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印刷2007/06/28 21:22

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Hands-On! ついにパブリックβテストが始まった「Enemy Territory:Quake Wars」第一報

 世界中のFPSファンが注目する「Enemy Territory: Quake Wars」(ETQW)のパブリックβテストが,FilePlanetの6万人の会員を対象にスタートした(関連記事)。すでにテスターに対するキーコードの配布も始まり,サーバーにはこの日を待ち望んでいたプレイヤー達が集まっている。4Gamerもキーコードを入手し,このパブリックβテストに参加したので,今回はそのインプレッションをお伝えしよう。

 まずは基本事項。ETQWはマルチプレイFPSであり,最大24名のプレイヤーがネット上に作られた戦場に集合して勝負を争うオンラインゲームだ。パブリックβテスト用のクライアントはマルチプレイしか遊べないが,グレイアウトされた“Play Computer”の文字も確認できるので,BOT相手のシングルプレイも可能のようだ。
 舞台となるのは,タイトルどおりQuakeの世界だ。凶悪なエイリアンであるStrogg(ストログ)が地球の攻略を開始し,防衛軍であるGDF(グローバル・ディフェンス・フォース)と激しい戦いに突入するのである。
 製品版では12種類のマップが用意される予定だが,今回のパブリックβテストでは,“Sewer”(下水処理施設)と名付けられたマップのみが楽しめる。どうでもいいけど,これは日本の神奈川県の三浦半島という設定。Stroggに襲われた日本の運命やいかに?



 昨年(2006年)のE3(Electronic Entertainment Expo)やGC(Games Conference)で短時間とはいえプレイしていたため(関連記事),ある程度分かっていたが,ゲーム感覚は非常にスポーティだ。改造されたサイボーグ戦士のStrogg兵が高速で移動してハイジャンプするのは分かるが,地球の兵士だって負けてはいない。Strogg側だから運動能力に優れるというようなハンディはついていないのだ。数種類の大型兵器も登場するが,操作はやや難しい印象がある。ハイテク兵器で武装した歩兵に割と簡単にやられてしまい,基本的に歩兵対歩兵の戦闘に強くフォーカスしている。
 ETQWにまつわる話題としてよく登場するのが「Strogg軍の異常さ」だ。彼らはヘルス値を弾丸に変えたり,敵の死体をリスポーンポイントにしたりと常識では考えられない戦いをする。そんなStrogg軍と,基本的に現代の軍隊の域を出ないGDF軍との間でのバランス調整は非常にやっかいであり,そのため発売が一年近く遅れたという経緯がある。というわけで,その結果は非常に気になるところ。ある意味,ETQWを期待する理由の一つだからだ。とはいえ,引っ張るつもりはないけど,今回はファーストインプレッションということで,そこらへんの詳細は続報をお楽しみにね。



 もう一つの話題は,ETQWの制作監修にあたったid Softwareのカリスマプログラマー,ジョン・カーマック氏発案になる新技術,Mega Textureだ。これは従来のタイリングによる地形描写を一枚の巨大なグラフィックス(これがMega Texture)に置き換えることで,よりリアルかつ軽量(このへんの理屈はちょっと難しいのだが)に表現することが可能になるというもの。カーマック氏をはじめとする開発陣はいろいろな機会にこの新技術をアピールしているが,専門家にもちょっと分かりかねる部分もあるようで,フォーラムなどでも議論百出。結局,実際のところどうなんだろう? という雰囲気があった。
 もともとは,「DOOM 3」のグラフィックスエンジンが狭いところしか描写できないという批判にカーマック氏がストレートに答えたもので,パブリックβを見る限り,グラフィックスはかなり良好だ。非常に広い範囲が一望でき,オブジェクトの存在感も抜群。とはいえ,アクションゲームの当たり年ともいわれる今年,2007年には「Crysis」「Half-Life 2: Episode Two」「Ghost Recon Advanced Warfighter 2」など,高度なグラフィックスをウリにするタイトルが次々に登場する。それらに比べて何馬身もリードしているのかと聞かれた場合,答えは正直ちょっと微妙ではある。影の表現や物理エンジンなどにやや疑問点もないわけでなく,これがパブリックβだからなのか仕様だからなのかはよく分からない。とはいうものの,以上は前評判でいろいろ言われていた反動でそう思うだけの話であり,虚心坦懐に眺めてみれば,やはりグラフィックスはすごい。
 このあたりのことも続報で詳しくお伝えしたいと思っているので,まずは各自,掲載したスクリーンショットでじっくり確認してほしい。(松本隆一)

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