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BlizzCon 2013で「Diablo III: Reaper of Souls」の概要が明らかに。天界と魔界の戦いに,死界のクリーチャーが参戦
「Reaper of Souls」公式サイト
「Reaper of Souls」では,「Diablo III」で魔界の王ディアブロが葬られ,ようやくサンクチュアリに希望の光が灯ったものの,ブラック・ソウルストーンのパワーで「死界」の能力を得た堕天使Malthaelが,次々とゾンビのようなクリーチャーを生み出し,人間達に襲い掛かるというストーリーが展開される。Malthaelは侵略の手始めとして,サンクチュアリ南西部の大都市ウェストマーチを占領し,ここで再びヒーローが立ち上がることになる。
このあたりの世界観については分かりづらいところもあるので,自分で書いた記事ながら,週刊連載「奥谷海人のAccess Accepted」の第345回「ついに発売されたDiablo III。シリーズの物語を覗いてみよう」を参照してもらえると幸いだ。
Tyrealより格上のMalthaelは,大天使の協議会の議長を務めるほどの存在だったものの,「The Sin War」の頃に天界のやり方に満足できず失踪し,ちょうど「Diablo III」の第4章の直後に再び姿を現した。魔界という障害が取り除かれた今,天界と魔界の間に生まれ出た「唯一の悪」である人間をほろぼす機会がやってきた。だが,天界の協力が得られなかったため,Malthaelは「死界」の道を選んだわけだ。
もっとも,ブラック・ソウルストーンには「魔界」のパワーも含まれており,それが解き放たれたときに何が起こるのかは,もはや誰にも分からない。
「Reaper of Souls」で描かれるウェストマーチは,都市部のほかにも「ブラッドマーシュ」と呼ばれる湿地帯など,さまざまな周辺地域が存在するようだ。BlizzCon 2013では,キャンペーン後半に「パンデモニアム」(Pandemonium)と呼ばれる,新しい世界へ旅することも発表されている。
パンデモニアムは,サンクチュアリができる前の時代から天界と魔界の間でたびたび戦争が繰り返されていた場所だ。今となっては朽ちかけた駐屯地や,数々のトラップ,さらに時空のゆがみからか,戦闘の途中で停止したままの一団などが残されている。
高度な文明のかけらは見られるものの,人間的なものは存在しない,ひどく荒れ果てた場所だ。異形のモンスター「リーパー」が徘徊しており,そんな土地のどこかにMalthaelの居城があるという。
※2013年11月12日11:20,初出時にアドベンチャーモード向けに別のキャラクターを作成する必要があると記載していましたが,後の取材でその必要がないことが分かりましたので記事を修正しました。
アドベンチャーには,「Bounties」と「Naphalem Rifts」という2つのタイプのモードがあり,基本的に,Bountiesはボスキャラクターを倒して賞金を得るもの,Naphalem Riftsはポータルがオープンするまで,とにかくモンスターを倒しまくるという内容になっている。
「Diablo III」で描かれている場所だけでなく,サンクチュアリの大陸全土を舞台にしたミッションが用意されており,1つの地域には少なくとも10〜20ほどのミッションがあるようだ。
なお,セッションで詳しく解説されることはなかったが,「Reaper of Souls」ではレベルキャップがレベル70にまで引き上げられ,Crusader以外のプレイヤブルキャラクターにも新しいスペルやアビリティが追加される。また,所有する武器にエンチャントをかけるアーティザン「Mythic」が帰ってくることも発表されている。
さらに,2014年3月18日に「オークションハウス」が閉鎖されることをカバーするため,ルートシステムにも大きな変化が加えられる予定になっており,アイテムドロップも数を減らして質を高める方向であるという。
BlizzConに参加しているファンの反応は良好なようで,開催中のBlizzConでさらなる続報が発表されることにも期待したい。
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