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[TGS 2008#011]テクモの「BASTARD!! ONLINE」「DOA ONLINE」は2009年サービス開始か
2009年への延期が決まった「BASTARD!! ONLINE」
本作のリリース時期に関しては,これまで2008年のサービス開始というのが公の情報であった。なので今回のプレスカンファレンスでは,「2008年○月○日サービス開始」と,具体的な日程が明らかになるものと意気込んで参加したのだが,ステージ上のスクリーン上にはいきなり「2009 Comming Soon」という延期の旨が。うーん残念!
その代わりといってはなんだが,今回のカンファレンスではゲームプレイ中の動画が初めて公開されることとなった。短時間ではあったものの,原作のアクションを忠実に再現しているのは,ファンにとっては嬉しいところ。ド派手なアクションと共に魔法剣を繰り出したり,“轟雷(テスラ)”や“天地爆裂(メガデス)”などといった呪文を使うシーンなどは,いかにも本作らしい。
このムービーは,本日リニューアルされた公式サイトにも公開されているので,今すぐ観てきていただきたい。
「BASTARD!! ONLINE」公式サイト
ゲームの時代設定は,“魔操兵戦争”(ゴーレム・ウォー)が終結した後のようだ。タイミング的には,主人公のダーク・シュナイダーが姿を消した後で,そのとき生じた“パラレルワールド”が本作の舞台となっている。パラレルワールドというのは意外だが,原作のコミックスが続いていることもあり,ストーリーに縛られずにゲームを作り上げていくには良い手なのかもしれない。
ゲーム内には,少なくとも四つの軍が登場するようだ。内訳としてはネイ軍,ガラ軍,カル軍,それとメタ=リカーナ軍となっている。四天王の一人アビゲイルについては,どうやら暗黒神の封印を解くべく暗躍中といったところ。このあたり,原作の熱心なファンなら,「コミックスの何巻あたりかな」とおぼろげながら見えてくるのではないだろうか。
そしてプレイヤーが扮するキャラクターは,そういった中,以前の記憶を失った状態でこの世界に登場する。そして,各軍と共に戦いながら,自分自身の記憶を取り戻していくことが,ゲーム中の大きなテーマとなるようだ。
中国では正式サービス開始目前
日本でも2009年スタートを目指す
「DOA ONLINE」
本作は,日本に先んじて中国でのサービス開始が予定されており,その開発進行はほぼ終了とのこと。現在は,中国現地での運営メーカーである盛大と,正式サービスへ移行するタイミングを協議中とのことだ。
「DOA ONLINE」4Gamer記事一覧
そして気になる日本でのサービス展開についてだが,このたびのプレスカンファレンスで「2009年」であることが発表された。また,日本でサービスを行うときは現在の中国のバージョンではなく,そこに大型アップデートを施したバージョンのものにしたい,と語っていた。
プレスカンファレスを行った同作のプロデューサー長谷川 仁氏によると,中国の正式サービスのバージョンは“ファーストリリース”で,大型アップデートが加えられるたびに“セカンドリリース”“サードリリース”……と,名前が変わっていくようだ。
それ以外には,これといった新情報は明らかにされなかったが,長谷川氏が「ゲームセンターの熱気のある空間を再現したい」と語っていたのが印象的であった。自分自身が格闘ゲームの大ファンである経験を振り返り,皆で集まってワイワイと楽しむための“空間作り”にも重点を置いているようだ。
そのための具体的なプランは明らかにされなかったものの,例えば1対1の無機質なマッチングのみならず,多対多の対戦や,コミュニティを生かした新機軸のシステムなどが期待できるのではないだろうか。
- 関連タイトル:
BASTARD!! -ONLINE-
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DOA ONLINE
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(C)TECMO,LTD. 2008
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