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可愛いだけじゃない! 意欲的なシステム満載の「タルタロス」先行プレイレポート
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印刷2009/11/13 10:12

プレイレポート

可愛いだけじゃない! 意欲的なシステム満載の「タルタロス」先行プレイレポート

画像集#016のサムネイル/可愛いだけじゃない! 意欲的なシステム満載の「タルタロス」先行プレイレポート
 「TARTAROS-タルタロス-」(以下,タルタロス)はシーアンドシーメディアがサービス予定のオンラインRPGである。MOタイプかつノンターゲッティングのシステムを採用しており,仲間との協力や対戦も含めた密度の濃いアクションを実現しているのが最大の特徴だ。
 また,コンシューマゲームライクなシングルプレイ用キャンペーンが用意されているのも本作の特徴の一つだが,そちらもボリューム満点になっている,可愛らしいグラフィックスと相まって,ライトプレイヤー層にも強くアピールしそうなゲーム内容といえそうだ。

 タルタロスの国内でのサービススケジュールは,今のところ未定なものの,シーアンドシーメディアでは現在ローカライズ作業の真っ只中である。今回は,そんな最中に同社にお邪魔して,開発中のバージョンをプレイさせてもらった。意欲的な試みがそこかしこに散見されるシステムの数々を,プレイレポートとして紹介していきたい。

 なお,現在は開発中につき,掲載写真には一部文字化けしている部分もある。またゲーム内の各種固有名詞は今後変更される可能性がある点はご了承を。

タルタロスはシーアンドシーがサービス予定のオンラインRPG。この冬,アクション好きには要チェックのタイトルだ
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同時押しやページ切り替えによる多彩なアクション

そのうえ複数のキャラを切り替え/同時操作も可能!


マウスはキャラクターの移動,各種UIの操作,視点変更などに用いる。ファンクションキーはラジオチャットに対応予定
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 キャラクターの操作方法から見ていくと,攻撃に関するアクションを,「J/K/L/;」の四つのキーの組み合わせによって行うのが大きな特徴だ。イメージ的にはJが通常攻撃のパンチ,Kがキックに対応(パンチやキックになるほうが小数派なので,あくまでもイメージで)。Lはパンチやキックとの同時押しにより,特殊スキルを発動させるキーで,このあたりは格闘ゲームに近い感じだ。最後の「;」は“気合い”を溜めるためのもので,これについては後述する。

 キー配置には「J/K/L/;」とは別に,「Z/X/C/V」のパターンも用意されている。移動に関しても,「W/A/S/D」またはカーソルキーのどちらかを選べる。
 ちなみに,アイテム用ショートカットスロットには,これらの攻撃キーの上の段の4キーが割り当てられており,チャットを除けば,左右の手を基本ポジションからほぼ動かすことなくプレイできる。このような攻撃システムであることから,マウスクリックを攻撃には用いないノンターゲッティングシステムとなっている。

 少々複雑に思えるかもしれないが,キーボードのレイアウトを目視すればすんなり理解できるだろう。要するに,「移動を左手・攻撃を右手」か,あるいは「移動を右手・攻撃を左手」かを選べるわけである。ちなみに,これらのキーバインドは個別設定も可能となる模様で,またゲームパッドへの対応も行われる見込みだ。

 攻撃システムについて,もう少し詳しく説明すると,パンチとキックの通常攻撃は攻撃を重ねるごとに技がコンボで展開していくような感じになっている(3段くらいまで)。タイミングなどはとくにないので,アクションゲームが苦手な人でも,通常攻撃キーの押しっぱなしで,どんどん技を出すことができ,きわめてお手軽に戦闘を楽しめる。

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攻撃周りのシステムが独特。最初はパンチやキックの押しっぱなし攻撃を使っていくと混乱しにくいと思えた
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クリティカルが発生すると,このような効果線のエフェクトで演出がなされる。連発すると画面はかなり派手に

 画面の下部を見るとスキルアイコンが六つ並んでいるが,ここにはパンチとキックといった通常攻撃のほか,同時押しタイプのアクティブスキルが入ることになる。アクティブスキルは,通常攻撃よりも強力なモノが揃っているが,同時押しのキー操作に加えクールダウンタイムが設けられており,使いこなすにはテクニックが要ることだろう。

 操作に関してもう一つ重要なのは,この六つのスキルアイコンのセットが丸ごと,“1〜3ページ”で用意されていること。つまり一人のキャラクターは,最終的に6×3=18種類のアクティブスキルが習得できる(パッシブ系は別にある)。
 先ほど触れた“気合い”のキーにより,このページを切り替えられる。気合いキーを「一度押す」ことでスキルアイコンの2ページめに,「しばらく押し続ける」ことで3ページめに切り替わるのだ。2・3ページめのスキルはより強力で,しかもページを切り替えている最中(=気合いを溜めている)は,通常攻撃もブーストされるとのこと。積極的に使っていきたいところだが,その間に敵からの攻撃を受けてしまうと解除されてしまう点に要注意。
 「気合い」というイメージとはちょっと異なる使い方なのだが,より強いスキルへの切り換えボタンだと思っておけばよいだろう。

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アクティブスキルを覚えると,画面下部にあるショートカット用スロットへと自動的に割り当てられる。微妙に3列表示になっているのがポイント
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初心者は単発スキルでお手軽コンボ,中級者以上は同時押しスキル,上級者はページ切り替えでさらなるダメージを狙える。スキルに応じた戦い方が選べる

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レベルアップでスキルポイントを獲得し,新たなスキルをツリー形式で習得したり,習得済スキルを強化する。スキルの熟練度システムもある
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Lv20くらいまでは2〜3Lvのスパンで新スキルを習得。レベル10で2ページめのスキルを習得できる

 実際にプレイしてみると,ここまで説明したキャラクター個人の操作だけを見ても,かなり新鮮に感じる。タルタロスはMOであることから,MMOと比べてラグやオブジェクト過多などによる影響を受けにくいこともあり,アクション全般の基本的なレスポンスは想像以上に良好であった。


ソロプレイによるシナリオモード


 タルタロスのもう一つの大きな特徴に,複数のキャラクターを切り替え,同時に操作できるモードがある。プレイヤーキャラクターはゲームスタートの段階でも,2人の中から選べ(選択画面はあるが,どちらも使えるので悩まなくても大丈夫),ゲームプレイを経て,使える人数が次第に増えていく(チュートリアルが終わった時点でのメンバーは4人になっている)。もちろんキャラクターによって,通常攻撃や遠隔攻撃,魔法タイプやアサシンタイプなど能力は異なり,状況に応じて使い分けていくのだ。

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「街」と「広場」の違いに注意。街はMO形式,広場はMMO形式となっており,パーティ募集などは広場で行うのが主流になりそうだ
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広場や町にいる間は,画面左下のアイコンを押すことで,いつでもキャラクターの切り替えが可能だ

ゲームを開始してすぐに手に入る4人のキャラクター
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シナリオモードにおける最大の特徴はMCCだ。ソロプレイで,パーティプレイの雰囲気をお手軽に味わえるシステムだ
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キャラクター毎に用意されたキャンペーンシナリオは,全編フルボイスとなっている。ムービーも随所で盛り込まれ,コンソール系のRPGを彷彿とさせる
 タルタロスの主なゲームモードには,「シナリオモード」「ミッションモード」「対戦モード」「チャレンジモード」の4種類がある。続いて,各モードの特徴を順番に見ていこう。

 最初に紹介するシナリモードは,シングルプレイで本作のメインストーリーを辿っていくという内容だ。キャラクターごとに長編のキャンペーンシナリオが用意されており,これを進めていくことで,冒険可能なエリアが少しずつ広がっていく。そしてあるポイントまで進めると,シナリオのエンディングを迎えたり,新たな使用キャラクターがアンロックされたりする仕組みだ。

 シナリオモードはクエストの一種となっている。全体的な流れとしては,頭上に「☆」マークが付いたNPCと会話してフィールドやダンジョンのエリアへ赴くなどといった感じである。

 シナリオモードは一人用ではあるが,戦闘中はパーティプレイのような要素がある。これは「MCC」(マルチキャラクターコントロール)と呼ばれるシステムで,実際には手持ちのキャラクターの中から,最大3名によるチームを編成して戦っていくのだ。

実際には5名を登録し,そのうち2人は補欠要員。戦闘に参加している3人にはExpが平等に入る
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 MCCでのプレイ中は,画面内に3名のキャラクターが三角形の陣形を組んでいる。プレイヤーが直接移動や攻撃の操作を行うのは,この内の1名だけ。そしてほかの2名は,プレイヤーキャラクターに合わせて勝手に動いてくれる。
 自分が操作するキャラクターの入れ替えは,SpaceバーまたはShiftキーで瞬時に可能。また,陣形を回転させることもできる。プレイ画面を見る限りでは,キャラクター数が多いため操作が大変そうにも思えるが,ゲームの序盤はガチャプレイでもいつの間にか先に進めるような難度であった。

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町でクエストを受け,インスタンス生成のダンジョンへ赴く。この辺りの流れは既存のMMOタイトルの経験者なら戸惑うことはないだろう
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手前にいる3体のキャラクターは,MCCで自分が操作している。画面右下に陣形を示す三角形があり,SpaceバーやShiftキーで回転も可能

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3人操作という意味ではグラナド・エスパダがすでにあるが,あまり似た印象は受けなかった。個人的にはファミコンの「キングスナイト」が近いと思う(古すぎ?)
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戦闘エリアでは,展開が途中で分岐することもある(画面右上)。制限時間内にモンスターを倒したりといった条件を満たすことで,お宝や隠しボスなどのエリアへ行けることも

 タイプの異なるキャラクターをMCCに登録すれば,さまざまな戦局に臨機応変に対応しやすくなる。例えば,ボスと戦う場合,自分はキャスタータイプのキャラを操作し,なおかつ後衛にくるように陣形を整える。そうすることで,ほかの2名が前線で頑張ってくれている間,自分は安全な場所から攻撃魔法を存分に叩き込めるだろう。
 また,自分は単体への攻撃に特化したキャラを操作し,前衛に配置する手もある。そしてサポートが得意なキャラを後衛に配置すれば,それぞれの能力を最大限に発揮できるわけだ。今回のテストプレイでは,MCCを通じてのこういった戦術的なプレイがとくに印象的であった。

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レベルやステータスはキャラクター別。インベントリとアイテムショートカット,オークションシステムなどは共通
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ストーリー進行に伴ってキャラクターがアンロックされ,MCCによる戦術の幅も広がっていく


パーティで楽しむミッションモード,高難度のチャレンジモード


タルタロスのクエストは,ソロプレイからパーティプレイまで,幅広いニーズに対応。上級者向けのチャレンジモードも用意されている
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 続いて紹介するミッションモードは,大雑把にいうとシナリオモードからMCCを省き,マルチプレイに対応させたモードだ。基本的にパーティで楽しむものだが,(慣れれば)ソロプレイもできなくはない仕様となっている。
 シナリオモードのキャンペーンは,基本的に一本道の構成なので,ときには壁にぶつかることもあるかもしれない。一方,ミッションモードでは,ダンジョン別に難度を調整できるので,こういった行き詰まりの際のレベル上げ用などにも適していると思われる。

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広場はMMO形式で,1チャンネルあたりの許容プレイヤー数は100名
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広場や街でクエスト目的の仲間を募り,目的地へと赴く。街やフィールド/ダンジョンエリアはインスタンスで生成される

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パーティプレイの際は,参加メンバーの全員が準備完了ボタンを押すことで,リーダーがミッションを開始できるようになる。その際は目的エリアへと直接ワープする
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タルタロスのマルチプレイは最大で4名。MCCはこのモードには対応していないが,複数のプレイヤーで同じキャラが使用可能
 流れとしては,MMO形式の「広場」でパーティを編成したあとに,パーティ単位でインスタンス生成される「村」へと移動する。そこでクエストを受けてから,同じくインスタンス生成のダンジョンでの冒険へと赴く形だ。ちなみにミッションモードはソロプレイでも一応行える。

 気になったのは,パーティの編成システムが少々独特なこと。プレイヤーごとに「自分のパーティの最大許容人数」が設定されており,デフォルトではこれが1となっている。この数値を2〜4に変更することで,ほかのプレイヤーからは「パーティ募集を行っている人」とみなされ,誰でも勝手に参加できるのだ。

 参加される側に許諾のダイアログボックスなどはなく,いきなりだとびっくりするのではないだろうか(一応パスワードを掛けることもできる)。システムとしてはDiabloにおけるパブリックゲームに近いのだが,一般的な「パーティリーダーがメンバーを招待する」という形とはまったく異なっているので,戸惑う人も出てきそうだ。この部分についてはMMO世代に見合ったスマートなマッチングシステムを期待したいところ。

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ミッションモードでは,スペースキーでドロップアイテムを拾える。スペースキーはMCCでも用いているが,シナリオモードではそもそもアイテムドロップの概念がないようだ
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レアアイテムを取得すると,画面左上に一時的にストックされる。クリアした後に「あみだくじ」でランダム配分され,要するに前衛後衛による差がつきにくい

 このゲームには,ミッションモードの上位版ともいうべき「チャレンジモード」も用意されている。特徴としては,挑戦時のキャラクターレベルに上限が定められており,それより上回っている場合は自動的にレベルが引き下げられる。キャラクターが成長しても,難度が維持されるというわけだ。
 それに加え,ミッションモードは難度が全体的に高く設定されている。ミッションモードについては,慣れれば一応ソロプレイでも可能とのことだが,チャレンジモードに関してはほとんど不可能では……,とのことである。

 チャレンジモードの挑戦時には“コンテンツポイント”が必要で,これはミッションモードや対戦モード(後述)を通じて獲得するものとなっている。このように何から何までハードルは高いものの,その分,達成時の報酬も大いに期待できるという。このチャレンジモードは,コアゲーマーにとっての大きな目標となりそうである。

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チャレンジモードは難度がぐっと上がる。挑戦時に必要なチャレンジポイントは,ミッションのボスを倒すことでも得られる
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ウサギとカメのNPC勢力が争っており,二手に分かれてウサギを邪魔しつつ,カメを守りながら勝たせるというチャレンジミッション。ゲーム展開も凝ったものが多いようだ


最大4対4までの対戦モード


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可愛い系の見た目とは裏腹に,PvPシステムも用意されている。本作独特の攻撃システムを存分に楽しめるだろう
 最後に紹介する「対戦モード」は,1対1,2対2,4対4のルールでPvPを行えるというものだ。広場からNPCを通じて待機エリアに移動すると,簡単にマッチングできるボタンが用意されている。対戦相手が見つかり次第PvP用のエリアへと直接移動できる。

 PvPのルールは,あらかじめ手持ちのキャラクターの中から3名をエントリーさせ(対戦登録前に完了しておく必要がある),そこから一人ずつ戦わせていく形式だ。戦闘中に一人が倒れたら次のキャラクターが登場し,そうして先に相手のキャラクター全員を倒し切った側の勝利だ。

 そのほかの特徴としては,「最もレベルが高いキャラクター」に合わせる形で,参加キャラクター全員のレベルが自動的に引き上げられることが挙げられる。
 ただし,レベルが引き上げられることで基本ステータスは上昇するものの,それによる新規スキルの習得は行われない。よってワンサイドゲームになりにくいものの,レベルが高かった側のアドバンテージもそれなりにあり,対戦ルールとしてはなかなか良い落としどころだと思えた。

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非常に意欲的なMOアクションRPGが登場


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友達がログインしていればミッションモード,一人のときはシナリオモーと選べる。幅広いプレイスタイルに対応しているタイトルだ
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ユーザーインタフェースはすでに最新版を適用済みとのこと。ローカライズ作業は順調に進んでいるようだ
 今回のテストプレイで得られた情報は,だいたいこのようなところだ。先日の開発者インタビューの段階で個人的に結構期待していたのだが,実際に触れてみるとまさしく期待どおりのゲーム内容であった。

 振り返ってみて,とくに印象深いのは,既存のオンラインRPGにとらわれない意欲的なシステムを,これでもかというくらいに盛り込んでいるところだ。アクションRPGがこれだけ多く出回っている中,それだけでも十分に注目する価値があるだろう。そして,そのうえでライトからコアまでの幅広いプレイヤー層に対応したコンテンツを取り込んでいるところもよい。

 逆にいうと,ゲームシステムが全体的に個性的すぎて,これらの魅力をどのようにして広く伝えていくかが,シーアンドシーには今後問われそうだ。まぁ,別に「可愛い系のオンラインRPG」でも間違ってはいないのだが,それでは本作の魅力を100%伝えているとは到底いえない。
 本作はMO+ノンターゲッティングシステムということもあり,プレイヤーテクニックが介入する余地がたっぷりとある。アクション部分の仕上がり具合によっては,アクション性で定評のあるアラド戦記やFEZのプレイヤーにも一見の価値があるのでは……とまでいうと褒めすぎだろうか。

 この秋から来年頭にかけて,オンラインRPG関連では注目タイトルが続々と登場するが,そんな中でもタルタロスはなかなか期待できる一本だ。引き続き,今後のサービススケジュールの動向に注目したい。


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アイテムの生産/強化システムもあり,これは広場の職人NPCの元で行う。強化は限界値が高く,+10では割とサクサク上がり,最終的には20以上まで可能とのこと
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パーティへの参加時に許諾ウィンドウが表示されないのは,人によって好みが分かれそう。広場や町におけるチャット範囲など,コミュニティ関連は今後の調整に期待
  • 関連タイトル:

    タルタロス:リバース

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