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Razer,初のディスプレイ製品「Raptor」を予告。27インチIPS,2560×1440ドット,144Hz駆動,HDR対応で2019年下半期に発売予定
メーカー想定売価は699.99ドル(税別)。CES 2019のタイミングで初期サンプルを披露のうえ,2019年下半期の発売を目指すという。
Raptorが採用する27インチ液晶パネルはIPS方式のもので,パネル解像度は2560
IPS方式のパネルということで,中間調(gray-to-gray)の応答速度は7msと遅めだが,搭載するオーバードライブ機能を活用することで4msまで,さらにモーションブラー低減機能有効時には1msまで詰められるため,シビアな応答速度が求められるe-Sports用途にも十分使えるというのがRazerの主張だ。
液晶パネルの表面加工はノングレア(非光沢)で,VESAのDisplayHDR 400に準拠する形でHDR(High Dynamic Range)にも対応。色域は映像業界でよく使われる「DCI-P3」の95%をカバーするとのことである。
Razer製品ということで外観にも注目したいところだが,まず額縁(bezel,ベゼル)はわずかに2.3mmとのこと。また,本体のスタンド台座部には「Razer Chroma」対応のLEDイルミネーション機能を持つというのも「らしい」ところだ。
また,注目したいのは,本体背面のケーブルをすっきりさせる管理システムだ。Raptorが採用するインタフェース,具体的にはDisplayPort 1.4
というわけで,IPSパネル採用というあたりだけは「ガチ勝負勢」からすると引っかかるものの,おおむねRazerファンがRazerに期待するようなディスプレイが出てきたと言っていいのではなかろうか。
現在のところRazerは,「米国とカナダで直販する」と言っているだけだが,日本市場へも投入してくれることを期待したい。
RazerのRaptor製品情報ページ(英語)
●Raptor 27の主なスペック
- パネル:27インチ,IPS方式,ノングレア(非光沢)
- バックライト:LED,フリッカーフリー
- パネル解像度:2560×1440ドット
- 最大垂直リフレッシュレート:144Hz
- ディスプレイ同期技術:FreeSync対応
- HDR対応:DisplayHDR 400対応
- 輝度(通常):420nit
- 表示色:1677万色,95% DCI-P3
- コントラスト比:1000:1
- 視野角:上下左右178度
- 中間調応答速度:4ms(オーバードライブ有効時),1ms(モーションブラー低減機能有効時),7ms(通常時)
- 内部フレーム遅延:未公開
- ビデオ接続インタフェース:DisplayPort 1.4×1,HDMI 2.0×1,USB Type-C(DisplayPort 1.4互換)
×1 - そのほかの接続インタフェース:USB 3.1 Gen.1パススルー
×2 - USBハブ機能:USB 3.0×3(アップストリーム×1,ダウンストリーム×2)
- スピーカー:―
- チルト(上下回転):対応(※詳細未公開,少なくとも後方90度は対応)
- スイーベル(左右回転):未公開
- ピボット(縦回転):未公開
- 高さ調整:上下100mm
- VESAマウント:未公開
- 公称消費電力:未公開
- 公称本体サイズ:613.4(W)×189.4(D)×388.4〜488.4(H)mm
- 公称本体重量:11.5kg
- 主な付属品:DisplayPortケーブル
×1,HDMIケーブル ×1,USB Type-Cケーブル ×1,USB Type-Aケーブル ×2,ACケーブル ×1 - 保証期間:未公開
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Razer
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