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貿易シミュレーション「パトリシアン III」の日本語版Screenshotsを入手
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印刷2003/12/12 16:52

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 貿易シミュレーション「パトリシアン III」の日本語版Screenshotsを入手 - 2003/12/12 16:52


 メディアクエストより発売が予定されている「パトリシアン III」は,貿易シミュレーションゲームの中でも最高峰の完成度を誇る「パトリシアン」シリーズ最新作。forGamerではその日本語版Screenshotsを入手したので,作品の紹介を絡めながら早速お届けしていこう。

 本作は,14世紀前後の中世北欧を舞台としているリアルタイム貿易シミュレーションゲームだ。プレイヤーが扮するのは,貿易による利権の獲得を目指す一人の商人。物資の輸送や取り引きを行いながら,貿易の拠点となる都市の建設,貿易ルートの確保や物流/相場を意識(時には左右)して,巨大な富の蓄積を図ることになる。
 "大航海時代"へと通じる前のいわば黎明期的時代を舞台とした本作は,未知なる世界への探検/開拓といった大航海時代のような"冒険"的な要素は若干控えめ。各地域,都市間における交易シミュレーションとしての色合いが強いのが大きな特徴だ。
 基本的なゲームの進め方は,都市の市場で交易品を買い,それを遠隔地の都市で売る。そして得た収益でさらに大量の交易品を買って,また別の都市/地域に売りに行くというスタイル。海上には海賊も出現するなど危険も多く,船に大砲などを据え付けたり,武装した船員を雇ったりなど,プレイヤーは交易商としてさまざまな点に注意を払わなければならない。
 同じ交易シミュレーションであるコーエーの「大航海時代」などと大きく異なる点は,交易のマネージメントが"船"だけではなく,各都市に設置した自分の倉庫の管理,相場による仕入れ/売りの指示が必要になってくるなど,交易に関するシステムが非常に多岐に渡るところ。また都市にお金を投資して鍛冶屋や農園を建設したりして,産業を興させることでその都市の特産品の生産力を高めていくこともでき,自ら貿易路を"構築していく楽しさ"があるなど,「貿易」というモノを多角的な視点で遊んでいける点が,本作の最大の魅力だといえる。

 ちなみに北米では,2003年11月2日にすでに発売されているのだが,その評価の高さは,評判の良かった前作をさらに上回るほど。作品の完成度の高さが,まさに証明された形だといえよう。
 日本語版の発売時期は,今のところ2004年内と詳細は不明だが,今回公開されたScreenshotsを見る限り,日本語化の作業は着々と進んでいる様子。本作に注目している人は,期待しながら待つようにしたい。(TAITAI)

(C)Typhoon Games (HK) Limited. All rights reserved.
Patrician III is a trademark of Ascaron Software Inc.


  • 関連タイトル:

    パトリシアン III 日本語版

  • この記事のURL:
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