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Free-to-Playへ移行した「EverQuest II」,登録プレイヤー数が300%,有料アイテムのセールスが200%上昇
「World of Warcraft」と同時期にローンチされ,2012年で8年めを迎えたEverQeust II。同作に盛り込まれたグラフィックスなどのテクノロジーは旧世代のものだが,2011年末に拡張パック第8弾「EverQeust II: Age of Discovery」がリリースされるなど,まだまだ現役のゲームである。日本語サービスもあるため,国内プレイヤーにも馴染み深いアメリカ産MMORPGの一つとして,現役でプレイしている人も少なくないはずだ。
SOEは,登録プレイヤー数が2000万人を超えるという「Free Realms」(PC / PS3 / Mac)を皮切りに,自社のサービスを次々とFree-to-Play型のサービスへ移行している。2011年末に移行を済ませた「DC Universe Online」(PC / PS3)も,再ローンチ後の1か月で100万人もの登録プレイヤーを増やし,現在ではPCとPlayStation 3合わせて410万人の登録プレイヤーを擁するヒット作となっている。
こういった数々の成功例を踏まえたうえで,EverQeust IIのビジネスモデル移行も行われたのだろう。
しかし,本作のファンコミュニティでは,シルバーやゴールドといったプレミアムアカウントに比べて,無料版にかなりのプレイ制限がかけられていることに不満を抱くプレイヤーも少なくないようで,登録者のうち実際にどれだけの人数がプレイしているのかは疑問の残るところである。また,200%のアイテムセールス向上も,年末に重なった「Double Station Cash」や「Triple Station Cash」といった有料ポイントのセールスイベントに負うところが多いのも確かであり,今回の発表には誇張も含まれているという意見もあるようだ。
なお,スメッドレー氏のツイートでは,ヨーロッパ地域で大きな勢力を持つドイツの放送局Prosiebenとの包括的なパートナーシップ協定が締結されたことも発表されている。SOEは「PlanetSide 2」などの新作も抱えているだけに,しばらく目が離せないパブリッシャとなりそうだ。
「EverQuest II」公式サイト
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