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「RED STONE」の日本最強チームが決定。アップデート情報やDS版が発表された「ゲームオンLIVE 2010」ステージイベント&開発/運営スタッフインタビュー
なお,ゲームオンLIVE 2010で行われた,「LuviniaSaga」と「ALLODS ONLINE」のステージイベントと,「Alliance of Valiant Arms」の護衛大会の様子は「こちら」,「Soul of the Ultimate Nation」のアップデート情報は「こちら」に掲載済みだ。
「RED STONE」公式サイト
日本最強チームは“ahai”に決定。「闘士」に続く新クラス“X”は美少年?
準決勝第1試合では,今回の予選で最多勝利を収めた“ahai”が,2008/2009年と連続優勝を飾った“happysweets”を20対14(残り時間2分21秒)で破り,決勝に進出。
続く準決勝第2試合を戦った“elshadda”と“yamaguchinouen”は,チーム名こそ違うが,両者とも2009年の決勝トーナメントに参加した経験がある。この試合では,終始リードしていた“elshadda”が,20対16(残り時間3分37秒)で決勝にコマを進めた。
“elshadda”と“ahai”による決勝戦は,残り時間3分40秒を切った時点で18対18という接戦になり,最終的に20対19(残り時間3分24秒)で“ahai”が競り勝った。
優勝:ahai
2位:elshadda
3位:happysweets
4位:yamaguchinouen
ahai |
elshadda |
またMMORPG版のアップデートに関して,開発元のL&K Logic Korea 開発チーム企画担当 ぺ・ヨニ氏から,直近に実装される要素と2011年の予定が紹介された。
さらに「転生システム」がリニューアルされ,転生が可能となるレベル600を超えた分の経験値を転生後に引き継げるという仕様になる。ちなみにレベル700で転生した場合,転生後はレベル544相当からスタートできるとのこと。
同時に「スウェブタワー」「プレミアムダンジョン」もリニューアルされる予定だ。
“2010年冬実装予定”として紹介されたのは,「GvGアリーナ」。各ワールドの最強ギルドを決めるという内容だが,ステージでは簡単な説明に留められた。下記のインタビューでは,もう少し詳しく触れているので,興味のある人は目を通してほしい。
プレイヤーの声を汲み上げ,RED STONEをよりよいゲームに。開発/運営スタッフインタビュー
ステージイベント終了後,RED STONEの開発/運営スタッフに対する合同インタビューが行われた。インタビューに応じてくれたのは,以下の3人だ。
・L&K Logic Korea 開発理事 イ・ヨンチャン氏
・L&K Logic Korea 開発チーム企画担当 ぺ・ヨニ氏
・ゲームオン RED STONE運営プロデューサー 吉田一馬氏
L&K Logic Korea 開発チーム企画担当 ぺ・ヨニ氏 |
L&K Logic Korea 開発理事 イ・ヨンチャン氏 |
──2010年秋実装予定の新クラス,闘士のコンセプトを教えてください。
闘士のイメージイラスト |
先行して実装した霊術師が,対人戦やギルド戦に特化していましたから,闘士はモンスター狩りで活躍できるようなクラスにしました。また初心者にも扱いやすいような作りにしています。最初は簡単に操作できますが,やり込むにつれて奥深さも堪能できるでしょう。
──闘士というと近接攻撃のイメージがありますが,戦闘スタイルはどうなるのでしょうか。
ぺ・ヨニ氏:
基本的には近接攻撃クラスですが,レベルが上がると一定距離から相手を牽制できるスキルなどを習得できます。
──霊術師の実装により対人戦の戦略/戦術が変わりましたが,闘士の実装による影響はありそうですか。
ぺ・ヨニ氏:
お話したように闘士は狩りに重点を置いたクラスですので,対人戦に大きな影響を与えることはないと予想しています。対人戦と狩りとで,霊術師と闘士を使い分けるといいのではないでしょうか。
──そのほか,闘士で注目してほしいポイントはありますか?
ぺ・ヨニ氏:
やはりコンボですね。連続で強いスキルを使うだけではなく,上手にコンボを組みながら戦ってほしいです。
──スウェブタワーやプレミアムダンジョンが,どのようにリニューアルされるのか教えてください。
ぺ・ヨニ氏:
スウェブタワーについては,メインクエストに到達するまでが大変という意見をもとに,プレイしやすくなるよう改善しました。
またプレミアムダンジョンは,有料制であるにも関わらず,それだけの価値を提供できていませんでしたので,見直しを図っています。
イ・ヨンチャン氏:
プレミアムダンジョンは,通常のフィールドよりも大幅に経験値を獲得できるようにしています。
ぺ・ヨニ氏:
一人でも楽しめるところや,みんなで攻略するところなど,いろいろ配慮した構成になっています。それぞれ,楽しんでいただきたいです。
──転生システムが変更され,一部の経験値を転生後に引き継げるようになりましたが,その意図を教えてください。
ゲームオン RED STONE運営プロデューサー 吉田一馬氏 |
ほかのタイトルだと,最高レベルに達してから転生するシステムが多いのですが,RED STONEは転生可能レベルを超えて,さらにレベルアップを図ることができます。そのため,今までのレベルでプレイを続けるか,レベル1に戻っても転生すべきか悩むケースが多かったんです。そこで転生後も高いレベルを保てるような仕様に変更します。
──GvGアリーナについて,もう少し詳しく教えてください。
イ・ヨンチャン氏:
今,韓国では,みんなが集まって戦うだけの場所になっています。現在,実際にどう遊ばれているか,どういう要望があり,どう改善していけばいいのか,検証を進めている最中ですので,本サーバに実装する場合は仕様が大きく変わります。
これまでのコンテンツは,開発主導で企画して実装してきたのですが,GvGアリーナは,プレイヤーが望む形で実装していきたいと思います。
──日本のサーバーにGvGアリーナを実装するときは,韓国で一度固まった仕様を日本向けにするのでしょうか。
吉田一馬氏:
いえ,日本でも正式実装する前の形を,一度試していただいて意見や要望を募るという形式を考えています。
──というと,日本と韓国ではまったく別の内容になる可能性があるのでしょうか。
吉田一馬氏:
そこはプレイヤーの意見次第です。今回の取り組みでは,プレイヤーの声を可能な限り汲み上げることを目的の一つにしています。従って,日本と韓国で意見が異なるのであれば別の仕様になるでしょう。
イ・ヨンチャン氏:
GvGアリーナに限らず,最近は日本向けの仕様変更も適宜行っています。今後は,今まで以上にプレイヤーの声に耳を傾けていこうと考えています。
──それでは,中長期的なアップデート方針を教えてください。
イ・ヨンチャン氏:
現在,韓国では,“変化の風”と銘打ってアップデートの開発を進めています。今後はテーマを掲げて,各種のコンテンツを開発していきます。つまり,新しいフィールドや新しいキャラクターは,そのテーマに沿ったものになるのです。
──新クラスとして紹介された“X”も,“変化の風”というテーマに沿って企画されたのでしょうか。
ぺ・ヨニ氏:
その通りです。旧来のクラスはもちろん,霊術師/闘士ともまた異なるスタイルになっています。
また“X”は,“変化の風”という全体のテーマの中の,一つのコンテンツです。それに伴ったシナリオやクエストで世界観を構築していきます。
──ステージでは,「“X”は女性に受けそうな外見」というような説明がありましたが,それは世界観にも反映されるのでしょうか。
新クラス「X」のイメージイラスト |
必ずしも女性だけに向けているわけではないのですが,“X”の生い立ちなどがシナリオを通じて伝わるようになっています。今までのクラス以上に,シナリオを楽しめるでしょう。
──“X”は2011年実装予定とのことですが,もう少し具体的な時期を教えてください。
ぺ・ヨニ氏:
実は韓国では,2010年12月に実装する予定です。
吉田一馬氏:
もう韓国での実装までに2か月もありませんから,開発では内々のクラス名で呼んでいます。
しかし今回,敢えて“X”という仮名を使って発表したのは,GvGアリーナ同様に,プレイヤーの声を聞くという取り組みの一つとして考えているからです。例えば,日本ではクラス名を募集しようと企画している最中です。
またコンセプトがこれまでのクラスと大きく異なるので,スキルバランスなども入念にチェックしなければなりません。韓国で何も問題がなければ2011年前半に実装できますが,いろいろ考え合わせるともう少し余裕を持って考えておいてください。
──日本でのサービス提供にあたり,とくに配慮していることがあれば教えてください。
ぺ・ヨニ氏:
日本のプレイヤーさんは,戦闘中でもコミュニケーションを大事にしています。そこで高レベルコンテンツでは,そうした面を重要視しており,今後も注力していきます。
イ・ヨンチャン氏:
日本ではシナリオを楽しんでいる方が多いですね。これも,より注力していくポイントだと思います。
吉田一馬氏:
繰り返しになりますが,開発側では,日本と韓国それぞれのプレイヤーから意見を取り入れる試みを行っています。そこで,日本の運営側では早い段階で意見を汲み上げて開発に届け,ゲームに反映できるよう努力していきます。
──最後に,RED STONEのプレイヤーにメッセージをお願いします。
RED STONEは,日本でのサービス開始から,およそ5年が経過しました。今なお,多くのプレイヤーがRED STONEに関心を抱き,熱意を持ってプレイしてくださることに感謝しています。ここ数年,全国大会の決勝トーナメントを観戦しているのですが,皆さんの姿を見ていると励みになりますし,よりよいゲームにしなければならないという思いも一層強くなります。これからも,よろしくお願いします。
吉田一馬氏:
今日の発表では,“2010年秋/冬”といったように,敢えて季節感を出しました。これは,今までよりもテンポを速めたアップデートを意識したもので,皆さんに期待を抱いていただく期間──つまり発表から実装までの期間をできるだけ短くしようと考えた結果です。その分,開発側に負担がかかってしまうのですが,“変化の風”というコンセプトのもと,開発と運営,そしてプレイヤーの皆さんが一つになって,RED STONEを盛り上げていきたいと考えています。
ぺ・ヨニ氏:
プレイヤーの皆さんと足並みを揃えて,喜んでいただけるコンテンツを今後も開発していきます。力不足な面もあるかと思いますが,皆さんの意見や要望を踏まえた内容にできるよう,今後も頑張ります。
──ありがとうございました。
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- 関連タイトル:
RED STONE
- 関連タイトル:
RED STONE DS〜赤き意志に導かれし者たち〜
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