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2日間に渡って開催された「サドンアタック祭り2008 in AKIBA」レポート
世界大会出場クランがまさかの2連敗……? 白熱した「SACTL2008」
決勝リーグの舞台には「オールドタウン」で行われる爆破ミッションが選ばれ,前半戦と後半戦で攻守交替,その合計スコアで勝敗を競うルールとなった。なお試合の実況解説を担当したのは,各種FPS世界大会の出場経験を持ち,さまざまなタイトルのアドバイザーやコメンテーターなどを務めるBRZRK氏とYukishiro氏である。
第1試合は,NabD対iZoNe。NabDはサドンアタック世界大会「Asia Championship」にて第4位,iZoNeは「WGCチャレンジ 3on3チャンピオンシップ」で優勝と互いに劣らぬ実力を持ち,各個人のプレイにも注目が集まる一戦だった。前半戦は2ラウンド差でNabDが優勢。続く後半戦,NabDは3人対1人という劣勢を逆転するなど光るプレイがあったものの,陽動作戦を中心に安定したプレイを見せたiZoNeが最終的に8対6で勝利を奪った。
第2試合は,NabD対Escape。Escapeは,壁抜きを上手く利用してキル数を重ね,5対2とかなりの優勢で前半戦を終了した。後半戦では,もう負けられないNabDが奮闘し,合計取得ラウンド数を7対7とタイに持ち込む。しかし,最終的には大会ルールに沿って,爆弾設置ポイントで2対4と優勢だったEscapeが勝利を決めた。
第3試合のiZoNe対Escapeは,NabDの連敗によって,リーグ戦ながらも事実上の優勝決定戦となっただけに,両クランともラウンドの序盤は非常に慎重な展開を見せる。ファーストキルを獲って優位に立ち続々とキル数を重ねる戦術のEscapeに対し,各個人の技量をチームプレイにつなげるiZoNeが,シーソーゲームを制して8対7で優勝を決めた。
サドンアタックの2008年総括と実装予定の新武器と新マップ発表!
さて,これまた順序が前後してしまうのだが,1日目のトリとなるステージでは「サドンアタック'08-'09プレゼンテーション」が行われた。ここでは,以下の今後実装される予定の新武器およびマップが発表されている。
●新武器(ムービー登場順)
・ロシアンマチェット(ナイフ)
・SIG 556(アサルトライフル)
・ダブルバレル(ハンドガン)
●新マップ(ムービー登場順)
・クロスポート(爆破ミッション)
・シティーキャット(爆破ミッション)
・モンキーガーデン(サブミッション)
・アクアバレット(占領戦)
・クロスカウンター(サブミッション)
自社コンテンツをモチーフにしたイベントも盛り沢山!
それでは,残りのステージイベントなどを順次紹介していこう。まず,最初は「三つ巴の笑劇場『三国志豪傑伝 大喜利』」。これはギャグ漫画家のピョコタンさんと見ル野栄司さんを招いて,三国志豪傑伝にまつわるお題に答えてもらうというもの。
「三国志豪傑伝って,どんなゲーム?」というお題に対して,ゲームヤロウのスタッフが「金もうけ」とネタなのか真剣なのか分からない解答をしたのを皮切りに,「魚がしゃべる」「宇宙が舞台」など,非常にシュールなボケや20年以上前のゲーム事情を知らないと意味の分からない珍答が飛び交い,何やら深夜のお笑い番組を思わせるノリとなっていた。正直、ゲームのプロモーションになっていたかどうかというと……? という感じなのだが、企画/出演したスタッフの名誉のために書いておくと30代半ばのオッサンである筆者個人にとっては大変面白い内容だった。
「三国志豪傑伝」最大のウリは? |
見ル野栄司氏「魚がしゃべる」 |
ピョコタンさん「宇宙が舞台」 |
橘さんは家族揃ってかなりのゲーム好きらしく,当日朝もトランスピーをプレイしてきたとのこと。第二部では来場客が実際に対戦する「最速は誰だ!? トランスピー チャレンジ」が開催され,優勝チームには橘さんの写真集を含む賞品がプレゼントされた。
サドンアタック関連では,二つのステージイベントが開催。一つはダレット,NC JAPAN,ガマニア,そしてゲームヤロウが対戦する「ガチンコ! ポータルサイト サドンアタック対決」。ダレットチームがミリタリーアイテムを身に付けて派手なパフォーマンスを見せながらも初戦敗退,その一方で「あまりプレイしていない」と淡々とリーダーがコメントするゲームヤロウチームが主催者側なのに優勝してしまうという展開となった。
また「メイド・コスプレショップ対抗サドンアタック対戦」は,秋葉原周辺のメイドショップのメイドさんと来場客がチームを組んで3on3対戦を行うという内容。参加したのは,メイドカフェぴなふぉあ/アキバギルド/ロイヤルミルク/メイドステーションカフェ/メイフット/JAM秋葉原 ヲタンコナス部/NAGOMI/カフェ メイリッシュの8店舗で,ステージ上で紹介されるごとにファンからの声援と拍手が送られていた。
準決勝までの各試合は,リーダーを務めるメイドさんがほとんど動かないという戦術が主流となっていた。しかしそれでは面白くないと判断したのか,決勝戦ではリーダーのキル数の多い方が勝ちというルールに急遽変更。当日までFPSにはほとんど触れたことがないであろうメイドさん達は戸惑っていたが,見事メイドステーションカフェが優勝を決めた。
このほか,物販スペースでは各種グッズの販売と,ゲーム内アイテムのコードが当たる「リアルガチャ」が用意され,さらに上記イベントに参加したメイドさん達の勤務するメイドショップからの出展もあった。加えてPCショップASKによる自作PC制作の実演ステージや,ネットカフェエリアにおけるサドンアタックおよびトランスピーの来場者参加による競技会なども行われ,盛り上がりを見せていた。
さて,SACTL2008の第3試合は数百人の観客がステージ前に押し寄せる盛況となったのだが,事前に通路部分をきちんと確保していなかったために,一時はスタッフすらも満足に移動できない状態となっていた。休憩時間に座席を移動して空間を作るなど工夫していたので,それを上回る客入りとなった結果だとは思うのだが,今後,より大きな盛り上がりが予想できるサドンアタックだけに,細かい部分にまで手が回るようなケアにも期待したい。
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