憧れの巨大トレーラーで全米を駆け巡れ！　「18輪ハードトラック・運送野郎」12月21日発売

　ポスタルシリーズなどのワイルドな海外ゲームを販売するドライブから，12月21日に「18輪ハードトラック・運送野郎」が発売される。日本語マニュアル付き英語版で，価格は3980円（税込）。

　4Gamerのデモ版をいつも楽しみにしているという人なら，記憶に残っている人もいるだろう。18 Wheels of Steelシリーズといえば大型トラックを題材にしたドライブゲームで，アメリカでは大人気のシリーズらしく，2002年から年1本のペースで毎年発売されている。本作の原題は「18 Wheels of Steel - Haulin'」で，2006年に発売された5作目にあたる作品だ。


　本作は大型トラックを運転し，広大なアメリカ大陸を縦横無尽に駆け巡るドライブゲーム。アメリカのさまざまな都市，郊外，一般道やハイウェイなどを豪快に走り，街から街へと積荷を届ける。そうしてお金を貯め，ますます巨大でパワフルなトラックに買い換えて一流のトラック野郎を目指していくのである。
　さらに本作には，「トラック運送会社の運営」というモードもある。自分自身の運転でガンガンお金を稼いだら，今度は複数のトレーラーやドライバーを揃え，経営者として運送業をハンドリングするのだ。この遊びの幅の広さが本作の魅力といえる。


　舞台として全米40以上の都市が登場し，それぞれ街の景観や特徴が再現されている。また35種類以上のトレーラーや装備品，45種類以上の積荷が登場。積荷には材木や食料品，家畜，可燃物，廃棄物なんてものもある。大型トラックの挙動をシミュレートしているので，一般乗用車感覚でハンドルを切っていたらもう大変。うしろでトレーラーが大暴れし，中の積荷はえらいことになってしまうだろう。

　一般道やハイウェイ，信号に渋滞など，実際の道路交通が再現されており，プレイヤーは道路事情を考慮しながら運転しなければならない。もちろんパワフルで荒々しい運転を楽しめるのが本作の醍醐味ではあるものの，渋滞気味な交差点を他車両を蹴散らしながら大型トレーラーで突っ切ったりしたら，気持ちはいいかもしれないが，ポリスの御用となってしまうだろう。

　価格からも分かるようにバリュータイトルなので，時代の先端をいくハイクオリティなグラフィックスなどを期待してはいけないが，低価格の人気シリーズということで気軽にアメリカ大陸を飛ばしてもらいたい。