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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第723回「インディーズゲイムを応援したい理由」
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印刷2023/02/23 11:00

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男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第723回「インディーズゲイムを応援したい理由」

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 私は持たざる者である
 何を持っていないかって,才能だったり地位だったり名誉だったり金だったり権力だったり。もっとも,自分の属するコミュニティ……私で言えばプロレスの世界において所属しているDDTプロレスの中に限れば,まあ持っているほうだとは思う。
 ただ,それはキャリアが持たせてくれている部分が大きく。では,一歩外に出てプロレス界全体に目を向けてみると,持っているような持っていないようなという立ち位置に変わる。さらにその外の一般社会まで見渡すと,私なんていてもいなくても変わらないような存在になってしまう。だから,私は持たざる者だと自覚している。
 勘違いしないでほしいのだが,それが悪いと言っているんじゃない。持っていようが持っていなかろうが,生きている。このことが大切なのだ。持たなきゃ生きていちゃいけないのか? そんなことはない。どちらかと言うと逆だ。生きているから持ちたくなる。生きていると,欲しくなってしまうのだ
 だったら持てばいい。持ちにいけばいい。そう思う。ただ,持っている人と持っていない人に,本来は差などない。1日は24時間しかないし,寿命はいつ来るか分からない。選挙権だって直接は1票しかない。一人につき一人分しか生きられない。その中で,自分が欲しいものを持っている人は羨ましがられる。尊敬の念を抱かれる。それだけのことだ。人間としての上下など存在しない。
 もう少し説明しよう。強いか弱いかの価値観のなかでは,強い奴は偉い。そこには上下関係も存在する。この事実から目をそらすと,持ちたいモノが手に入らなくなってしまう。状況を把握しなければ,手に入るものも手に入らなくなるからだ。ここでは強さで説明したが,何でもいい。資産でもいいし,フォロワーの数でもいい。再生回数でもなんでもいい。自分の欲しいものはなんだ? 持ちたいものはなんだ?

 で,ですよ。私はゲイムに関して,インディーズゲイムを応援しています。どれだけ売れたかの戦いでは,多くのケースにおいて大手のゲイムメーカーには勝てない。でも,「どれだけ独自のゲイム体験をプレイヤーに提供したか」の戦いでは,インディーズゲイムだって十分に勝負できるんです。
 だからインディーズゲイムに対して勝手にシンパシーを抱いているし,応援もしているんですね。先週紹介したとおり「7 Days to End with You」PC / Nintendo Switch / iOS / Android)が気になったのもそういう理由からなんです。

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 ゲイム好きにもいろいろなタイプがいて,温度差はあります。自分の好きなゲイムをずっと遊んでいる人もいれば,私のように気になったゲイムを片っ端からヤっていく人もいるでしょう。全部目を向けていたらキリがないんで話題の作品だけを遊びますという人だっているし,時間ができたときだけゲイムをヤるって人もいる。いろいろいていいんですよ。
 売れたゲイムを作った人は無条件に尊敬しますし,大作を作り出すにもきっと多くの悩みはあるはずなんです。ただ,私のマインドはインディーズ寄り。自分が持たざる者であるからこそ,世間一般の楽しみ方ではない違う遊びや面白み,大げさに言えば生き方を提供したいのです。だから,それと同じにおいを感じられるインディーズゲイムが好きなんですね。いつか大手がやらない方法で世の中をビックリさせてやる簡単に世の中の序列が覆ることはないけれど,それでもこのやり方で引っくり返してやる! 少なくとも私はそういう思いでエンターテイメントに携わっております。
 ただ,それは大手を否定することとは別です。やはり大手には大手の強みがあるんですよ。脈々と受け継がれた何かがある。それが看板力だったり育成力だったり資本力だったり広報力だったりするんだけど。ゲイムを作りたいと思って大手企業に就職しようとする人は多い。就職できない人だって多い。でもね,人生は正道だけじゃない。というか,自分が歩いてきた道こそが自分にとっての正道なんだ。どこにいたって,ヤれるんだよ! どこで作ったかじゃない。何を作ったか,だ。
 もちろん,現実的に大手でないとできないことはあるが,それがどうしたって話よ。大切なのは生きていくことであり,何を持ちたいかってことなんだ。繰り返すぞ! だから私はインディーズゲイムを応援しているんだ!
 だけどね。やはりそれはそれとして,大手の作品にも大手ならではのだいご味ってやつがあるのですよ。ウン。洗練された遊びへの誘導だったり,単純にプレイ人数の多さによるスケールの大きさだったり。
 例えばオンラインで遊ぶ作品にはやはり資本力というかサーバーを維持する体力が必要だったり。インディーズゲイムは好きだけど,大手は大手で面白いゲイムは面白いわけで。

 ……すみません。何が言いたいかと言うと,今週は7 Days to End with Youに手を出す前に,今さらながら「スプラトゥーン3」を始めちゃいましたっていうお話でした。テヘ! まだバンカラマッチデビューはしてないけど,面白いです。さすがだなぁ。
 ゲイムはね,メジャーだろうがインディーズだろうが関係なく,楽しいが正義なんですよ! そんな感じでまた来週。

今週のハマりゲイム
PlayStation 5:「eFootball 2023
Nintendo Switch:「スプラトゥーン3
iOS:「ロードモバイル
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション

■■男色ディーノ(プロレスラー)■■
ディーノ選手が所属するDDTプロレスは,2月26日(日)11:30より東京・後楽園ホール大会「Into The Fight 2023」を開催します。ディーノ選手は第二ダークマッチに飯野“セクシー”雄貴選手とのタッグで4WAYタッグマッチに出場します。ディーノ選手はこの試合の直後にデビュー戦の相手を指名し,もう一試合やる腹づもりのようですが,「デビュー戦の相手を探すのがたいへん」と困っていました。
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