Denebは2009年。AMD，秋葉原のイベントで45nm移行スケジュールを明らかに

　AMDの日本法人である日本AMDは2008年10月18日，秋葉原で「AMD 秋の大収穫祭」と題したエンドユーザー向けイベントを開催。会場では，“兄貴”として知られる同社の土居憲太郎氏が，CPUロードマップを公開した。
　「45nmプロセスのCPUを2008年中に出荷する」と，氏が示したスライドによると，「Deneb」（デネブ，開発コードネーム）をはじめとする，デスクトップPC向け次世代CPUの出荷は2009年になる見込みだ。

土居氏の示したスライド。45nmプロセスのCPUが2008年中になるとされながらも，Denebやその派生品は，いずれも2009年の登場となっている

　セッション中，土居氏はこのスライドについて多くを語らなかったが，日本AMDの広報担当者は，スライド中でDenebなどの置かれている位置が重要であることを認めている。10月2日に掲載した本間 文氏のレポートで，Denebが2009年第2四半期以降になるという情報をお伝えしているが，少なくとも2009年になることは，日本AMDが公式に認めた格好だ。2008年中に登場するのは，サーバー＆ワークステーション向けCPUである「Shanghai」（シャンハイ，開発コードネーム）のみとなりそうである。

　なお，このほかイベントの詳細は，後日あらためてお伝えする予定なので，お楽しみに。