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マトリックスファンなら絶対に買うべし! 「Enter The Matrix」とは? | - 05/23 19:47 |
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映画「マトリックス」(以下,マトリックス)と,6月7日に日本公開される続編映画「マトリックス リローデッド」(以下,リローデッド),そして11月に公開が予定されている「マトリックス レボリューションズ」。このマトリックス三部作のストーリーを理解する上で欠かせないものが,「Enter The Matrix」(以下,Matrix)だ。 本日,東京の田町にあるインフォグラムジャパンにお邪魔して,実際のゲームを見ながらお話を伺うことができたのでお伝えしよう。 ただし,リローデッドが日本で未だ公開されていない事から,ゲームのストーリーに関連したことを語ることは許されていない。あらかじめご了承いただきたい。 「Enter The Matrix」の主人公は男性のゴーストと女性のナイオビだ。この2人はリローデッドでも脇役で登場するが,ゲームでは主人公となって大活躍してくれる。プレイヤーは最初に選択したキャラクターをずっと使い続けることとなり,途中で主人公の変更や,ミッションによって主人公が入れ替わるといったことはない。 なお,主人公の選択によって,ゲームの進行は変化する。たとえば,カーチェイスシーンではゴーストを選択していると,ナイオビの運転する車(AIが操作)の助手席から,追跡してくるパトカーを銃撃することとなり,ナイオビを選択していれば,ゴースト(AIが操作)を乗せて車を運転し,一般車を避けながら追跡をかわさねばならない。ほかにも,ロビーを駆け抜けるナイオビを援護するため,スナイパーライフルで,ナイオビを狙う敵を倒すシーンでは,ゴーストを選択していれば敵の狙撃,ナイオビを選択していれば,ロビーで敵をかわし,倒しながら駆け抜けるといった感じで,ゲームのエンディングこそ同じではあるものの,そこへ行くまでの道のりが変わっているので,一回クリアしても,ぜひもう一度別のキャラクターでクリアしてみることをお勧めする。 もちろん,キャラクター固有のイベントやミッションも用意されているので,なおさら2人の主人公でクリアすることが,ストーリー理解の上でも重要といえる。 アクションについては,今日見たところでは,銃撃戦,カーチェイス,カンフーによる格闘がフィーチャーされていた。やはり最も特徴的なものが時間の流れがゆっくりになるバレットタイムだ。発動すると,ゲーム内の時間がゆっくりとスローモーションのようになり,飛んでくる銃弾を避けたり,カンフー技を決めたりといったことが自由にできる。 このバレットタイムは,プレイヤーの好きなタイミングで発動させることができるが,時間制限があり,画面右下のオレンジ色のバーがなくなると発動できなくなる。このバーは,バレットタイムを使わないでいると,かなりの勢いで溜まってくるので,頻発させても大丈夫そうだ(ちなみに左下の緑色のバーは体力で,ゼロになるとゲームオーバー)。 カンフーによるアクションは,すべて実在の人間からキャプチャーした動きとなっているためか,なかなかにリアルだ。ボタンを連打することで華麗なコンボ技も決めてくれる。パンチやキックだけでなく,"つかみ"や"投げ" "防御"の動作もできるほか,相手の背後から近寄って"つかみ動作"をするとスリーパーホールドとなり,ほかの敵に気付かれる事なく倒すことも可能だ。 銃撃戦では,基本的に敵から奪った銃や弾薬を装備し,適宜切り替えて撃ちまくることとなる。筆者が見た限りではハンドガンとマシンガンの二種類があり,ハンドガンに関しては両手に装備した2丁拳銃スタイルがカッコいい。バレットタイム中に銃を撃つと銃弾の軌跡が白く残るところは,映画リローデッドのCMで見られるものとそっくりだ。個人的には,バレットタイム中に,2丁拳銃で飛び込みながら撃ちまくるのが"それっぽくて"いい。 カーチェイスでは,ゴーストによる銃の撃ちまくりが爽快。このシーンでは弾薬の制限がないため,文字通り撃ちまくれるようになっている。車は,数発の銃弾で実にあっけなく爆発炎上してくれるうえ,派手に吹っ飛んだり横転したりするので,とにかく見かけた車をすべて破壊していくのが楽しい。 特筆すべき点として,実写ムービーがミッションとミッションの間にふんだんに取り入れられていることも上げられる。このムービーに出演する俳優達は,みな映画と同じキャスティングで,ゲームでしか見られない映像が,約1時間ほど収録されているということだ。間に長いムービーが入ることでゲームの流れが止まってしまうかな,とも感じたが,見ていて楽しいので良しとしよう。 ゲーム中の主人公キャラクターの音声は実際の俳優の声となっている。ちなみに音声は英語で語られ,日本語字幕が画面下部に表示されるという形式だった。 さて実際にゲームを見てきた感想として,本作はかなりコンシューマゲームライクな作品となっているというのを感じた。グラフィックスも特別すごいわけでもなく,パズル要素が満載というわけでもないようだ。格闘シーンでは単純にボタン連打で何とかなってしまうといった感じで,ゲームなどやったこともないような人が,映画を見た勢いで購入してしまっても,必ずエンディングまでたどり着けるだろう。つまり,正直なところコアなゲーマーにはお勧めし難いというのが本音だ。 では,このゲームはどういう人にお勧めなのかというと,ずばり"映画のマトリックスファン"だ。というのも,このゲームはマトリックスとリローデッドの間をつなぐ作品となっているからで,このゲームをプレイしていないと,映画マトリックスとリローデッドの繋がりが理解できない可能性が高い。 さらにいえば,マトリックスの世界観とストーリーを元に,世界の一流クリエイター達が製作したアニメーション映画「アニマトリックス」が,マトリックスと「Enter The Matrix」をつなぐ作品となっているので,これも見ておくことをお勧めする。 そしてゲームは,映画「マトリックス レボリューションズ」へと繋がっていくのだ。(Asakura) |
- 関連タイトル:
ENTER THE MATRIX -COLLECTOR'S EDITON- 日本語マニュアル付英語版
- 関連タイトル:
ENTER THE MATRIX 日本語版
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Enter The Matrix video game (C) 2003 Warner Bros. and Atari, Inc. All rights reserved. All other trademarks are the property of their respective owners. Manufactured and Marketed by Atari, Inc. New York, NY.Published in Japan by Infogrames Japan K.K. TM & (C) Warner Bros. (C) Warner Bros.--U.S., Canada,Bahamas & Bermuda (s03) (C) Village Roadshow Films (BVI) Limited -- All Other Territories.
Enter The Matrix video game (C) 2003 Warner Bros. and Atari, Inc. All rights reserved. All other trademarks are the property of their respective owners. Manufactured and Marketed by Atari, Inc. New York, NY.Published in Japan by Infogrames Japan K.K. TM & (C) Warner Bros. (C) Warner Bros.--U.S., Canada,Bahamas & Bermuda(s03) (C) Village Roadshow Films (BVI) Limited -- All Other Territories.