プレイレポート
クローズドβテスター募集締め切り間近の「HELLGATE」先行プレイレポート。次々に手に入る武器を使いこなし,世界を悪魔の手から解放しよう
6種のクラスからお好みでキャラをメイキング
操作方法はTPS/FPS慣れしていれば簡単
キャラクターのクラスは,特徴ごとに”ファンクション”で3系統に分類されている。それぞれ,剣による前線での攻撃役や盾の役目を果たす「テンプラー」,銃器を使って離れた場所から援護射撃を行う「ハンター」,攻撃や召喚の魔法を扱う「カバリスト」となる。そして1系統につき2クラスずつ用意されているので,都合6クラスが選択できるわけだ。各クラスの詳しい特徴についてはこちらの記事を参照してほしい。
さて,今回筆者がテストプレイするに当たって選んだクラスは「ハンター」ファンクションの「マークスマン」だ。これは銃器を使う中〜遠距離での攻撃が得意なクラスで,FPS好きの筆者としては,ある意味,当然といえる選択。HELLGATEの特徴の一つに,TPS的な操作やアクションが多く取り入れられているというのがあるので,それを体感するためにも悪くないチョイスだと思う。
もしクラス選択を誤ったらどうしよう……と気になるなら,一つのIDで最大6キャラクターを作成できるので,最初のうちにいくつかのクラスを軽く触ってみてから自分に合いそうなクラスで進めればいい。なお,不要になったキャラはいつでも削除可能だ。
無事キャラクターを作り終えると,まずはチュートリアル用のマップに移動する。ここで初めてキャラクターを操作することになるわけだが,初期設定では,W/A/S/Dキーによる移動とSPACEでのジャンプ,マウスでの視点移動と射撃といった感じだ。FPS/TPSのプレイ経験はあるので,操作自体にはとくに迷うことなくすんなりと馴染めた。
一本道を進み,ところどころ立っているNPCに話しかけると,簡単なチュートリアルクエストを受けられる。これらのチュートリアルクエストでは,ポップアップヒントでゲーム画面の見方や各種ウインドウの使い方,スキルの取得方法や画面下部のアクションバーへの割り当て方法など基本的な操作が説明される。このヒント画面がかなりひっきりなしに出てきて,何度も腰を折られたのは少し面倒く感じられたが,裏を返せばそれだけ親切に作られているということだろう。
チュートリアルクエストの中には,NPCを目的地まで護衛するといったものがあり,ここで5体の敵と初めての戦闘となる。マウスでの視点移動で狙いをつけてマウスボタンをクリックするという,FPSと同じ操作で,至極簡単な操作なこともあり,ほぼ無傷ですべて撃退できた。射撃武器といっても狙いを精密につける必要はなく,かなり適当に撃っても当たってくれるので,血眼になってエイミングに集中する必要はなさそうだ。
倒した敵がアイテムを落としたので,近づいて「F」キーで拾ってみる。すると,装備可能なものがあったので迷わず装着。装備できないものはヒントの指示どおり「分解」して装備強化用の素材にしてしまうことにした。
分解の仕方は簡単だ。インベントリのアイテム上で右クリックするとサブメニューが出るので,その中から分解を選択するだけ。確認画面でOKを押せば簡単に分解できる。ゲームを進めていくと,いらないアイテムでインベントリが埋まってしまうことは多いので,弱いもの,装備できないものはガンガン分解して,後述する装備強化の材料にしてしまうのがよさそうだ。
司令部で施設の使い方を覚えたら本格的な冒険へ
拾った武器を使いこなし,群がる悪魔を蹴散らそう
護衛クエストの完了報告をしてから道の奥にいるNPCに話しかけると,「グリニッジ司令部」で「パウト司令官」と呼ばれる人物に会い今後の指示を仰ぐようにいわれる。同時に,近くにある移動ポータルが開通して,次のマップへ進むことができるようになった。
ポータルを使って司令部へ移動すると,パウト指令に会うまでの道中にショップや保管庫など施設の使い方の説明がある。中には前述した「分解」により集めた素材を使って新しいアイテムを作ったり,あるいは既存の装備品を強化したり,武器にオプションを付与できるといったHELLGATE独特の施設もあったので,早いうちに使い方を覚えておきたかったのだが,最序盤の現段階では利用するための資金や素材の手持ちがないので,この時点では利用できなかった。一応これもチュートリアル扱いのようだったので,体験用の素材などが用意されていれば,もっと理解しやすかっただろうと思う。
司令部最深部には先ほど名を聞いたパウト司令官が立っている。彼に話しかけると,フォークス博士という研究者が行方不明になって困っているが捜索する人手がないので手伝うよう頼まれた。快く承諾すると,隣にあるポータルが開き新たなマップ「ホルボーン駅」へ行けるようになり,ここからようやく冒険が本格化していく。
ホルボーン駅へ辿りつくと,博士の捜索任務を担当している人物「モーモー」と出会った。彼からは博士を護衛していた騎士セラフィを探しに「ラッセル広場」へ向かうよう依頼されるので承諾し,「サウスハンプトン通り」行きのポータルから広場へ。
サウスハンプトン通りにワープしてきたときのモーモーの通信やシステムメッセージによると,この巨大な中ボスはマップ上の雑魚を目標討伐数以上倒すと出現するらしく,倒すと多くのアイテムを落とすとのこと。リターンの大きい相手ではあるが,当然それだけのリスクに価する能力を持っていて,攻撃力もさることながらタフさが半端ない。後ろに下がりながらグレネードスキルやマシンガンを当て続けるも,後方から迫る雑魚に囲まれて退路を塞がれて,そこに襲いかかる剛腕。一時はピンチに陥る筆者だったが,回復アイテムやスキルを総動員してどうにか撃退できたときは安堵の溜息が出た。
ちなみにこの地獄の伝令,無視して駅へ戻っても,再度同じマップを訪れたときには出現したまま。しかも駅に戻れば体力は全快する仕様なので,ポータル付近で戦い死にかけたら駅へ帰還,というふうに往復して,体勢を立て直しながら戦って倒すということも可能だ。複数人のプレイでそんなことはできないだろうが,ソロプレイならこういう作戦もありかもしれない。
さて,地獄の伝令を倒して大通りを直進,突き当たりから路地へ入るとラッセル広場行きのゲートを発見。マップのロード後,広場へと移動した。
ラッセル広場にもモンスターはうようよ。全部倒していては埒があかないので,進行方向の敵だけ排除しつつ広場の中央へ向かうと,そこには騎士セラフィが倒れこんでいた。曰く,博士を護衛中に「ヘルリフト」が開きそこから悪魔の群れが出現したため,騎士団は全滅してしまったという。セラフィ自身も重傷を負っていて,動くこともできなさそうだ。ここでプレイヤーは,セラフィが博士に託されたという通信装置を「ブランドン・レン」という人物に届けるよう頼まれた。
ブランドン・レンという名には聞き覚えがなかったが,ホルボーン駅に帰還しモーモーに顛末を報告すると,どうやら「コヴェント・ガーデン駅」の管理者だということが判明。しかしコヴェント・ガーデン行きのポータルは故障していて目下修理中。駅構内にいるテックスミス101によれば,コンデンサの故障によりポータルが動作しないという。修理のために必要な部品は,すでに悪魔の巣窟と化した「アクセスシャフト」に行かないと手に入らないというので,取りに行くことに。
サブクエストをクリアしてからアクセスシャフトへ向かった筆者。ここでは敵の種類も強さもサウスハンプトン通りに比べ増していたが,ラッセル広場で拾った片手タイプのサブマシンガン「スラック」を両手に装備し攻撃力が上がったおかげで苦もなく敵を蹂躙できた。「HELLGATEは装備ゲーム」というのも頷ける。なるほど,武器によってプレイ感が変わるので,新しい武器を拾ったら試し撃ちするのが楽しみになるのだ。
コンデンサ集めの最中,小部屋に変な床があるのを見つけたので調べてみると,宝物庫へ通じる隠し扉だった。中にはパラジウム(ゲーム内通貨)が多数貯蔵されていたので残さずいただくことに。HELLGATEのダンジョンはランダム生成されていて毎回同じマップになるわけではないので,宝物庫に辿りつけるかどうかは運次第だろう。
そんなこともありながらランボースタイルでザコ敵を駆逐していると,あっという間にコンデンサが集まったので駅へと帰投。テックスミス101へコンデンサを渡してクエストを終えた。
このあとはコヴェント・ガーデン駅へ通じるダンジョンを攻略していき,たどりついた先でまた新たなクエストをこなしていくことになる。コヴェント・ガーデンから行ける場所やサブクエストの数はホルボーン駅の倍以上と,だんだん行動範囲が広くなっていき,難度も上がる。強力な装備がうまく手に入らないと,先へ進めず大変な思いをすることになる。筆者は今回ソロプレイでノーマルモードをプレイして苦労する場面も何度かあったが,11月に始まるCBTではそのような難所もプレイヤー同士協力しあってぜひ攻略し,そしてコヴェント・ガーデンより先の世界を自分の目で確かめてほしい。
「HELLGATE」公式サイト(テスター募集は10月29日17:00まで)
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