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FFXI,RMTやツール対策専門の「スペシャルタスクチーム」へのプチメールインタビュー
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印刷2006/11/11 00:45

インタビュー

FFXI,RMTやツール対策専門の「スペシャルタスクチーム」へのプチメールインタビュー

 先頃公式サイトで告知された,ファイナルファンタジーXIの健全な運営を目的に組織された,RMT/ツール対策の専門チーム「スペシャルタスクチーム」。公式声明ではちょっと見えづらかった部分を,4Gamerからの質問として投げたのだが,その回答が返ってきたのでここに紹介しよう。

 言うまでもないがチーム自体の存在が希有なものであり,まだ動きに不透明な部分こそあるが,あの規模のオンラインゲーム運営会社が自ら前向きに活動を行い,それを公式に発表したところに,まず大きな意義がある。

 「RMT」「チート」「ツール」「法制度」「業者」「組織」「モラル」など,いくつもの違うレイヤーが相互に深く絡み合って,決して一筋縄には解決ができないこれらの諸問題。リーガルなややこしい動きなどを含めて考えれば,会社の規模が大きいほど,この手の問題に対応することが難しいのは,火を見るより明らかだ。実際,たいがいの会社は「一切認めておりません」と宣言こそするが,滅多なことでは抜本的な手を打てないのが実情なのだ。

 そんなさなか,スクウェア・エニックスのこの発表は,非常に意義が大きい。具体的にどんな活動を行っていくのか,最終的に目指す場所はどこなのか,まだまだそのあたりは明らかにされていないが,少なくとも「スクウェア・エニックスは,RMTや不正ツールを一切認めない」という意志表明であり,対策の一つの大きな節目であることには違いない。より下世話に分かりやすい表現を使うならば,「業者に対しての挑戦状」をメーカー側から叩き付けたと言ってもよいだろう。
 運営元が禁止している行為を行い,あろうことか第三者がそれに絡んだ収益をあげているという点で,この業界で一般的に使われる用語としての「RMT」は悪であるといっても過言ではないだろう。レンタルビデオがそうであったように,いずれは時代も変わることになるのかもしれないが,少なくとも現状においては疑いの余地はない。
 このまま活動が続いて定期的な報告がなされ,それらをきっかけにしてオンラインゲームを取り巻く環境がより健全な方向に向かっていくことを期待したい。(Kazuhisa)

http://www.playonline.com/pcd/topics/ff11/detail/1012/detail.html



#####以下Q&Aを引用します

■Question1
スペシャルタスクチーム全体の人数はどのくらいですか? また,GMチームとは完全に別な組織なのでしょうか?


Answer:
正確な人数は公開しておりません。取り扱う情報が異なるため、GMチームとは別のものとして設置していますが、業務上、GMチームとは密に連携していくものになります。

■Question2
RMTやツールの問題は,メーカー自らが公表せずとも顕在化していた問題だと思うのですが,なぜいまこのタイミングで大規模な行動を開始したのでしょうか?


Answer:
今回のタイミングでの告知は、新たな調査方法が整ったことや、専任チームを立てたこともあり、決意表明的な要素も強いため特に目立った形になっていますが、これまでにも告知を行ってきている通り、大規模な対策・対処活動は行ってきています。

今後はスペシャルタスクチームを中心に、より早いスパンで幅広い対応を行っていくことを目標としています。

■Question3
スペシャルタスクチームとGMチームの対応では,何が根本的に違うのでしょうか(例えば,Banの決定権を独自に持っている,など)。


Answer:
双方とも、快適なプレイ環境を提供するという点で本質的には変わりません。GMチームは懲戒だけではなく、進行が困難な状況に陥ったプレイヤーの救済を広く行うチームであるのに対して、スペシャルタスクチームは、規約に反するゲーム世界に悪影響を及ぼすものを排除するための専任チームであるという点で異なります。

Ban(強制退会)については、弊社オンラインサービスポリシーにより、GMチーム、スペシャルタスクチーム共に、単独の判断では行っていません。強制退会判断のブラックボックス化を防ぐため、強制退会に関しては実際に対応を行う者(GMチームやスペシャルタスクチーム)とは独立させた、専任のアカウントアドミンチームをサービス開始時から設置しており、ペナルティ内容の妥当性を判断の上、強制退会の判断を行う体制をとっています。

■Question4
告知によると「規模の大きなRMTサイト」や「悪質なRMT使用者」への調査を行うとのことですが,裏を返せば「規模が小さいRMTサイト」「悪質でないRMT使用者」に関しては調査のメスを入れないようにも読み取れます。これは告知文面上の問題であって,現在でも多方面に(かつ小規模でも)調査のメスが入っていると想定してよいのでしょうか。それとも,全体への影響をファーストプライオリティとして,現状では実際にこのような行動範囲になっているのでしょうか。

Answer:
はい。規模の大小や、悪質であるか否かに関わらず、規約違反行為であることには変わりないため、調査・対処の対象になります。規模が大きいと想定されるものについては、ヴァナ・ディール経済などに与える影響度も大きいことから、ご指摘の通り優先度を高くして調査を進めています。調査の過程で「小規模なので対処しない」という判断は行いません。

■Question5
RMT業者へギルを売りつけるユーザーに関しても,「RMT使用者」という認識だと思ってよいですか? またこちらの確認は困難な作業かと思いますが,これに関しても調査が行われているのでしょうか?


Answer:
行われています。詳細にはご説明できませんが、調査においてはゲームログを中心にいくつもの情報をつき合わせ、RMTに関与する一連のギルの流れの解明を行い、関与していたアカウントへの対処を行っています。

ギルの販売者、すなわちRMT目的でギルを調達していると判断されるものに関しては、更に別な方法での対処方法を検討しており、現在細部を調整している段階です。これについても近いうちにGMチームと連携のうえで、対応を開始できる見込みです。

いずれの場合においても、違反行為を行っていない通常のプレイヤーの皆様を、調査の過程で巻き込んでしまうことの無いようにすることが重要課題であるため、慎重に進めていきたいと考えています。

■Question6
ユーザーからの情報提供に関して,何か通報手段のようなものはFixしていますか。


Answer:
現時点ではまだ確定しておりません。お知らせいただいた内容を無駄にしてしまうことの無いように、手段及び情報提供を呼びかける内容を精査しています。


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