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  • 発表日:2003/10/23
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印刷2011/08/11 11:25

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NVIDIAとAMDから「OpenGL 4.2」対応の開発者向けドライバが公開される

 Khronos Groupの「OpenGL 4.2」発表を受け,まずNVIDIA,追ってAMDからも対応グラフィックスドライバが公開された。バージョンはNVIDIAのWindows向けが280.28,Linux・FreeBSD&Solaris向けが280.10.01.02で,「Catalyst Preview Driver」という位置づけになるAMDのWindows向けが8.88.8となっている。
 Windows向けドライバの280.28,8.88.8というバージョンは,いずれも,2011年8月11日時点で最も新しいもの。数字からして,後者は「Catalyst 11.8」ベースと考えておいていいだろう。ダウンロード先は下に示したとおりだ。

NVIDIAのOpenGL 4.2対応ドライバダウンロードページ
AMDのOpenGL 4.2対応ドライバダウンロードページ

 いずれも開発者向けなので,概要はそれぞれリンク先の英文リリースノートを参照してもらえればと思うが,Khronos Groupのニュースリリースによれば,今回のOpenGL 4.2は,後方互換性を持ちつつ,下記の新要素を獲得したものだという。

  • アトミックカウンタ付きシェーダと,シングルレベルのテクスチャに対するロード・ストア・アトミック読み出し/変更/書き込みの有効化。これらは組み合わせて実行可能
  • 複雑なオブジェクトの効率的な再配置と複製を可能にするため,GPUでテッセレートしたジオメトリのキャプチャリング機能と,トランスフォームフィードバック結果となる複数の実体の描画機能
  • GPUにすべてのテクスチャを再ダウンロードすることなく,圧縮されたテクスチャにおける任意のサブセットを実行できる機能(かなりの性能向上を期待できるという)
  • 使用するメモリの量とメモリバス帯域幅を大幅に減らしつつ,効率的なシェーダ処理を実現するため,複数の8bitおよび16bit値を1つの32bit値へとパッキングする機能(シェーダステージにおけるデータ転送時でとくに有効とのこと)

 4Gamer読者のほとんどにとっては興味の対象外だと思われるが,夏休みを利用してOpenGL 4.2に触れてみたいという場合には,入手してみてはどうだろうか。ただし,ドライバの導入は自己責任となるので,その点はご注意を。
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