ☆ とは】
2014年11月に結成した、ソニーミュージック新人開発部門・SDグループが主宰する個性派演劇集団。通称「番ボ」。様々なオーディションから選抜されたメンバーは芝居を通し、新なた可能性に挑戦中。メンバーは現在22名。個々でも活動範囲を広げている。

舞台「天下統一恋の乱 Love Ballad 〜序章〜」公式サイト


4Gamer:
 本日はよろしくお願いします。まずは,今回の配役が決まった感想を順番にお聞かせください。オーディションだったと聞きましたが。

織田信長役 二葉 要さん
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二葉 要さん(以下,要さん):
 僕は,元々「天下統一恋の乱 Love Ballad」をやったときに,織田信長が1番カッコイイなと思っていて,オーディションでも「信長になれたらなぁ」と思っていたので,決まった瞬間は素直に嬉しかったですね。

4Gamer:
 オーディションの前にゲームをやられたんですね。それぞれキャラクターのイメージを持ってオーディションに挑んだんですか。

要さん:
 僕は信長に近い髪型で臨みました(笑)。まずは見た目が大事なので。内面の部分は,信長みたいに冷酷非道ってほどではないんですけど,ただ,女性に対してちょっとSっぽいところはあるので,そこは伝えられたらなと思ってました。

松本大志さん(以下,松本さん):
 僕も,ゲームをやったんですけどオーディションまでに武田信玄のストーリーまでいってなくて,正直どういう人物なのか全然わからないまま……。知ってたのが織田信長,伊達政宗,明智光秀くらいで,自分がどのキャラクターにハマるのかも正直イメージが全然わかなくて……。

4Gamer:
 まっさらな状態だったんですね。

武田信玄役 松本大志さん
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松本さん:
 そうですね。2.5次元作品に自分の顔とか雰囲気が当てはまる気がまったくしなかったんですけど,実際武田信玄って聞いて,髪とかも真っ赤で,身長も結構高めのキャラでしたね。

4Gamer:
 舞台ビジュアルを見ましたけど,この中では松本さんが1番,ご本人とは全然違う見た目に変わっているなという印象を受けました。

松本さん:
 大変身しましたね。僕は普段髪を降ろしてるんですけど,髪型で結構印象が変わるタイプで,髪を上げたら意外とキリッとしてたりもするんです。それでオーディションの時に「髪上げて」とか指示されて,なんだろうなと思ってたんですけど。配役が決まってから,僕がハマるのは武田信玄なんだなって思えました。

高本 学さん(以下,高本さん):
 僕は,はじめ自分の性格に1番合ってるなって思ったのが真田幸村だったんで……

伊達政宗役 高本 学さん
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二葉 勇さん(以下,勇さん):
 ウソでしょ,それはウソでしょ!(笑)

糸川耀士郎さん(以下,糸川さん):
 なにが真田幸村だと思ったの?(笑)

高本さん:
 真田幸村の女性慣れしていないところとか……。

勇さん:
 いや,そこだけでしょ!? 真田幸村ってそこじゃないんだよ。幸村って勝ち気で,常に「武」っていう部分で1番になりたい気持ちが強い男やん。お前全然違うやん!(笑)

一同:
 (笑)

4Gamer:
 て,言われちゃいましたが(笑)

高本さん:
 いや,確かにそう言われればそうなんですけど,女性慣れしていないっていう部分にシンパシーを感じてたんです(笑)
 それで,いざ伊達政宗の配役をもらった時は,政宗って「カッコイイ男」っていうイメージがあったので,僕に務まるのかなって思って……。なので,頑張ってもっと自分を磨いていこうと思います。伊達男になれるように!

勇さん:
 僕は自分がやりたいと思っていた役が,真田幸村と霧隠才蔵だったんですよ。才蔵は,クールな感じというか,冷めたようにも見える部分があるんです。そういう部分って自分も結構あるので,オーディションの現場で実際に人狼ゲームをやったときも,クールな,何考えてんのか分かんないキャラクターを自分で演じながらやりました。狙い通りというか,ちゃんと自分が思い描いたとおりにできたのかなと思います。第1希望だったのですごく嬉しかったです。

真田幸村役 糸川耀士郎さん
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糸川さん:
 僕はゲームをプレイしてみていいなと思ったのは,自分と1番かけ離れている織田信長でしたね。やっぱりすごいオレ様というか。自分とかけ離れた役をやりたくて。ただ、真田幸村に決まって,もっと深く調べてみたら,(ゲームでボイスを担当している)声優さんの声のトーンとかも1番近いかなと思えましたし,やっぱり幸村って今年ブームになってるので,ちょっと責任重大な役をいただいたかなと。今となっては真田幸村として頑張って生きていこうって決心しました。

4Gamer:
 そういえば,番町ボーイズ☆の舞台としては,時代物って確か初めてですよね。

要さん:
 そうです。やっぱり難しいなとは思いますね。とくにセリフ吐きであったりとか,昔の人達の立ち振る舞いとか,姿勢一つにしろ,やっぱり生では見たことないじゃないですか。だからドラマとかで再現されたりしてるので勉強していくんですけど,現代社会ではない部分がいっぱいあるので,そこに挑戦するのは難しさを感じますね。

4Gamer:
 やっぱり全然違いますよね。みなさん時代物に対して意識してることはありますか?

霧隠才蔵役 二葉 勇さん
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勇さん:
 原作がゲームアプリということで,セリフとか所作っていうのは時代物だけど,すべてがホントに時代物なのかと言ったら,違うと思うんですよね。少しミックスされてて。それにプラスして,ゲーム中のビジュアルってほぼ静止画なので,仕草であったりとかって,たぶんアプリをやられているお客様が思い描いたイメージがあると思うんです。
 例えば,作品名を出してしまいますけども,「ハリー・ポッター」の小説を読んでて,それが映画化された時は,僕が思い描いていたキャラクターと全然違っていたんですよ。でも,それを納得させるだけの説得力あるお芝居をされていたからこそ,あの映画は大ヒットしたと思うんです。自分もそういう部分を見習って,自分の中でイメージを膨らませて,ほかの人とはイメージが違うかもしれないですけど,それを納得させられるような芝居であったり,キャラクター作りっていうのを心がけたいですね。「こう言うだろうな」っていう口癖とか,言い方とかも(ゲームに)寄せるんですけど,自分なりのオリジナリティも出せていけたらと,今はいろいろセリフ吐きとかを家で練習してますね。

糸川さん:
 時代物っていうと,ついて回るのは絶対,剣殺陣だと思うんですよ。僕は今ほかの舞台の稽古にもついてるんですけど,それがちょうど幕末を背景にした作品で,その現場の剣殺陣とか,いいものをこの舞台の参考にしたいなと思って。初めてなんですよ,番町ボーイズ☆で剣殺陣をするのは。たぶん剣を触るのも初めてのメンバーもいるし。そういうところでうまく還元できたらいいなって。ちゃんとエンターテイメントとして魅せられるものになればいいなって思っています。

勇さん:
 お願いします!

松本さん:
 師匠!

糸川さん:
 いやいやいや(笑)

松本さん:
 僕も勇と言ってることは被るんですけど,僕らがやるからには,キャラクター+自分達の個性を取り入れていかないと,やってる意味もないと思うので,アプリが好きで観に来てくださるお客様にも,僕らのことを見てほしいっていうのはありますね。

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4Gamer:
 ちょっと順番が逆になってしまったかもしれませんが,今回の舞台は人狼劇とのコラボということですけど,具体的にはどういった感じの作品になるんですか?

要さん:
 今回は舞台が始まる10分前くらいに,ゲームマスターと呼ばれる方が進行をして,僕達は舞台裏で人狼ゲームの役職を決めるんです。そこからはホントにアドリブです。5公演あるんですけども,もちろん毎回引くカードは違うので,人狼の役も変わってきますし,引いたカードによってストーリーも変わってきます。

勇さん:
 あと今回の舞台は,「天下統一恋の乱 Love Ballad」のオリジナルのストーリーとか,殺陣とか,人狼ゲームに至るまでのストーリーっていうのが入るので,人狼ゲームだけってわけじゃないんですよ。演出家の佐藤徹也さんも,そこを強く言ってて。やっぱり時代物なんで殺陣とか,それぞれがキャラクター性もあるんで,そのキャラクターの動き方とかも全部つけて,カッコ良く魅せたいっていうのは強く言われてますね。まだ稽古はスタートしてないんですけど,エンターテイメント性としては,お客様が何回見に来ても飽きないような舞台になると思うんで,自分達もすごく楽しみにしています。

4Gamer:
 観客が参加できる部分もあるんですよね。

松本さん:
 そうなんです。人狼ゲームを進めていく中で,誰がどの役職なんだろうっていうのを途中でお客様が当てにいくっていう。

4Gamer:
 お客さんも当てにいくんですか。

松本さん:
 そうです。一緒に推理して,自分がこの人は何役だって思う人に票を入れて,もし当たっていれば,ちょっと素敵な景品というかプレゼントがあったりして。

要さん:
 それと「幽霊タイム」って呼ばれるものが,人狼ゲームの昼の会議がおわった後の,夜の時間の時にあるんです。その時は,昼に追放された人と,フランシスコ・ザビエール役の高品雄基さん,弥彦役の矢代卓也くんが出てきて,3人でトークとかをするですけど,そこで「この人は何役でしたー」という発表をしたりして,客席とコミュニケーションを取りながら,一緒に進めていくって感じですかね。

4Gamer:
 そこのトークって,みなさん役柄のまま?

松本さん:
 いや,そこは素の自分で。

勇さん:
 だから一気に変わるんですよ,ガラッと。さっきまで暗〜い感じだったのに,「どーもー!!」って(笑)

一同:
 (笑)

要さん:
 それで,設定としてはお客様がヒロインてことになります。お客様を守るというようなストーリーになっていくと思うので,それも体感しながら見ていただけば。

糸川さん:
 すごく楽しい舞台になると思います。

4Gamer:
 そうですね,てんこ盛りって感じがします。

松本さん:
 そうなんです。あとダンスもあるんですよ。

4Gamer:
 え,ダンスまで?

要さん:
 はい。たぶんダンスと殺陣が混ざっているようなものになるんじゃないかとは思うんですけど。

4Gamer:
 聞いてるとやることいっぱいですね。それでアドリブですもんね。どうですか,アドリブは。

勇さん:
 自分は結構得意です。それに,番町ボーイズ☆でも舞台の稽古がありまして,そこでアドリブ芝居は学んだりしてるし,みんなオーディションで選ばれたメンバーなので,一応,みんなそれなりにできるのかなとは思ってます。けどキャラを徹底してやるっていうのは難しいですね。

松本さん:
 台本がちゃんとあると,キャラ通りにできたりするんですけど,自分でってなると絶対どっかで素の言葉がやっぱり(でちゃいそうで)……。

勇さん:
 それがさっき俺が言ってたことで,絶対ゲームの中に出てくるセリフ以外のことを言わないといけない場面があるから,そこは自分なりにこう言うんだろうなって想像しながらやっていこうと思いますね。

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4Gamer:
 高本さん,この(5人の)なかだと1番不安そうな顔されてますけど……。

高本さん:
 いやいやいや(笑)

勇さん:
 いや,僕達も学には不安です(笑)

一同:
 (笑)

糸川さん:
 1番新しいメンバーだしね。

要さん:
 しかもこう見えてメチャクチャ熱くなるんですよ。人狼ゲームのときだけ。

松本さん:
 ちょっと半ギレ状態だったりするんですよ(笑)
 で,そういう時は(高本さんは)たいてい人狼なんですよ。めっちゃ必死な時は。

一同:
 (笑)

高本さん:
 そうなんですよね,めっちゃ熱を帯びてくるんです。伊達政宗って逆にクールなキャラだから,僕が人狼ゲームをやる時の異常な熱さと,政宗のクールさを,うまいことMIXして役としてできるのがベストだなと考えてるんですけど……。

4Gamer:
 結構プレイされてるみたいですけど,この舞台が決まる前から人狼ゲームで遊んでたりしてましたか。

松本さん:
 携帯とかでちょいちょいやってみたことはあったんですけど,実際みんなでやってみると全然違いましたね。

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要さん:
 前回舞台の打ち上げでやったよね。みんなで。

松本さん:
 そう! あの時はもうホントにしょーもない人狼が繰り広げられました。レベルが違うんですよね(笑)

要さん:
 そうなんですよ。実際にこの舞台の話が動き出す前は,正直「まあ,できるだろ」みたいな感じで思ってたんです。でもいざやってみると,“魅せる人狼ゲーム”ってものの存在を僕達は認識してなかったので,そこに苦労しましたね。ただゲームをしても,お客さんは楽しまないし,ドラマは生まれないので。そういう“魅せる人狼ゲーム”っていうものを身に付けるまで,もっと稽古を重ねないと,今のままではダメなんだろうなって思いますね。

糸川さん:
 たぶんお客様も僕らと一緒で,アプリとかでやったことがある人が多いと思うんですよ。なので僕らが躓いたように,お客様もたぶん,最初は「これどうなってんの?」っていう感じになっちゃうと思う。
 それを,わかりやすくする役が必要なんですよね。まとめ役というか,状況を整理しようとするような役が。その辺もアドリブなので,誰がやるかは決まってないですけど,役同士の関係性とかが,そこで出てくるわけじゃないですか。例えば,僕(幸村)は信玄様よりも上の立場じゃないので,そこは大志がやっていかなきゃいけなかったりして。そのあたりはちょっと……正直怖い部分ではあります(笑)

4Gamer:
 臣下側から不安な声が上がりましたが,要さん,松本さん,高本さんは,各軍勢の長ですから,責任重大かもしれないですね。

要さん高本さん:
 そうですよね……。

松本さん:
 ……ああそっか,軍勢の長だ!

4Gamer:
 「そっか」って(笑)

勇さん:
 大志は1番人狼ゲームが苦手だからね(笑)

松本さん:
 そうなんですよ,俺,超苦手なんですよ。頭が回んないんですよね……。

糸川さん:
 回転早いからね,あれは。

4Gamer:
 逆に得意だという人はいます?

要さん:
 僕はどちらかと言えば得意です。

勇さん:
 僕も得意ですね。なんでかって言うと,僕しょーもない嘘つくのが好きなんですよ(笑)

高本さん:
 勇さんはめっちゃうまいんですよ,細かい仕草もいれて。人狼じゃないのに人狼っぽくみせたりする時もあって,仲間なのにわかんなくなったり(笑)

勇さん:
 仲間なのに「俺人狼だよ」みたいな雰囲気をずっと出したりします。

高本さん:
 オーディションの日も,いつもと違ってなんか急にオーラみたいなの出してたし(笑)

勇さん:
 オーディションのときも人狼ではなかったのに,ずっと人狼みたいに振る舞ってました。でもそういうのが楽しいんで,結構人狼は得意です。

4Gamer:
 勇さんは引っ掻き回していくタイプなんですね。要さんはどうですか?

要さん:
 僕はそうですね,どっちかというとまとめるのが得意というか,うまいのかなって勝手に思ってるんですけど。今回の舞台も,織田信長という役を主役のように扱っていただいてますので,基本的には,ゲームメイクじゃないですけど,回していきたいなというのは願望としてはありますね。真ん中で。

勇さん:
 こっちとしても,やっぱり信長様にまわしてほしいというのはあるよね。

要さん:
 だからそこを,今後ちょっと鍛えていこうかなと思いますね。

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4Gamer:
 ちょっと話はそれますが,普段からゲームはされますか? みんなで一緒に遊んだりとか。

勇さん:
 最近出た某テニスゲームアプリはやりますね。通信機能でみんな一緒に遊べるので。ちょうどこのメンツですね……あ,じろう(糸川さん)だけ違うか(笑)

糸川さん:
 !? あの,ここ(ほかの4人)がそれで遊んでるあいだに,僕は「天下統一恋の乱 Love Ballad」をやってます!!

要さん勇さん松本さん高本さん:
 嘘つけぇ!(笑)

勇さん:
 でも,そんな感じでみんなでやれるゲームは,みんなの中で流行ったりしますね。

糸川さん:
 僕はメチャメチャRPGが大好きで,最近も新作ソフトを買って家でやったりしてますよ。

高本さん:
 僕もゲーム大好きです。今は家にゲーム機がないんですけど,ずーっとゲームはやってて。僕はRPGよりはアクションゲームやサッカーゲームをずっとやり込んでました。そのへんだったら(ほかの4人には)負ける気はしないです。

勇さん:
 早く俺の家にゲームを送って,みんなでやろうって。

4Gamer:
 やっぱりオフとかは集まって遊んだりするんですか?

勇さん:
 そうですね,僕ら(勇さんと要さん)が2人で一緒に住んでるんですけど……

松本さん:
 僕ら(松本さんと高本さん)はあんまり行かないですねぇ,2人の家には。

要さん:
 嘘つけ!

勇さん:
 皆勤賞だよ!!

一同:
 (笑)

要さん:
 あと学に関しては,よく泊まりに行くからって,学のお母さんが,僕達に仕送りくださったんですよ。「いつもお世話になってます」って(笑)

勇さん:
 お母さんとは面識ないのに。

高本さん:
 もう行き過ぎてて,たぶん迷惑過ぎるから1回仕送りはしとかないとって思ったんでしょうね(笑)

4Gamer:
 ホント仲良しですねえ,みなさん。

勇さん:
 はい。このメンツはとくに仲良いんです。

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4Gamer:
 冒頭でもチラっとお話しが出ましたけど,今回の舞台に向けて,みなさんもちろん「天下統一恋の乱 Love Ballad」をプレイされたと思いますが,やってみてどうでしたか。女性向け恋愛ゲームは。

勇さん:
 僕ら男なんで,やっぱり女の子とは感じることが違うと思いますけど,でもカッコイイとは思いますね。ゲームのキャラクターが,「こんなこと絶対できねえだろうな俺」って思うことを結構やってくれるんで。「こんなんできたらなぁ」みたいな。

糸川さん:
 しかも,あれ着せ替えがあるじゃん。あれはすごくいけない気分になるよね……。「何してんだ,俺!」っていう(笑)

勇さん:
 そこばっかやってるもんね,確かに(笑)

糸川さん:
 違う違う違う!

高本さん:
 ゲームの主旨変わっちゃってる(笑)

松本さん:
 着せ替えゲームとして扱ってるじゃん(笑)

糸川さん:
 違うんだって!(笑)

一同:
 (笑)

勇さん:
 だって,僕らの家にじろうも泊まってて,もう夜中の2時,3時くらいでみんなで寝てるときに,横で液晶の光がチカチカするんですよ。パって見たら(糸川さんが)着せ替えのところで「フフ♥」って。

糸川さん:
 言ってない!

4Gamer:
 じゃあ糸川さんは着せ替え機能がお気に入りってことでよろしいでしょうか。

要さん勇さん松本さん高本さん:
 はい!(にっこり)

(うなだれる糸川さん)

※編注:糸川さんの名誉(?)のために……。
「天下統一恋の乱 Love Ballad」では,プレイヤーアバターの着せ替えが,ストーリーを進めるために必要不可欠な要素になっています。


4Gamer:
 信じてもらえない感じから,人狼ゲームの一端を垣間見れた気がします(笑)

勇さん:
 でも,「天下統一恋の乱 Love Ballad」をやってて,たまに声のシーンがくると,ちょっと「キュン」というか。なんて言うんですかね,「キュン」というとちょっと気持ち悪いかもしれないですけど「あ,声聞けるとこきた!」っていう嬉しさはわかりますね。

松本さん:
 あとやっぱり思うのは,たぶん3次元の男性には到底出せない,2次元ならではの魅力というか,そういう理想の男性像がそのままアプリの中でカタチになってるので,そこに女性は惹かれてるんじゃないか,それを求めてるんじゃないかなとは思いますね。

4Gamer:
 稽古前とうかがったので,聞こうか迷っていたんですけど,今回の舞台で恋愛的な部分はどうなるのかなって。「天下統一恋の乱 Love Ballad」は恋愛ドラマアプリですから,やっぱりみんな気になると思うんですよ。

勇さん:
 おそらく出てくるとは思うんですよ。演出家の佐藤さんと話した時も「命を掛けてでも1人の女性を守る」っていうのをテーマにしたいと言ってたので。
 でも,番町ボーイズ☆がやってきたのは,女性を基本的には出さない舞台なんで,僕達そういうのをやったことなくて。実際舞台上には(女性は)出ないですけど,ちょっと嬉しいですよね。そういう芝居もやったことがないので楽しみですね。

4Gamer:
 なるほど,そういった面でも今回の舞台は新たな挑戦になるんですね。ではそろそろお時間ということで,最後に舞台への意気込みや,ファンの方へのメッセージを,お1人ずつお願いします。

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糸川さん:
 はい。番町ボーイズ☆で初めてこういった2.5次元の舞台をするし,人狼ゲームも,アドリブ芝居も初めてで。僕自身もこの大好きなメンバーと本公演でそういう舞台ができるのは本当に嬉しいです。気心の知れたやりやすい役者仲間達なので,みんなアイディアを出し合って,いろいろぶつかり合って,本当にいいものを創れると思います。初めてのことだらけで,たぶん不安に感じている方もいるとは思うんですけど,でもぜひ安心して,期待して観にきていただけたら嬉しいです。
 あと,学もそうですけど,新メンバーが入って初めてかな? 学は本公演とかもはじめてなんですけど,たぶん最大限にカッコよさが伝わる舞台になると思いますので,ぜひご期待ください。

勇さん:
 今回の舞台,いろんな内容がてんこ盛りなので,自分達としても楽しみにしている部分がありますし,お客様にも舞台を観る,演技を観るだけでなく,幽霊タイムのトークであったり,ダンスや殺陣であったり,そして人狼ゲームに参加できたりと楽しみ方がいっぱいある舞台になっています。
 あとですね,最近ビジュアルが解禁されまして,公式サイトやTwitterで見られますけど,みんな髪色が派手で,それをカツラだと思ってる方がいっぱいいるんですね。でも今回,全員地毛で挑戦しているんです! ここも1つ挑戦したところだと思うんですよ,番町ボーイズ☆で。なので,そこを「カツラかよ」みたいな感じで思ってほしくないんです。大志なんかも,エクステつけて,すごく痛い思いをして髪の毛を上げてますし。ホントに地毛で挑戦しているので,観にきていただいた方には,そういうリアリティみたいな部分も感じてもらえればと思います。ぜひ一緒に楽しんでほしいです!

高本さん:
 僕は,この4月に番町ボーイズ☆に加入して,初めての公演なので,不安もありますが,すごくワクワクもしていて,今は稽古が始まるのがすごく楽しみです。それに,みんなで舞台に立ちたいっていうのが僕の1つの目標だったので,それを叶えられてすごく嬉しいです。
 人狼ゲームを知らないっていうアプリ(「天下統一恋の乱 Love Ballad」)ファンの方もいるかもしれないですけど,ゲームマスターがわかりやすく説明してくれて,みんながルールを理解してから舞台が始まるので,人狼ゲームがわかんないって不安に思ってる方でも安心して来ていただければと思います。絶対楽しい舞台になると思いますし,僕も伊達政宗をもっと研究して,もっともっと真剣に取り組んで,「良かった」って言っていただけるよう,全力で頑張りたいと思います。

松本さん:
 そうですね,さっき耀士郎も言ましたけど,僕も番町ボーイズ☆のメンバーがホントに好きで,今まで1年半くらいずっと一緒のメンバーで本公演をやってきて,全部おもしろかったし,公演をとおして,僕らもちょっとずつ成長してきてるので,今回もホントに楽しみなんです。普通の舞台と違って,殺陣やダンスであったり,お芝居であったり,人狼ゲームであったり,もちろんキャラクターもですが,お客様を楽しませるコンテンツがたくさんあって,その分やっぱり僕らも大変だし,やらないといけないことも増えますけど,僕らだったら絶対,どの2.5次元の舞台よりもいいものを創れると思うので,番町ボーイズ☆らしさを出しつつ,最高の舞台に仕上げたいです。

要さん:
 今回,番町ボーイズ☆の本公演が約1年ぶりで,番町ボーイズ☆を好きなお客様も,待ち望んでいた舞台だと思うので,まずはその期待には絶対に応えたいなと思いますね。そして,今回「天下統一恋の乱 Love Ballad」とのコラボなので,やっぱりアプリのファンの方にもご来場いただけると思うんですけれど,その方達の期待を裏切らないように,僕達はもっとキャラクターを研究しますし,2.5次元としてリアルな世界に出た時に,「こんなにカッコイイんだ」とか,そんなふうに思ってもらえるように,もっともっと頑張っていきたいと思います。
 さらに,今回は「挑戦」というのがキーワードなのかなと僕的には思っているんです。番町ボーイズ☆にしても,アドリブ劇であったり,人狼ゲームであったり,剣を使った殺陣であったり……2.5次元というのもそうですね。すべてが新しい挑戦なので,その挑戦してる姿をぜひ一緒に見守ってほしいと思います。

4Gamer:
 舞台を楽しみにしています。みなさん,ありがとうございました。

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舞台「天下統一恋の乱 Love Ballad 〜序章〜」公式サイト

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  • 発売日:2014/12/17
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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