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「GeForce GTX 1070」のサポートを追加した公式最新版ドライバ「GeForce 368.39 Driver」登場。「Mirror's Edge Catalyst」最適化済み
統合型ドライバとしては初の「GeForce GTX 1080」にもなる今回のリリースはまた,6月9日発売予定の「Mirror's Edge Catalyst」(邦題 ミラーズエッジ カタリスト),そしてOculus VR製ヘッドマウントディスプレイ「Rift」用タイトル「Edge of Nowhere」の「Game Ready」ドライバという扱いにもなっている。
すぐに入手したい人は,GeForce Experienceを使うか,下に示したリンクをどうぞ。
→64bit版Windows 10用GeForce 368.39 Driver(351MB)
→32bit版Windows 10用GeForce 368.39 Driver(276MB)
→64bit版Windows 8.x・7用GeForce 368.39 Driver(349MB)
→32bit版Windows 8.x・7用GeForce 368.39 Driver(275MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 10用GeForce 368.39 Driver(351MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 10用GeForce 368.39 Driver(276MB)
→ノートPC向けの64bit版Windows 8.x・7用GeForce 368.39 Driver(349MB)
→ノートPC向けの32bit版Windows 8.x・7用GeForce 368.39 Driver(275MB)
→4Gamerの最新ドライバリンクページ
今回もGeForce.comにある当該記事の内容を参照しつつ,英文リリースノートの和訳を試みて本稿の最後にまとめてあるが,全体を俯瞰してみると,368.39ドライバは,GeForce 10ファミリーの上位2モデルに対応し,新作タイトル2本への最適化も果たしたWHQL(Windows Hardware Quality Labs,ウィクル)通過版としてだけではなく,それ以外の部分でも見どころの多いものになっている。
とくに,GeForce GTX 1080専用ドライバだった「GeForce 368.25 Driver」の導入により,ファンが“暴れる”問題など,最近のドライバで新たに確認されたトラブルに対して重点的にメスが入っているのは見逃せないところだ。Release 364〜367世代のちょっと古いドライバを導入して,そのままにしているような人にとって,今回の新しい公式最新版は導入する意味があるのではなかろうか。
もちろん,GeForce GTX 1080&1070 Founders Editionの争奪戦へ参加している人にとっても,両GPUで対応するOpenGLエクステンションのサポート追加が明言されている今回のリリースは,ひとまずダウンロードしておく価値があると思われる。
なお,毎度毎度の繰り返しで申し訳ないが,ドライバのアップデート作業は自己責任となるので,その点だけはご了承を。
## 以下,GeForce.comの関連記事および英文リリースノートまとめ ##
●GeForce 368.39 Driverの対応製品
- デスクトップPC向けGeForce GTX 1080&1070
- デスクトップPC向けGeForce GTX TITANシリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 900シリーズ
- デスクトップPC向けGeForce GTX 700〜400シリーズ
- ノートPC向けGeForce 900M〜400Mシリーズ
●GeForce 368.39 Driverが統合するソフトウェアモジュール
(※比較対象はGeForce 365.25 Driver)
- GeForce Experience:2.11.3.5
- HD Audio Driver:1.3.34.4
- PhysX System Software:9.16.0318
- Vulkan RT:記載なし
- CUDA:記載なし
- nView:147.00
●GeForce 368.39 Driverにおける最適化
- 「Mirror's Edge Catalyst」「Edge of Nowhere」最適化済み
●GeForce 368.39 Driverの新要素
・GeForce GTX 1070新規対応
- GeForce GTX 1080に対応する,初の一般ユーザー向けドライバ。同GPUがサポートする「VRWorks」の新要素にも対応しているGeForce GTX 1080に対応する,初の一般ユーザー向け統合型ドライバでもある
・OpenGLの拡張
(※新要素としてリストに挙がったのは今回が初めてだが,リリースノートには「Release 367世代のドライバでサポートを開始した」と書かれているため,Release 367世代に属する以前のドライバでも,こっそり有効になっていた可能性はある)
- シングルパスの3D立体視を実現する「GL_NV_stereo_view_rendering」新規対応
- 「Lens Matched Shading」を実現する「GL_NV_clip_space_w_scaling」
- 改良版「Conservative Rasterization」となる「GL_NV_conservative_raster_pre_snap_triangles」新規対応
- 「Double Precision Atomic Operations」を実現する「GL_NV_shader_atomic_float64」新規対応
・SLIの拡張
- 「Everybody's Gone to the Rapture」「Mirror's Edge Catalyst」「The Witcher 3: Wild Hunt」用SLIプロファイルの更新
- 「Homefront: The Revolution」「Total War: WARHAMMER」用SLIプロファイルの追加
・3D Visionの拡張
- 「Mirror's Edge Catalyst(Not recommended)」「Total War: WARHAMMER(Not recommended)」「Virtual Battlespace 3(Not recommended)」用3D Visionプロファイルの追加または更新
※タイトル名の後ろにある( )書きはレーティング - Windows 8.x&7向けとなる「War Thunder」用3D Visionプロファイルのレーティングを引き下げ(※詳細は明らかになっていない。リリースノート上は問題点の修正としてリストアップされていた。原文は「WarThunder 3D Vision rating lowered.」)
●GeForce 368.39 Driverで解決した問題(Windows 10)
- GeForce 368.25 Driverを導入すると,GeForce GTX 1080 Founders Editionの搭載ファン回転数が急に上がったり下がったりする問題
- 「Total War: WARHAMMER」でスタッター(=カク付き)が発生する問題
- 「GeForce 368.22 Driver」を導入した環境で「Laplace」が起動しないと台湾X-Legend Entertainmentがレポートしている問題
- GeForce 368.22 Driverを導入した環境でEdgeブラウザからYouTubeビデオを全画面再生するとスタッター(=カク付き)が発生する問題
- 「GeForce 365.10 Driver」を導入した環境で「METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN」を実行すると,真っ白な画面が表示される問題
- ディスプレイがスリープモードに入った状態からシステムもスリープへ移行すると,システムがハングする問題
- 「GeForce 364.72 Driver」」を導入した環境で「Tom Clancy's The Division」を実行すると,ゲーム開始後20〜30分経過時点からスタッター(=カク付き)が発生する問題
●GeForce 368.39 Driverで解決した問題(Windows 8.x・7)
- 「Total War: WARHAMMER」でスタッター(=カク付き)が発生する問題
- 関連タイトル:
GeForce Driver
- 関連タイトル:
GeForce GTX 10
- 関連タイトル:
ミラーズエッジ カタリスト
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