「Team Fortress 2」が，リリースから4年で最大のアップデートを実施。ついに，Free-to-Playタイプのゲームへ移行

　2007年のローンチから4年を経たマルチプレイFPS「Team Fortress 2」が，過去最大規模のパッチ「Uber Update」の配布とともに，Free-to-Playタイプのゲームにビジネスモデルを移行した。現在，「Steam」からクライアントをダウンロードするだけで，すぐにプレイを始められるようになっている。

「Team Fortress 2」公式サイト

　Freeアカウントの場合，バックパックのスロット数が50に制限されていたり，RareやCosmeticアイテムが保有できなかったり，クラフティング用のブループリント（設計図）の利用が一部しか認められていなかったりするが，マップやゲームモードなど基本的な部分は制限なく楽しめる。アップデート以前にTeam Fortress 2を購入していた人はすべて，Premiumアカウントとして認められるようだが，FreeからPremiumアカウントに移行したい人は，ゲーム内のバーチャルショップ「Mann Co.」から，必要なアイテムを購入することになる。

Freeアカウントと，Premiumアカウントとの違い

　いきなりオンライン対戦をプレイすることに躊躇する人もいるかもしれないが，用意されたPracticeモードで練習を重ね，9種類のキャラクタークラスの長所や短所，マップや戦い方のコツなどを覚えられるので安心だ。開発およびサービスを行うValveは，今後も定期的なアップデートやマップの追加などを行う予定としており，長く遊べるゲームになるのは間違いない。


　Valveは，同社が運営するSteamで，Free-to-Playタイプのゲームを扱い始めたばかり。現在も絶大な人気を誇り，大きなファンコミュニティを抱えるTeam Fortress 2の無料化は，それを周知するために大きな力を発揮しそうだ。