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[TGS 2007#68]TGS会場付近でゲームポットが「ファンタジーアース ゼロ」のイベントを開催
FEZとしては初めて開催されるこのイベントは,9月25日(火)のメンテナンスで実装される新要素「闘技場」を,いち早く体験できるというほか,プレイヤー同士の対戦イベントや,アップデート情報の公開,運営/開発スタッフによるトークショーなど盛りだくさんの内容。
さらに来場者には,このイベントに足を運んだ人しか手に入れられないアイテムのシリアルカードやポスターなどが配られるとあって(シリアルカードは配布予定枚数を来場者数が大幅に上回ったため,全員には行き渡らなかったようだ),ゲームポット関係者までもが驚くほどの大入り満員。TGS 2007へ足を運ぶついでの人も多かったと思われるが,それを差し引いてもFEZ人気の高さは見事なものといえるだろう。
9月25日実装の新要素と,10月以降のアップデート計画
●カジノ
9月25日の時点では,「ルーレット」のみでプレイ可能。今後は,FEZの世界観を壊さない範囲で,新たなミニゲームを追加していくとのこと。ただし,いわゆる“カジノゲーム”に限定してしまうと,1人だけでゲームとして完結してしまうものが多くなりかねないので,ほかのプレイヤーと一緒に遊べるようなものをチョイスしていきたいとのこと。
●闘技場
闘技場のコンセプト自体は,2006年11月に掲載したインタビューでも触れられているとおり,通常の戦争よりも小さなフィールドで,少人数による対戦が楽しめるというもの。
そもそも,スクウェア・エニックスが「ファンタジーアース ザ リング オブ ドミニオン」として運営していた時代から企画されていたものだが,ついに実装されることになる。
闘技場におけるゲームの進め方は,専用のカウンターでルームを作り,ルールを設定して参加者を待つというスタイル。それこそこの闘技場システムだけで一本のカジュアルゲームになりそうな作りとなっている。
9月25日の段階で設定できるルールは,「公式リーグルール」「トルクマイヤルール」「オベクラッシュルール」の3種類。なお,今後も数か月に1度程度のスパンで,新たなルールを追加する予定があるとのことだ。
闘技場では,戦うごとに専用のポイントが加算され,このポイントが溜まれば闘技場専用の装備品と交換することも可能。
闘技場の詳細なルールなどについては,本記事の下部にリリースの引用文をペーストしてあるのでそちらを確認してほしい。
●10月以降のアップデート予定
見た目は良いが装備品としては弱いようなアイテムを,強化したいという要望に応える形で実装予定。開発自体はすでに進んでおり,近々実装が可能な段階であるとのこと。なお,装備強化は必ずしも課金が必要になるというわけではなく,無課金でも利用できるようになるそうだ。
・容姿変更
どういった形で実装することになるのかは未定だが,髪色や髪型の変更を希望する声が多いとのことで,これに対応するという。
ちなみに,「女性キャラの胸の変更はできません」とのコメントに対して,場内のFEZプレイヤーからは「えーっ」という不満の声が上がっていた。
・アクセサリ
既存の装備品とは異なる“アクセサリ”も実装予定。装備品のエンチャントシステムとは異なるキャラクター強化システムで,属性値などの変更も行えるようにする方向で企画が進んでいるそうだ。これにより,さらに個性的なキャラクターメイキングが可能になるおのこと。
・市街戦
首都など,市街地での戦闘が可能になる。
土と緑しかない殺風景な現在の戦争用フィールドに対し,より変化に富んだフィールドで戦争が楽しめるようになる。
・召喚獣
新たな召喚獣を追加するだけでなく,既存の召喚獣の強化版なども検討中。テストサーバーでテストを重ね,ゲームバランスを崩さない形で実装すると明言されていた。
・MobAI
現在のような,動きのパターンが限られているMobにAIを実装し,フィールドでのMob狩りのゲーム性を高めるとのこと。AIを実装することで,ボス的なMobも登場することになりそうだ。
・大陸マップでのチャット
現在は不可能な大陸マップでのチャットも,近い将来に実装予定だという。
・新クラス
戦闘に特化したクラスは,両手剣を装備できるという。なお,両手剣を装備できるのは,この新クラスのみとなる。
罠を駆使するクラスは,フィールドなどに罠を設置したり,罠を投げたりできるとのことだが,“罠”自体が新システムであるため,現在は試行錯誤を重ねている段階とのこと。とりあえず,「してやったり感」を味わえるクラスになるようだ。
そして,支援型のクラスは,ほかのキャラクターの強化などが行えるもの。しかし,“FEZでは全クラスがアタッカー”というコンセプトをキープするための施策が考えられているとのこと。
これらのクラスは,2008年の春までの実装が予定されているが,ゲームバランスとしては戦争時に「あのクラスがいないとダメ」ではなく,「どのクラスでも楽しめる」というゲームバランスを目指しているそうである。
これら,具体的な要素とは別に,トークセッションでは「戦場マップをすべて新しくしたい(グラフィッカーがんばれ!)」「50vs50にとどまらず,100vs100の戦争を実現したい」「インフラやプレイヤーの環境的に可能になれば,フィールドを切らずに3000vs3000などもやってみたい」といった,ある種の夢物語的な発言も飛び出し,FEZの未来に期待を寄せているファンを喜ばせていた。
次回オフラインイベントは,闘技場を利用した大会か
特典配布系のオフラインイベントでは,一緒に並んでいる仲間内だけで話をしたり,あるいは一人で本を読んだり携帯をいじったりしながら一言も声を発さなかったり(筆者は確実にこのタイプ)……といった光景をよく見かけるような気がするのだが,目的が何であれオフラインならではのコミュニケーションを促進する仕掛けとして,アイテムのランダム配布が機能していたのは確かだろう。
また,来場者同士の即席チームによる対戦イベントの直前も,同様に初対面の人同士が照れくさそうに話しながら戦術/戦略を練っている姿が散見された。こういった形で,新たなコミュニケーションが生まれることで,オンライン上のFEZの風景にも何らかの影響が現れるかもしれない。
あくまで印象論だが,積極的に声を発していた人の中には,女性の来場者が多かったようだ。実際,FEZのプレイヤーのうち(登録上)3割は女性とのことなので,こういったアクション性の強いタイトルとしては比較的女性プレイヤーの多い作品になっているのかもしれない。
なお,正式決定ではないが,闘技場を使った大会をオンラインおよびオフラインで実施する予定もあるそうだ。そのときの盛り上がりぶりが,どれほどのものか,今から楽しみである。
ガレオンポール(杖) |
スカルノッカー(盾) |
スカルプランダー(片手剣) |
デリーター(両手斧) |
レジェンドシース(短剣) |
ロストアファーム(弓) |
#####闘技場の詳細仕様#####
●仕様について
・闘技場を利用するには専用のチケットが必要
・チケットはAube、又はRINGで販売される
・闘技場で戦うことで専用のポイントが取得できる
・一定数のポイントと引き換えに各種アイテムと交換可能
●取得ポイントについて
結果によって取得ポイントは以下のように変化 ※50ポイントは参加賞
勝利時 | 50+100〜 |
敗北時 | 50+0〜 |
※時間切れで勝者がない場合は双方敗者扱い
●闘技場チケットの価格について
Aube、又はRINGで購入可能。価格は以下の通り。
Aube | 1 |
RING | 5 |
●ルール概要表
名前 | 簡易説明 | 特殊処理 | ルールの数 | ルール共通項目 |
公式リーグルール | ☆敵を倒せ! 基本ルールはKillの取り合いだが トルクマイヤと細部で異なる。 | ・配置されているクリスタルのHPを全て0にする(もしくは配置しない) ・相手プレイヤーをキルした場合に3個得られるクリスタルを0個に ・召喚はされないようにする ・建築はスカフォードのみ可能 ・ミニマップのレーダーは全て見える状態にする。暗雲なし。 ・本陣へのダメージを無効化する。(防御力を200%カットにしてもよい) ・キープや城の砲撃で倒された場合もKillとみなす。 | ・7vs7:勝利Kill数10、闘技場専用マップ | クラス:制限なし アイテム:使用可能コスト100 エンチャント可能 時間:10分 |
オベクラッシュ | ☆敵のオベリスクを破壊しろ! 戦闘開始時に建っている相手軍のオベリスクを全て破壊すれば勝利。 | ・配置されているクリスタルのHPを全て0にする(もしくは配置しない) ・相手プレイヤーをキルした場合に3個得られるクリスタルを0個に ・ドラゴンを含む召喚がされないようにする ・ミニマップ:暗雲なし。 ・本陣へのダメージを無効化する。(防御力を200%カットにしてもよい) ・Kill時の本陣へのダメージをなしにする。 ・数パターンの初期建築物配置から1つのパターンが選出されるようになっている。 | ・5vs5:オベ3本、時間10分:バレリア古城 ・10vs10:オベ5本、時間20分 ・20vs20:オベ10本、時間30分 | クラス:制限なし アイテム:使用可能コスト130 エンチャント可能 |
トルクマイヤ | ☆敵を倒せ! 相手軍の兵士を倒すとゲージが減る。 規定数以上の敵をKillすれば勝利。 | ・配置されているクリスタルのHPを全て0にする(もしくは配置しない) ・相手プレイヤーをキルした場合に3個得られるクリスタルを0個に ・召喚はされないようにする ・建築不可にする。 ・ミニマップ:暗雲なし。 本陣へのダメージを無効化する。(防御力を200%カットにしてもよい) ・キープや城の砲撃で倒された場合もKillとみなす。 | ・5vs5:勝利Kill数5:時間10分:ミルザ修練場 ・10vs10:勝利Kill数10:時間20分:バレリア古城 ・20vs20:勝利Kill数20:時間30分 | クラス:制限なし アイテム:使用可能コスト130 エンチャント:可能 |
●闘技場で得られるポイントを使って入手できる景品(アイテム)
Item |
規武器 片手&盾 |
新規武器 両手 |
新規武器 短剣 |
新規武器 弓 |
新規武器 杖 |
天使の羽 |
追憶の壷 |
精錬の密書 |
報酬の密書 |
匠の砥石 |
ハイリジェネレート × 50 |
ハイパワーポット × 50 |
アトロシャス(片手斧) |
アンフィビアシールド(盾) |
カンビクト(両手斧) |
トミシゲ(短剣) |
パガトリアル(弓) |
ルナティックレイ(杖) |
●オフィシャルルール
・クラス・LV・ランク制限なし。
・アイテム使用可能
・召喚不可。
・建築はスカフォードのみ可能。
・クリスタル取得不可。
・エンチャント可能。
○挙動
・敵を1人倒すと、本陣ゲージが最大HPの1/10減少する。
・オフィシャルルールには「大会」と「通常」の2種がある
・それ以外は基本的に通常戦争と同様。(死亡後の復帰など)
○フィールド:マルタム闘技場
●トルクマイヤルール
○敵を規定数Killすることで勝利となる、歩兵戦ルール。
・5vs5、10vs10、20vs20のKill戦。人数によってフィールドが異なる。5vs5なら5人、10vs10なら10人の敵を倒すと勝利。
・クラス・LV・ランク制限なし。
・アイテム使用可能
・召喚不可。
・建築不可。
・クリスタル取得不可。
・エンチャント可能。
○挙動
・敵を1人倒すと、本陣ゲージが最大HPの 1/規定Kill数 減少する。
・それ以外は基本的に通常戦争と同様。(死亡後の復帰など)
フィールド:ミルザ修練場
5人を倒せば勝利
参加賞ポイント40
フィールド:バレリア古城
10人を倒せば勝利
参加賞ポイント50
フィールド:ホークウィンド高地
20人を倒せば勝利
参加賞ポイント60
●オベクラッシュルール
○戦闘開始時に建築される敵のオベリスクを全て破壊すれば勝利。
・5vs5、10vs10、20vs20のオベ破壊戦。人数によってフィールドと破壊すべきオベの本数が異なる。
・クラス・LV・ランク制限なし。
・アイテム使用可能
・召喚不可。
・建築不可。
・クリスタル取得不可。
・エンチャント可能。
・配置されるオベリスクによる領域ダメージなし。
○挙動
・オベを1つ壊すと、本陣ゲージが最大HPの 1/敵軍全オベ数 減少する。
・ルール(人数)によってフィールドが変わる。また、フィールドによって他の建築物(ブルワーク・スカフォード・アロータワーなど)が最初から配置されている場合がある。
・同じルール(人数・フィールド)であっても、初期に配置されるオベを含む建築物の配置が異なることがある(テーブルを3つほど用意してランダム)。
・それ以外は基本的に通常戦争と同様。(死亡後の復帰など)
○オベクラッシュ(1)5vs5
フィールド:バレリア古城:
3本のオベを破壊すれば勝利
パターンによってオベのみ・オベ+壁足場・オベ+AT がある
参加賞ポイント50
○オベクラッシュ(2)10vs10
フィールド:クラウス山脈(旧カペラ型)
6本のオベのうち、アタリのオベ3本破壊で勝利(3本ニセモノ)
パターンによってどこがニセモノかが変わる(3パターン)
参加賞ポイント60
○オベクラッシュ(3)20vs20
フィールド:ワーグノスの地
5本のオベのうち、アタリのオベ4本破壊で勝利(1本ニセモノ)
パターンによってどこがニセモノかが変わる(5パターン)
参加賞ポイント70
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