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HW短評:Kingston「HyperX Cloud Stinger」(3)装着感とまとめ
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印刷2016/12/24 00:00

テストレポート

HW短評:Kingston「HyperX Cloud Stinger」(3)装着感とまとめ

総試用時間:6時間
短評(2)短評(1)

HyperX Cloud Stinger(国内型番:HX-HSCS-BK/AS)
メーカー:Kingston Technology
問い合わせ先:00531-88-0018(平日9:00〜19:00)
実勢価格:6000〜6600円程度(※2016年12月24日現在)
画像集 No.002のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Cloud Stinger」(3)装着感とまとめ
 HyperXブランドのゲーマー向けヘッドセット「HyperX Cloud Stinger」の持つ出力および入力品質の評価を終えたところで,使い勝手の部分もまとめてみよう。
 外観はつや消しの黒が基調色で,HyperXのロゴがエンクロージャ(=イヤーカップ)部にワンポイントで入るという,HyperXらしいデザインだ。公称重量は275gなので,軽い部類と紹介して差し支えないだろう。純然たるアナログ接続型ヘッドセットということで,LEDが光るといったギミックはない。
 エンクロージャは密閉型で,そこにネオジム磁石を用いた50mm径のスピーカードライバーを搭載している。

画像集 No.003のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Cloud Stinger」(3)装着感とまとめ
エンクロージャは,縦方向がやや大きめかつ,厚みはそれほどでもない印象。バンド部分が90度回転して,携帯しやすくなる,いわゆる「鯵の開き」状態にできる
画像集 No.004のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Cloud Stinger」(3)装着感とまとめ
携帯性を謳う製品だが,50mmの大口径ネオジム磁石製ドライバーを搭載する。イヤーパッドは着脱可能なので,外して洗濯も可能だ

 HyperX Cloud Stingerでは,インラインリモコンを搭載しないのも特徴の1つだ。
 ヘッドフォン部の音量調整は右耳用エンクロージャ下部のスライダーで行う仕様で,大きなマイクブームは下ろすとマイク入力が有効,跳ね上げると無効(=ミュート)になる。ここは前回も触れたが,シンプルでいいと思う。

左はエンクロージャ部にあるボリューム調整用スライダー。右はマイクを天井方向に跳ね上げたところで,この状態になると,マイクはミュートになる
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 ちなみにインラインリモコンのないケーブルは,実測約1.3mで先端が4極3.5mmミニピンになったもの。別途,実測約1.7mで先端が3極3.5mmミニピン×2になった延長ケーブルが付属しており,PCと接続するときは基本的にこちらを使うことになる。ケーブルはごく普通のビニール皮膜タイプだ。

 気になる装着感だが,ヘッドバンド内側のクッション量が十分で,また,イヤーパッド生地として採用されている合皮素材の肌当たりがよく,クッションも柔らかいため,端的に述べて快適である。

ヘッドバンド頭頂部裏側のクッションは実測約1.5cmくらいの厚みがあり,頭頂部への当たりも柔らかい。金属製のヘッドバンドの伸長部分は裏側にメモリが打ってあり,このメモリに従えば段階的にヘッドバンド長の調整が可能だ
画像集 No.008のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Cloud Stinger」(3)装着感とまとめ 画像集 No.009のサムネイル画像 / HW短評:Kingston「HyperX Cloud Stinger」(3)装着感とまとめ

 というわけで,3回のまとめを述べてみよう。
 出力波形は少々歪(いびつ)に見えるものの,ボリュームを適切な音量まで下げて聴いてみると意外と音楽もゲームも聴きやすい。音量がとにかく大きいので,ノートPCのオンボードサウンドでも十分な音量を確保できそうというのは,HyperX Cloud Stingerがターゲットとする市場を考えるに,間違っていないと思う。
 また,軽量でありながら,よくある「モバイルヘッドセット」と比べて装着感もいい。マイクの品質は「価格なり」だが,エントリー市場向けヘッドセットの中では,かなりよい選択肢の1つではないかと考えている。

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KingstonのHyperX Cloud Stinger製品情報ページ


※HW短評に関する注意
  • HW短評(ハードウェア短評)は,各執筆者が,テスト経過時点でのインプレッションをまとめたものです。最終的な評価の掲載を目的とするわけではないため,次回以降のHW短評,もしくは別途掲載されるレビュー記事などとは異なる評価が掲載されることもあります
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