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インディーズゲームの小部屋:Room#681「斬妖Raksasi」
公衆電話の設置台数が4分の1に削減されるというニュースに時代の流れを感じている筆者がお届けする「インディーズゲームの小部屋」の第681回は,GlassesCatGamesが開発した「斬妖Raksasi」を紹介する。本作は,妖怪が跋扈し,戦乱が絶えない世界を救うために戦うというローグライクRPGだ。そういえば,まだ財布の中に未使用のテレホンカードが入っていたような……。
本作のストーリーは,怪異がはびこり,人心も荒れ果てた世界を救う鍵を見つけるため,得意な武器や特性の異なる7人のヒロインが「輪廻の試練」に挑むというもの。ゲーム開始時は,薙刀が得意な「白神ふさ子」しか選べないが,ゲームを進めることで残りのキャラクターが1人ずつ開放されていく。
基本的なゲームシステムは,ローグライク要素のある見下ろし型のアクションRPGで,ステージの構造や敵の配置はプレイのたびに変化する。キャラクターが死亡すると,探索で手に入れたアイテムやお金をすべて失ってしまうのはローグライクのお約束だ。また,敵を倒すと入手できる「殺気」というポイントを使って,新しいアイテムなどをアンロックしたり,キャラクターを恒久的に強化したりもできる。
7人のヒロインは立ち絵を見るとどれもセクシーな美女ばかりだが,ゲームのほうはお色気なしの硬派な内容。攻略においてとくに重要となるのが,敵との間合いの取り方だ。武器には,上述の薙刀のほかに,長矛,大槌,双刃,盾と刀,鎖鎌,銃の7系統があり,そのほとんどが近接攻撃なので,いかに敵の動きを見極めて接近し,着実に攻撃を当てられるかが勝負の分かれ目となる。
ゲームは1ステージ=1章の全6章で構成されており,各ステージの最後にボスが待ち構えている。どのボスもイヤらしい攻撃を仕掛けてくる,一筋縄ではいかない強敵ばかりで,初見で撃破するのは難しいだろう。さらに,死亡するとステージ1からやり直しになるのもつらいところだ。一度出会ったボスとは練習ステージで何度でも戦えるので,本番に備えてしっかりと対処法を確認しておこう。
全体的な難度は高めで,何度も倒されながら少しずつ攻略していく,歯ごたえのあるゲームを探している人にオススメしたいゲームで,日本語ローカライズもおおむね良好だ。そんな本作のPC版はSteamにて1220円で発売されているほか,PlayStation 4版とNintendo Switch版も各ストアで配信中なので,ローグライクや「DARK SOULS」などの“死にゲー”が好きな人は,ぜひ挑戦してみてほしい。
■「斬妖Raksasi」Steamストアページ
https://store.steampowered.com/app/1016600/Raksasi/- 関連タイトル:
斬妖Raksasi
- 関連タイトル:
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