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[E3 2004#113]男性の理想的生活シム「Playboy:The Mansion」
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印刷2004/05/16 16:36

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 [E3 2004#113]男性の理想的生活シム「Playboy:The Mansion」 - 2004/05/16 16:36


 雑誌「PLAYBOY」の創刊者にして大金持ち,しかもギャルにモテモテの,男と生まれたからにはぜひあやかりたいと思わずにはいられない男,ヒュー・ヘフナー。そんなヒュー・ヘフナーになれてしまう,夢のようなゲームがE3で発表された。その名も「Playboy:The Mansion」
 黒地に白いバニーのマークが大きく描かれたブースでは,デモ用のPCの間をバニーガールの格好をした美女が歩き回るという,E3としてはいささか異色の空間が形成されていた。むろん,物見高い観客がぐるりとバニーらを取り囲んだのはいうまでもない(含筆者)。また,ブースの壁に据え付けられたモニターには,小さな水着を着てポーズを取る,こちらはポリゴンの美女が映し出され,多くの人の足を止めていた(含筆者)。

 ゲームのごく基本的な目的は,ヒュー・ヘフナーになって,ヒュー・ヘフナー的なライフスタイルを謳歌することだ。ヒュー・ヘフナー的なライフスタイルとは,雑誌を出版したり,女の子達の写真を撮影したり,セレブリティ(有名人)を集めたパーティを開催することである。
 そんなの簡単ではないだろうか,と思う人もいるだろうが,やはりそこはゲームなので,いろいろな難関が待っている。パーティ一つ取っても,やってくるゲストが全員満足するように食事や女の子達をコントロールしなければならないし,だいたいセレブなんてのはわがままなもの。しかも,ゲームには数百人のセレブが用意されているので,一人一人異なる彼らの希望をすべて叶えていくのは至難の業だ。とはいえ有名人のいないパーティなんて話にならない。
 あるいは,雑誌の部数を伸ばすのだって,もちろん簡単ではない。読者の好みはうつろいやすいもの。昨日までレストラン紹介の記事を好んでいたかと思えば,今日から健康に関する記事じゃないと満足しなかったりして,かなり大変。毎号,ぐっとくるピンナップガールを用意するのだって,一筋縄ではいかないだろう。

 ゲームには二つのモードが用意されている。一つは,自分で目標を独自に設定し,決められた年月のうちにそれを達成するという"エンパイアモード"。目標としては,「自分の人気をある数値まで高める」「雑誌の売り上げを何部まで伸ばす」,あるいは「パーティに何人のゲストを招待する」といったものがある。
 "キャンペーンモード"は,いくつものミッションをクリアして,自分のPLAYBOY帝国をさらに強大に,さらに数多くのPLAYBOYマンションを国中に作り上げる,というもの。いずれのモードも「外からは派手で華やかに見える世界なのでつい憧れちゃうが,やってみると意外に大変」という教訓を得ることができ,道徳的にも大変価値のあるゲームではないかと,筆者は個人的に思う。それにしても小さな水着だなあ。

 開発はCyberlore Studios社,販売はARUSH Entertainment社が担当しており,発売は2004年の冬頃が予定されている。全国数千万男性憧れのライフスタイルを叶えてくれるこのPlayboy:The Mansion。かなりいろんな意味で,期待せずにはいられないタイトルだ。(松本隆一)

Copyright 2004 Cyberlore Studios, Inc.
Cyberlore is a registered trademark of Cyberlore Studios, Inc. All Rights Reserved.



  • 関連タイトル:

    Playboy: The Mansion

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