映画顔負けの演出で第二次世界大戦の戦場を再現したFPS大作「CALL OF DUTY」のマルチプレイヤーパッチ Version 1.2が登場した。「2003年内に出る可能性もある」とされながらも，不具合を理由に（本家Activisionが）リリース延期を重ねてきた本パッチ。長い間"おあずけ"を食らってヤキモキしていた多くのファンも，とりあえずはひと安心といったところだろう。
　なお本パッチは，予告通り「CALL OF DUTY 日本語版」にも適用可能（パッチファイルには，日本語Readmeが付属しているという充実ぶりだ）。どの言語バージョンのプレイヤーも，違いを気にせず無条件でダウンロードして遊んでみてほしい。

　このパッチの内容は，その名が示す通りマルチプレイヤー全般に関する修正がメインとなっていて，プレイヤーキャラクターの生死に関わるクリティカルなものから，グラフィックスの表示部分などの細かいものまで，実に多岐に渡って不具合が解消されている。そのほか，マップやMODの自動ダウンロード機能が追加されたりサーバー情報が大幅に増えたりと，プレイアビリティの向上にも力の入った内容だ。

　また"ゲームバランス"の面でプレイヤーがとくに注目していた点にもキチンとなんらかの対応がなされている。具体的には，

　　・スナイパーライフルの威力の調整
　　・ジャンプ後の移動速度が一時的に遅くなるよう修正（Bunny-Hopping対策だ）
　　・キャラクターモデルの当たり判定の向上

などで，これらは完全にプレイヤーの意見を汲み取って反映されたものである（ちなみ上記の要素は，すべて"武器/プレイヤー関連のバグ"と位置付けられている）。

　この1.2パッチは，確実にプレイスタイルそのものが変わる大きなパッチ。大絶賛のシングルプレイとは裏腹に，人気の足を引っ張っていた（？）マルチプレイが再度評価されるタイミングがきたわけだ。
　購入はしたものの，どうしてもマルチプレイに馴染めず本作から遠ざかっていた人などは，これを機にぜひ復帰してもらいたいものだ。（Gueed）

■「CALL OF DUTY」マルチプレイヤーパッチ Version 1.2は「こちら」

→「CALL OF DUTY 日本語版」の当サイト内の特設ページは，「こちら」