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[E3 2006#167]マウスで有名なRazerがゲーマー向けキーボードを展示
■Razer初のキーボード「Tarantula」
ただし,説明してくれたRazerのMike Dilmagani氏によれば「プロファイルをロードして反映させるには,接続先のマシンにも,Razer Tarantula用のドライバがインストールされている必要がある」とのこと。この点は少々面倒か。
また,キーボード上部にはアタッチメントの接続スペース「Battle Dock」が設けられており,E3 2006の会場ではここに「Battle Light」という青色ライトが取り付けられていた。Dilmagani氏いわく,他社製のゲーマー向けキーボードには,バックライトでキー上の文字が光るようになっているものが多いが,あれでは暗い部屋で目に刺さる光がまぶしすぎるとのこと。この点,上からキートップを照らすBattle Lightのほうが優れているとのことだ。ちなみにこのBattle Light,Razer Tarantulaとは別売りになるという。
このほか,ゲーマー向けキーボードとしてはある意味当然だが,複数のキーの同時押しは問題なく行えるよう配慮されているとのこと。キーの反応速度にも気が配られており,「一般的なキーボードのレスポンスが250〜300ms,高性能なキーボードでも100ms程度ですが,Tarantulaのレスポンスタイムは5msです」(Dilmagani氏)。
■セット販売になる「Razer Barracuda」サウンドカード&ヘッドセット
4Gamerですでにその存在についてお知らせしている「Razer Barracuda」に関しても,“形”がある程度見えてきたのでお知らせしたい。
AC-1では,ゲームに不要な機能を可能な限り省略して,ゲームでの使用に特化したほか,電磁波を遮るシールドを装備するなど,音質面にも配慮したとのこと。またHP-1は,ヘッドフォンに合計6個のスピーカーユニット(各3個)とサブウーファを内蔵しており,AC-1側の独自技術と相まって,前後左右,そして上下の位置情報を音でプレイヤーに感じさせられるようになっているという。
ヘッドセットを利用していても,年がら年中ボイスチャットをするわけではなく,マイクが不要なときにまで,マイクがぶら下がっているのはわずらわしい。この点HC-1であれば,ボイスチャット時にだけマイクを差して利用し,そうでないときは純粋にマルチチャネルヘッドフォンとして利用できる。ボイスチャット時とそれ以外のときに,ヘッドフォンとヘッドセットを使い分ける必要がなくなるとすれば,これはかなり便利だ。
もっとも,便利に使えるかどうかは,HC-1のヘッドフォン出力品質と,AC-1のマイク入力品質が高いかどうかにかかっているわけで,この点は後の検証を待つ必要があるだろう。
どちらも「詳細が判明」とまでは言えないが,人によってはそれなりに気になる製品のはず。せっかく国内代理店もあることなので,Razerの動向には今後も注意を払っていきたい。(星原昭典)
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