連載
オンラインRPG「Hellgate: London」(以下,Hellgate)は,オンラインRPG(オフラインモードもあり)として面白いのだが,メッセージが英語となるのでちょっとハードルが高い部分もある。本連載では,英語が苦手な人でもゲームを進められるよう,その手助けをしていこうじゃないかという次第だ。
今回は,プレイヤーキャラクターを育てていくうえでの留意点と,ストーリーも中盤に差し掛かるAct 2〜3の概要を紹介。ロンドン各地で悪魔を退治して回るプレイヤーは,皆から勇者扱いされ祭り上げられていく。だが,実は体良くこき使われて厄介な仕事を負わされいるだけかもしれない……という疑惑がますます強まってくるのだ。
Hellgateでは,プレイヤーキャラクターの成長にレベル/ステータス制を採用している。レベルアップ時に一定のステータスポイントが与えられ,「Accuracy」(精度),「Strength」(筋力),「Stamina」(体力),「Willpower」(精神力)という四つのステータスに任意のポイントを割り振っていくスタイルだ。
プレイヤーキャラクターが装備可能な武器/防具は,ステータスの大小に左右される。Hellgateのシステムで面白いのは,装備単体ではなく全身を覆う装備すべてで必要とされる数値の合計と,各ステータスが比較される点だ。
従ってクラスがTemplar系列だからStrength,Cabalist系列だからWillpowerというように,一つのステータスに特化するのは必ずしも得策ではない。武器はクラスの特長に沿ったステータスを多く要求する傾向にあるが,防具は必ずしもそうとは限らないからだ。必要以上に特定のステータスにこだわると,貧弱な防具で戦わなければならなくなるだろう。
それでは,ステータスをどのように割り振ればいいのか。答えは極めて簡単で「装備したい武器/防具に合わせる」である。レベルアップ時にすべてのステータスポイントを使ってしまうのではなく,ある程度余裕を残しておいて,いい装備品を入手したときに必要な分だけ割り振るのだ。
こうすると各ステータスがかなり平均的に振られていくため,あまり面白味がなくつまらないという意見もあるだろう。しかし,筆者の経験からいうと,頻繁にレベルアップする序盤ならともかく,1レベル上がるのに時間がかかるようになる後半では,これを念頭に置いておかないといつまで経っても新しい武器/防具を装備できないハメに陥ってしまう。ちなみにNormalのAct 4後半以降では,10ポイント近くフリーで残しておいてもまだ足りないというケースがたびたびあった。
また“Unique”や“Legendary”のように,強力な特性を付加された装備やmodは,とくにWillpowerを必要とする場合が多い。Templar系列またはHunter系列であっても,あらかじめ多めに振っておくか,フリーポイントをかなりの余裕を持って残しておいたほうがいいかもしれない。
なおスキルに関しては,本稿執筆段階で近日配布予定となっているpatch0.7で多くの不具合が修正され,その後も調整が入る可能性が高いため,一概にどうするのが良いとはいえない状態である。筆者はRicochet(跳弾),Riflectshot(反射),Multishotといったパッシブスキルが極めて強力で,ビルドに頭を悩ませる必要のない現時点のMarksmanが大好きなのだが,今後はどうなることやら……。
Brandon Lannの指示に従って,プレイヤーはLord Arphaunのいる第2のステーション“Charing Cross Station”へ向かう。Hellriftを攻略した手腕をArphaunに褒め称えられるプレイヤーだが,あまり喜んでもいられない。基本的にこのゲームでは,褒められたら直後に危険で面倒な任務を押し付けられるからだ。案の定,ArphaunはPiccadilly Circusに安置されているOracle's Headを回収してくるよう,プレイヤーに指示を出す。
Oracle's Headをうまく回収できたと思ったら,今度はそれをLucious Aldinのところに届けることになった。Aldinはちょっとばかりイッてしまっている親父だが,どうやら悪魔関係については相当に詳しいらしい。逆らうと何をされるか分からないので,Aldinに指示されたとおり,Green Park Station近辺でパーツを集め,悪魔であるOracleを復活させよう。
プレイヤーはArphaunの指示によってMillennium BattleとEmbankment Redoubtで戦うことになる。いずれもモンスターやオブジェクトの配置によって難度が大きく変わるので,クリアに時間がかかるようならログインし直して新たなマップを生成するのも一つの手だ。
さて無事にCharing Cross Stationへ帰還すると,Aldinはプレイヤーにとんでもない指示を出す。どう考えてもパラノイアの妄想だが,詳しくはゲーム内で確認を。プレイヤーはいわれるがままにLimit of Imaginationにたどり着き,Psyche(精神),ID(アイデンティティ),Ego(自我)という3種類の敵と戦うことになる。勝利できれば第二の賢者,The Fatherとの会見が待っている。
Arphaunの指示によって,お次はTemple StationにいるRorke Pherralに会いに行く。彼によれば,Temple Station周辺は近づくと疫毒を振りまくBoilに侵食されており,それを何とかしたいという。そこでプレイヤーは頼まれるままに,AldwychにBoilのFresh sampleを取りに行くことになった。
Aldwychはいわゆるダークエリアなので,支給されたLaser Sightsを忘れずに装備していこう。なおFresh sampleは,天才女性科学者のSer Singに届けるのだが,彼女もまた一クセある変わり者。筆者はあまりお近づきにはなりたくない感じなのだが,Hellgateの世界の中では,Singはなかなかの人気者のようだ。
Fresh sampleを入手した後は,少々忙しい。プレイヤーはRorkeとSer Singの指示に従って,Barge HouseでThe InfecterことWurmを攻撃し,その後The Big Gundownでロケットランチャーを駆使してThe Exospectorを撃ち落し,体内からExo Heartを回収する。ただし,The ExospectorはThe Big Gundownから少し離れた場所に落ちるので,一旦Temple Stationに戻ってから改めてPuddle Dockに向かわなければならず,なかなか大変だ。
Exo Heartを入手したSer Singは,Boilを除去するための武器,The Cleanserをようやく完成させる。それを携えてAngel Passageに向かうのは,もちろんプレイヤーだ。Angel Passageを文字通り消毒しながら進むと,ひときわ大きいFuruncleを発見。ここから出現するOculisを倒せば第三の賢者,The Sisterが登場する。
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