イベント
ルーセントハート初のオフラインイベント「2nd Anniversary ユーザーカンファレンス」開催。次期アップデート&新規タイトルの情報が公開に
イベントは東京品川の品川グランドセントラルタワーで行われた。参加ユーザーは350名以上と,この手のイベントとしては規模は大きいほうだ。
開場後,コンセプトイラストが飾られた入り口ホールへと足を進めると,そこには「ルーセントハート」の象徴的なキャラクターである女神テイアと女神カデナのコスプレをしたスタッフがおり,参加者達を出迎えていた。エンターテイメントに関わる企業らしい演出だ。イベント内容に関しても同様であり,本イベントは,参加ユーザーが楽しい気分になれる“お祭り”のような催しとなった。
ダンサーの女性3人によるオープニングアクトが終わると,カンファレンスの司会を担当する鷲崎 健さんと関本なこさんがステージ上に登場し,オフラインイベントの開催を宣言。そのまま台湾PlayCooのジョイス・ジャン氏とガマニアデジタルエンターテインメントの中島秀樹,廣田一億の両氏によるオープニングスピーチが行われた。
台湾PlayCooのジョイス・ジャン氏 |
ガマニアデジタルエンターテインメント オンライン事業本部 本部長の中島秀樹氏 |
ガマニアデジタルエンターテインメント オンライン事業本部 ディレクターの廣田一億氏 |
日本側が企画し,まず日本から実装される次期アップデートの内容とは
オフラインイベント最初のプログラムは「アップデート情報発表! 初公開情報発表!」。これまで,ルーセントハートのアップデートは“本場台湾で実装された後で日本でも実施される”というパターンが多かった。しかし,この8月に実装される大型アップデート「Fortis」は,日本側で企画したもので,まず日本サーバーから導入されることになっているという。
またこのとき,ペットの種類が増えたことでバッグが圧迫されている現状を改善するため,このアップデートではペット専用の倉庫も実装されることが発表された。これで今後さらに遊びやすくなるだろう。
2010年11月に大型のアップデートとして新職業とペットレースが実装される
その目玉となるのは,ルーセントハートでは初めてとなる“新職業”の追加だ。戦闘を多彩に楽しむというコンセプトで作られたこの新職業は,独自のスキルを覚えることで,四つの異なる姿に“変身”して,自身の特性(戦士・魔術師・補助・移動の4系統)を変化させられるという。つまり,一つのキャラクターで複数の戦闘スタイルが楽しめる職業だというわけだ。
各タイプに変身すると,見た目が変わるだけでなくそれぞれ特殊なスキルを使えるようになる。戦士系はボスの意識を奪うスキルが特徴的。魔術師系は火の属性を持つファイアーブラストに似た範囲攻撃スキルを覚える。補助系は回復スキルが充実している。そして,移動系はルーセントハートで最速のスピードを持っているようである。四つ足の動物のような姿である移動系変身のイラストには,会場から驚きの声が上がっていた。
さらにガマニアでは,より近い距離でユーザーの意見を取り入れたいとの思いから,「目安箱」のようなものを設置する予定であるとのこと。また今後は,プレイヤー同士の遊びの幅を広げると同時に,高レベル向けのコンテンツにも力を入れていきたいとのことだ。
プレイヤーからの質問に答えるクエスチョンコーナー
「クエスチョンコーナー!」は,ユーザーが運営側に聞きたいであろう質問に対して,運営スタッフが答えていくという企画。用意された質問には,かなり“突っ込んだ”内容のものもあり,それがスクリーンに表示されるたびに,会場から「まさかそんな“運営側としては聞かれたくない質問”を自分達から出してくるとは!」という感じの笑いが,しばしば巻き起こっていたのが印象的だった。
Q:ハッピーパイロット(ユーザーがゲーム内イベントを自分で主催できるシステム)について
A:過去にこのハッピーパイロットシステムを使用したアイテムの不正増殖があったため,現在ハッピーパイロットは休止している。ハッピーパイロット自体は開放できる状態ではあるものの,過去と同じような不具合が出てしまう危険性もあるため,慎重にことを進めていきたい。開放する際は,まずは運営主導のハッピーパイロットを使ったイベントを開いて状況を確認し,その後に一般プレイヤーに向けて公開したいきたい。
Q:ゲーム内のバランスについて
A:サービス開始から2年が経ち,追加されたシステムも多く,ゲームバランスの再調整が必要であるとの認識は持っている。まずは,プレイヤーの意見をアンケート形式で集め,その結果を元に調整を行いたいと考えている。
Q:ゲーム内の不具合について
A:不具合によりプレイヤーのみなさまにご迷惑をおかけして申し訳ございません。現在公式サイトに掲載しているように,不具合の状況については把握しており,現在最優先で調整を行っている。今後は開発のPlayCooと運営チームの連携をより強化して,不具合の対応にあたっていく。
Q:今後のアップデートについて
A:ルーセントハートにおいて,いま何が足りないのかをユーザーと一緒に考えていきたい。近いうちに公式サイトでアンケートを行う予定である。
Q:レグルスサーバー(“ハッピーパイロット問題”の余波で現在プレイヤー数が減っているといわれている)について
A:前述のハッピーパイロットの問題があったあと,不正に生み出されたアイテムの回収作業も行ったが,うまくいかない部分もあった。9月を目処にアイテムの流通の部分を含めたレグルスサーバーの立て直しに,本気で取り組んでいく。
サーバー対抗ゲームバトルに勝利したのは“アトリア・カペラ連合”
勝利したアトリア・カペラ連合には「アイテムドロップ率2倍 7日間」と「水晶ドロップ 7日間」が,惜しくも敗れたスピカ・レグルス連合には「アイテムドロップ率2倍 5日間」と「水晶ドロップ 7日間」が進呈されることになった。また,来場したプレイヤー全員に,「祝福水晶セット」も送られた。
ガマニアの新作タイトル「DIVINA」が発表に
まず最初に,7月29日にオープンしていた新作タイトルのティザーページをスクリーンに映し,これが「DIVINA」のページであったことを公表した。このティザーサイトに登場した謎の少女「クラリス」はストーリーに深く関わってくる人物なんだとか。
ガマニアデジタルエンターテインメント オンライン事業本部 ディレクター稲川義章氏 |
ガマニアデジタルエンターテインメント マーケティング部 マーケティング課 セクションマネージャー島嵜直樹氏 |
本作は,ルーセントハートの開発で知られるPlayCooが手がける作品だ。“DIVINA”というタイトルは,“神学者”を表す“ディビーネ”というイタリア語からとられているという。本作では,北欧神話や日本神話がモチーフとして取り入れられており,DIVINAというタイトルは,そのことにもかかっているとのことだ。以下に,イベントで紹介された本作の特徴的なフィーチャーを列記しておこう。なお,イベントの終了後には,入り口ホールに設置された試遊台にて,本作の先行体験プレイができるようになっていた。
●ダブルキャスト
DIVINAには,ファイター,ウィザード,クレリック,レンジャー,忍者という五つの職業が存在する。その中の二つを同時に育てることができるのが,ダブルキャストシステムだ。本作では二つの職業を同時に育てられ,その職業を瞬時にチェンジできる。フィールドマップでは,このクラスチェンジの回数は限られているらしいので,状況によって使うタイミングを見極めることが重要になりそうだ。●ソウルメイト
ソウルメイトとは,プレイヤーキャラクターのパートナーとなって,冒険の手助けをしてくれる可愛いキャラクターのこと。戦闘の手助けはもちろん,素材やアイテム探しの手伝いもしてくれるらしい。ソウルメイト同士を戦わせるようなこともできるという。●モンスターキャスト
100種類以上のモンスターに変身可能なシステム。変身をすると,見た目が変わるだけでなく,そのモンスター固有のスキルも使えるようになる。日本神話もモチーフの一つとなっている作品だけに,“妖怪”のようなモンスターも登場するようだ。スクリーンに河童のようなモンスターが映し出されたときには,会場から大きな笑い声が上がっていた。●テリトリーシステム
これはDIVINAのゲーム内で,ブラウザゲーム風のシミュレーションゲームができるというもの。見た目は可愛らしい感じであるが,アイテムの作成や領地の占領なども可能となっており,ゲーム内容は本格的なようだ。●キャラクターボイス
キャラクターボイスは,子安武人さん,水島大宙さん,田中理恵さん,堀江由衣さんといった豪華声優陣が担当する。ルーセントハートと関わりが深い3ユニットによる生ライブ
イベントの最後には,ルーセントハートと音楽レーベル「EXIT TUNES」のタイアップ曲であるStarving Trancer feat.Mayumi Morinagaの「SW」を皮切りに,公式のダンスユニット・シューティングスターの「We are in lucency」,そして,同じく公式のダンスユニットであるぷりますてらの「恋ゴコロ」が生ライブで披露され,大いに盛り上がったオフラインイベントは終了となった。
Starving Trancer feat.Mayumi Morinaga |
シューティングスター |
イベント終了後,入り口ホールはプレイヤー同士の交流の場として提供され,参加者達は思い思いに“ネット友達とのリアルな交流”を楽しんでいたようだ。参加者にとっては,良い夏の思い出が作れたイベントになったのではないだろうか。
「ルーセントハート」公式サイト
- 関連タイトル:
ルーセントハート
- この記事のURL:
(C)2013 PlayCoo Corporation
(C)2013 Gamania Digital Entertainment Co.,Ltd.