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ゲームポット,「EX MACHINA」試写会で「APPLESEED ONLINE CARD TACTICS」の情報を公開
この試写会は,ゲームポットが今秋のサービス開始を予定しているオンラインカードゲーム「APPLESEED ONLINE CARD TACTICS」(以下,AOCT)の,ID登録者の中から抽選で選ばれた人のみが参加できるというもの(関連記事)。映画の上映前には,ゲーム内容の紹介も行われた。
まず挨拶に立ったゲームポット代表取締役社長の植田修平氏は,ゲームポットとして映画の試写会を初めて開催する喜びを述べたうえで,AOCTで「戦略カードゲームという,ゲームポットとしては新たなジャンル」と「(ゲームクライアントではなく)Flashの全面的な採用による,新たな層へアプローチ」という挑戦をしていきたいと語った。
続いて,本作の運営プロデューサーを務める中村彰宏氏が,AOCTの概略を紹介した。ここでは,同時に配布されたプレスキットの内容も併せて紹介することにしよう。
ゲームポット代表取締役社長 植田修平氏 |
運営プロデューサー 中村彰宏氏 |
そのためにプレイヤーは,キャラクター(カード)を集め,部隊(デッキ)を編成していくのだが,カードごとに特徴が定められているので,ミッションに応じて適切なデッキを組む必要があり,戦略性が求められるようだ。
また,ミッションをこなしていくと,経験点や功績点が得られ,功績点に応じて指揮官の階級が上昇。それにより,さらに強いカードが使用可能になる。
カードはβテスト開始時で約70種類が登場し,最終的には約400種類が用意される予定で,原作コミックに登場しないオリジナルのキャラクターも企画されているという。士郎正宗氏以外の著名イラストレーターもカードのデザインに参加するとのことなので,ただカードを集めるだけでも楽しめる。
なお,ストーリー的には原作コミック(全4巻,未完)のその後の世界が描かれることになるという。ちなみに,EX MACHINAも同じ時期の世界が舞台となっているが,AOCTとはあくまでも別軸の物語であるとのことだ。
ところで士郎正宗氏には,アップルシード以外にも「攻殻機動隊」という代表作がある。この2作品は同一世界の別時代/別地域が舞台の物語とされていることもあり,アップルシードではない士郎正宗作品とのコラボレーションも検討されているようだ。
それでは最後に,プレスキットに収録されていた資料から,五つの勢力の詳細を紹介しておこう。現時点ではクローズドβテストの開始時期も明らかにされていないタイトルではあるが,アップルシードファンは今のうちに自分がどの勢力に所属するか,考えておいてはいかがだろうか。
#####以下,リリースより#####
大西洋上に浮かぶ巨大な人工島を拠点とする勢力。指導者は行政院の総責任者である、アテナ・アレイアス。スーパーコンピュータと遺伝子工学の産物である”悪の感情を持たない”人間「バイオロイド」によって統治され、高度なテクノロジーとそこから生み出された強力な軍事力を保有している。とくに行政総監の下にあるESWATは、世界最新鋭の”軍”である。
バイオロイドたちは自身を「人の利益のため奉仕するもの」と位置づけているが、地球とヒトの保全のため、ヒトの情緒面をコントロールする施策を2127年に発案。これが大きな反発を呼んでいる。2129年現在、頻発するテロ攻撃に悩まされながらも最善の未来を求めて、戦いの日々を続けている。
17世紀以降、ヨーロッパは世界の主導権を握っていたが、20〜22世紀にかけて起こった五次にわたる世界大戦によって地位を失った。22世紀には貧困や格差、無気力が社会に蔓延し、治安も悪化した。こうした中、ヨーロッパ再興を目指すイングランドとフランスを主とした一派が台頭し、イングランドの内務大臣リチャード・クリスチャンを中心に2128年12月にクーデターを発動。新共和国「ユナイテッド・リパブリック」を建国した。このクーデターは20世紀以降の衰退から脱し切れず、オリュンポスの勢いに押されるままだった政府に対する国民や軍部の不満も重なり、平和かつ迅速に行われた。
オリュンポスの進出を抑え、ヨーロッパを再興できるか。古き大国の新たな挑戦が始まる。
第三次世界大戦後、アジア対欧米の構図へと変遷した世界。白人至上主義を取ってアジア弾圧を行うが、これは第四次世界大戦の引き金となり、アメリカは穏健派と好戦派に分裂する。好戦派は合衆国の南部地域を拠点に、「アメリカ帝国」を建国した。当初は人種差別的な政策をとっていたが、ソ連と穏健派が合併してできた米ソ連合とのにらみ合いは長引き、2128年には半人道的な策は放棄した。新たなリーダーとなったブラックホーク・ディルマンは、「アメリカ帝国の暗部を切除し、新たな国家建設を目指す」と主張。だか、それは本当に実行されるのか、されるとしても、彼自身の野心においていかなる意味をもつのか。その問いに答えられるのは、これから刻まれるであろう歴史のみである。
第五次対戦の渦中、ドイツではヨーロッパの覇権を奪うべく強力な新軍団の建設が進められていた。戦況の泥沼化による資金の枯渇で計画は頓挫してしまうが、生産にあたっていた軍事企業体・リーフェンシュタール財団は秘密裏に開発を推進し、南米・マナウスに巨大秘密基地を建設する。そしてユナイテッド・リパブリックの登場でヨーロッパが動揺する間隙を突き、2128年12月、南米・マナウスに新国家「ナグルファル」の建国を宣言した。
ナグルファルは財団当主の娘であるローザ・リーフェンシュタールの指揮のもと、凋落するヨーロッパに殉じ、滅亡の道を歩む人類に殉じ、栄光ある祖国へ殉じようとしている。
世界大戦の余波による地球天候の悪化とそれにともなう治安の低下により、アフリカでは従来の主権国家が次々と崩壊した。そんな中、弱小の軍閥から身を起こしたジャーミー・ラザルス、通称“マパンツラ”は、諸勢力を倒して東アフリカに軍事政権を打ち立てることに成功した。ラザルス軍の最大の特徴は、旧大国とつるんでいた地主や軍人、政治権力の空白につけ込んで私利私欲を貪った犯罪者たちを駆逐し、富を分配し、生活を保障する政策を採ったことである。そのため合流する民が相次ぎ、その勢力は侮りがたい実力を蓄えるに至った。いわば、自由アフリカは人類の歴史上現れた、最大にして最強の義賊なのである。2129年現在、アフリカの大地に彼らよりも強大な軍事集団を見ることはできない。
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- 関連タイトル:
APPLESEED TACTICS
- この記事のURL:
(C)士郎正宗/青心社/M2 Published by Gamepot Inc.
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