このゲームの読者の評価
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時代に乗り遅れた作品 50 - 投稿者:アンイスコール(男性/40代)
- 投稿日:2010/03/10
- 良い点
- ETといえばPCFPS業界の雄であり、無料リリースという背景を持ちながらそれだけではない面白さをもったゲームだった。
その開発スタッフが、またまたFPS業界の先祖ともいえるQUAKEシリーズをオンラインマルチ化する、それだけで当時盛り上がった記憶がある。
対戦人数の多さと、豊富なクラス設定、そしてそれに付随する戦略性の高さが魅力のETの後継だけあって、両陣営ともに個性ある武器を用いて戦うそのシーンは、グラフィックのよさも相成ってリリース当初は素晴らしい人気であった。
とくに、無人兵器と有人兵器のすみわけもよく、個々のクラスに与えられる目標、役割がはっきりしていたため、チームプレイの醍醐味はET譲り、そして当時、ライバルと言える有力FPSがなかったため、さるのように熱中したことを覚えている。
チーム戦はこうあるべきという明確な目標を提示し、マップを物語形式で進行させるやり方を明確に提示できた作品はETとその子供しかおらず、今持って記憶に残る作品でもある。 - 悪い点
- 残念なことにライバル無き故か、当初のバランスの悪さをずるずると引きずるようにパッチを伸ばしていった結果、おそらくはFPSとして短命に終わった作品でもある。
具体的にはスナイパーの強さ、そして防衛側の有利さと、それを崩すべくチームプレイを行おうとしても、クラン同士でもないかぎり行えないであろう難易度の高さである。
当初からクラン戦を意識している節はあったが、あくまでそれはプレイ形態の一種である、多くの非クラン員は明日には別のゲームを遊ぶものであり、長く遊ばせるためにも注意すべき部分を間違えていたように思える。 - 総評
- Quakeという名前に負けたわけではないだろう、世界観はよくできていた。
しかし、ETに負けたことは事実であろう。
多くのクランが楽しみにしていたETのような熱いシーンは幻想だったと、はっきりと突きつけられた作品でもあるのだ。
もちろん月額制のゲームではないため、会社としての収益とゲーム内容は、発売と同時に決まってしまう。しかしどうだろう、多くのFPS、MMO、RTS、HDDがゲームとの親和性を打ち出して以来、成功者とは常に「KAIZEN」を忘れなかったものたちなのだ。
残念ながらこの作品(もちろん、失敗した多くの作品もだが)にいえることは、ユーザーを甘くみすぎたということだろう。
悪い噂はなかなか消えない、この作品の対応が、制作スタッフの名声にも影響を与えたことをゲーム業界は教訓として受け取らとらなければならない。 - プレイ時間
- 40〜60時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 3 2 4 2
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