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Epic,Windows LIVEについて大いに語る
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印刷2007/04/13 23:07

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Epic,Windows LIVEについて大いに語る

 Epic Gamesの副社長であるMark Rein氏と創業者であるTim Sweeney氏が,アメリカの総合ゲーム情報サイト1UP.comの電話によるロングインタビューで答えた内容が話題を広げている。とはいえ,その波紋の広がり具合は,Xbox 360ユーザーとPCゲーマーでちょっと異なっているようだ。

 「Gears of War」のプレイヤーは,Sweeney氏が同ゲームの追加マップに対する課金を容認する発言を行ったことを問題にしている。「こちら」でもお伝えしたように,4月10日から新対戦モードAnnexを含むアップデートがXbox LIVEを通じて行われているGears of Warだが,Sweeney氏によると,さらに四つの新マップが準備されており,Epic側としてはそれらを無料で配信したいが,Microsoftがストップをかけていると語ったのだ。Microsoftは,これらのマップをXbox LIVEのマーケットプレイスで販売するというビジネスモデルを考えており,明言はしなかったものの,Epicはそうした判断を妥当なものだとする立場を取ったのである。
 これまでEpicはGears of Warの追加コンテンツを無料公開するとしており,この方向転換(とも思える発言)に対し,Epicの公式サイトを含むさまざまな掲示板で活発な意見が交わされているのだ。

 我々PCゲーマーとしては,こうした一連の騒動に,さすがに300万本以上も売ったタイトルは影響力がでかいなあとか,Sweeney氏の「PCではすべてのコンテンツがEpicの管理下にあり,従来通り無料になるだろう」というニュアンスの発言に安心していればいいわけだが,とはいえ,MicrosoftのWindows LIVEに関してはなかなか微妙な意見が聞かれる。
 「Windows LIVEにはさまざまな障害がある」とSweeney氏は述べる。中でも最大の問題は,いくつかのフィーチャーがデベロッパでなくMicrosoftによってプログラミングされることだ。PCゲームの開発では,通常,デベロッパは100%完全な自由を謳歌しているが,Windows LIVEでは,デベロッパがプログラムできない部分があると言うのだ。「もしそうした障害が取り除かれれば,我々は諸手を挙げてWindows LIVEに飛び込んでいくよ」とSweeney氏は付け足すが,言外に,今はそうではないという含みが感じられる。
 EpicのPCにおける次のタイトルは,FPSファン待望の「Unreal Tournament 3」。以前からUT3のWindows LIVEへの対応は,他社の動向を見てから判断するとされていたが,どうやらEpic内部の結論は出ているようだ。
 このインタビューを収録したMP3ファイルは,1UP.comのポッドキャストページである1UP Yoursからストリーミング/ダウンロード可能になっている。両氏へのインタビューは39分付近からだ。関係ないけど,ポッドキャストの即時性とリアリティってなんだかすごいですね。(松本隆一)

  • 関連タイトル:

    アンリアル トーナメント 3 英語版 日本語マニュアル付き

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