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[GC 2007#094]これぞ掘り出し物!? いつかはメジャーな本格MMORPG「Ragnesis Online」
この「Ragnesis Online」も,ビジネスセンターで出会ったタイトルだ。お恥ずかしい話だが,4GamerのGC取材班の誰一人として,これまでこのタイトルのことを知らなかった。しかし話を聞いてみると,これがかなり本格派のタイトルなのだ。早速その情報をお届けしよう。
ジャンルとしてはファンタジーが該当するだろうが,資料には“close to a fantasy setting”とあり,コテコテのファンタジーではなく,独自の世界観を持っている。この世界の広さは,地上部分だけで50km2もあるというから,かなり広大である。プレイヤーキャラクターは,移動の手段として,歩いたり走ったりできるのはもちろん,動物に乗ったり,空飛ぶモンスターに乗ったりもできる。
島と島との間の移動は,専用のポータルを使う。船で移動することはできないのだが,短い距離ならプレイヤーキャラクターは泳いで移動することもできるという。
この世界には,さまざまな場所につながるポータルが数多く存在するのだ。それぞれ違う島に存在する四つの国家があり,その国の中心には首都が存在する。また現在,首都以外にも10以上の都市が存在するそうだ。
プレイヤーが選択できる種族は,Bushtargs,Giltaries,Faldors,Saihensの四つ(一種族一国家)。見た目は,どの種族も人間に近いが,その内面はそれぞれに特色があるという。
種族を選んだあとは,顔/体/ヘアスタイル/髪の長さ/顔色/入れ墨などを設定して,キャラクターを作成する。パラメータは,strength/dexterity/stamina/constitution/keenness of vision/aura/perception/healing/wisdom/intellectの7種類。各能力は,プレイヤーキャラクターがレベルアップすることで上昇していく。またレベルアップ時には,スキルポイントをスキルに割り振るといった,RPG一般で定番といえる仕様もあるようだ。
戦闘はセミオートで進むとのことだが,残念ながら会場ではデモを見ることはできなかった。ちなみに魔法は,10種類の流派(school)に分けられており,計300以上存在するという。例えばschool of airなら,Silence,an Echoといった空気を利用した魔法が存在するといった感じである。
このほか,2種類のペットシステムや政治システムなど,既存のMMORPGが持つシステムの大半を練り込んだ形で導入しているようだ。本作オリジナルの要素もいくつか見られ,例えば死後の世界があるというのがなかなかにユニーク。死んだキャラクターはそちらへ行き,一定の条件を満たさないと,帰って来られないのである。
とまぁ,とにかくボリュームたっぷりのゲーム。すべてを書いているときりがないので,興味を持った人は,ぜひ公式サイトをチェックしてみてほしい。
本作は現在ヨーロッパでβテスト中とのことで,2007年第4四半期中にも正式サービスを開始したいとのことだった。要素を詰め込みすぎの印象も受けるため,消化不良を起こさないかやや心配だが,実際にどういうゲームに仕上がってくるのか,非常に楽しみでもある。いずれまた続報をお届けしたいと思うので,お楽しみに。(Iwahama)
- 関連タイトル:
Ragnesis Online
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