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印刷2009/12/05 11:00

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日本でもサービス予定のアクションRPG「ドラゴンネスト」現地最新動向をG★2009でチェック

 EYEDENTITY GAMESが開発中のオンラインRPG「Dragon Nest」(ドラゴンネスト)が,G★2009(G-Star 2009)のNexonブースにてプレイアブル出展されていた。本作は日本でも,NHN Japan(ハンゲーム)によるサービスが予定されており,すでに先行体験会のオフラインイベントなどが日本で行われている。

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 過去にも何度かお伝えしているが,ドラゴンネストをプレイしてつくづく面白いと感じるのは,オンラインRPGでありながらコンソールライクな軽快アクションと,格闘ゲームさながらのコンボを実現しているところで,これは日本人にとっても非常に親しみやすそうだ。それにしても来年以降のNHN Japanは,TERAとこのドラゴンネスト以外にも,注目タイトルが続々と登場しそうな勢いを感じる。

 G★2009(G-Star 2009)の本作の出展ブースについてだが,来場客にとっての前情報が何もなかった去年と比べると,今回は第2次CBTまでの評判が口コミで十分に広まっている。そのためかNexonブース内のタイトルでは,本作が一番人気のように見えた。


 早速筆者もプレイしてみたが,どうやら11月中旬に日本で実施された先行体験会のバージョンと比べると,ゲームコンテンツに関する大きなアップデートはそれほど行われていないようだ。4Gamerでは,ドラゴンネストの基本ゲームシステムはすでにだいたい紹介しているため,今回の取材では韓国版における最新動向や,ゲームバランス関連を中心に話を伺ってきた。そこで分かった情報をお伝えしていきたい。

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 韓国版のサービススケジュールは,つい先日,第2次CBTが終了したところだ。この段階でのレベルキャップは25で,スキルは1クラスあたり20程度が実装済みである。これらの実装スキルをすべて習得するには,キャラクターレベルにして30〜40までは育成する必要があり,あとはレベルキャップの開放を待つばかりといった状況。クラス関連の開発作業は,今のところ順調に進んでいるようだ。
 ちなみに正式サービス開始時には,1クラスあたり50種程度のスキルの実装を目標としており,今はそれらの最終調整段階に入っているとのことだ。

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 本作ではPvE(対モンスター戦)とPvP(対人戦)の両方が楽しめる。PvEに関しては,基本的にキャンペーンシナリオを軸に進行していく。流れとしては,MMO形式の拠点エリアでNPCからクエストを受け,アイテム購入や仲間を募るなどの準備を整えたうえで,MO形式のプライベートエリアへと赴く。そして無事にシナリオをクリアすると,次のエリアがアンロックされるという仕組みだ。
 拠点からすべてのアンロック済みのエリアへと移動できるわけで,文字どおり冒険時の“拠点”として,大いに賑わいそうである。

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 シナリオ1本あたりのプレイ時間は,キャラクターの強さなどの状況によって変わるものの,だいたい15〜25分前後。エリアに挑戦する際は難度を5段階の中から選べ,パーティ規模や装備,そしてプレイヤーテクニックなどに応じて挑戦できる。また,一度クリアしたエリアではハードモードにも挑戦でき,リプレイアビリティも高そうだ。
 チームプレイを駆使すれば,どんどんシナリオを先へ進めていくことも可能だが,大まかな目安としては,キャラクターレベルが3〜4程度上がると次のエリアで冒険するための適正レベルに達するバランスとなっている。

 現在実装されているキャンペーンシナリオは1本で,大筋のストーリーとしては,街の中でとある少女が拉致され,冒険者達が魑魅魍魎はびこるダンジョンへ救出しに行くというもの。以前4Gamerでも掲載したムービーが,このキャンペーンモードのプロローグ部分を示しているそうだ。
 このキャンペーンが,いったいどれくらいのシナリオ数で構成されているかが気になるところだが,現時点ではまだ確定していない。正式サービスの開始後は大型アップデートなどのタイミングで,キャンペーン単位の追加を予定しているとのことだ。

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 続いてのPvPだが,第2次CBTで試験的に実装したところ,開発側の期待を上回る反響だったようである。アクションや格闘ゲームのエッセンスを詰め込んだ本作の,PvPにおける手ごたえには,かなりご満悦の様子。
 ただ,同じスキルでもPvEでは想定されない使い方をされるなど,一部でバランスの再調整の必要もあるそうだ。例えば,1対多の状況でスタン攻撃を続けられると,半ばハメのような状況に陥ってしまうのである。

 そういった細かな箇所を除くと,PvPの手ごたえは上々。近いうちにPvPの人数規模を従来の8対8から,16対16まで拡大する目処も立ったという。通信遅延などの問題が気になるところだが,同社のテクニカルスタッフが良い仕事をしてくれたので,安心してほしいとのことだ。

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 それならPvEにおけるパーティプレイの人数も増やしてほしいところだが,現在は4名から8名に増やすことへの検討を内部で行っている段階という。正式サービスの実装に間に合わせるのは難しいかも,とのことであった。
 要望ついでに,1年前のインタビューでも聞いた同一クラスで男女別のモデリングを用意するかどうかについて再確認してみた。やはり,当時と同様の理由で今のところの予定はないようだ。

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今回話をうかがったNexonの広報担当 Lee, Young Ho氏
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 PvPは,キャラクターが“コロッセウム”と呼ばれる専用チャンネルへ移動して行う。対戦相手とのレベル差を補正する仕組みはないが,レベル帯ごとに複数のルームがあり,極端な実力差のついたマッチングは起こらないという。
 PvPにおける特別な報酬システムは今のところないが,お金だけではなく経験値も得られるというのはポイント。腕に自信のあるプレイヤーなら,レベリング作業をコロッセウムで行う,という選択肢もありそうだ。

 韓国での今後のサービススケジュールに関しては,12月から来年1月の間のどこかで,第3回のCBTが実施される予定。クローズドなβテストはそれで終了となり,その次はOBT,正式サービスへと移行するそうだ。
 第3回CBTの主な内容としては,新しいエリアやアイテム,そしてクエストが大量に導入。注目すべきは,一回目のクラスチェンジのシステムが実装されること。そのタイミングはレベル16で,各クラスがそれぞれ2クラスずつへ分岐することになるという。


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