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オープンβテストは2011年夏に実施。ロックバンド「DIR EN GREY」とのコラボも発表になった「Wizardry Online」シアターカンファレンスレポート
「Wizardry Online」公式サイト
会場では,Wizardry 総合プロデューサーを務めるゲームポットの岩原ケイシ氏が,Wizardry Onlineの概要をあらためて紹介。続けて,会場のスクリーンにはプレイヤーのパーティと,ミノタウロスならぬ“ディル”タウロスとの実演デモプレイが映し出される。
幾度となく斬りつけ,ようやくディルタウロスを倒した……と思った直後,2体のレッサーデーモンが出現し,パーティを襲う! そして映像は「Wizardry 30周年記念トークイベント」などでも披露された,Wizardry Onlineのプロモーションビデオへと繋がっていく。
また岩原氏は,レッサーデーモンから逃げ回るPV内の戦士の姿を例に取り,「Wizardry Onlineとは,格好よく敵を倒すのではなく,逃げ回ってでも生き延びるゲーム」と説明した。
DIR EN GREYに詳しく,メンバーと親交の深いBooさんは,岩原氏の言葉に大きく頷くとともに「うまく言葉にできないが,両者は非常にハマる感じがある。Wizardry Onlineとのコラボの話を聞いたときは,ようやくDIR EN GREYの魅力を理解できる人達が現れたと嬉しく思った」と話す。またBooさんは,両者の共通点について「ドSな部分が共通している」とも付け加えた。
DIR EN GREYのメンバー5人を交えたトークショーでは,コラボアイテムのアイデアなどが披露された。詳細はこれから詰めていくとのことだが,武器や盾などゲーム中に登場するアイテムの色やデザイン,あるいは発せられるオーラなどにメンバー各自の個性を反映したものが登場するようだ。
ちなみにドラマーのShinyaさんは,普段,両手にドラムスティックを持って演奏することから,Booさんに双剣を薦められていたが,「盾も持ちたい」と意外(?)な返答をしていた。
また,DIR EN GREYのオリジナルダンジョンなども実現可能とのこと。どんなダンジョンがいいかと訪ねられたToshiyaさんは,「5人それぞれのダンジョンから特殊なアイテムを集めて,揃えると何かが起きるような仕掛け」を提案。またDieさんは「易しめ」,Shinyaさんは「謎が深まるような」と,それぞれのアイデアを話す。
薫さんはダンジョンの壁などに,DIR EN GREYに関連する言葉が書かれていると雰囲気が出るのではないかと述べ,京さんは「装備なし」で挑戦するようなものがいいと話していた。
今後登場する予定の武器。DIR EN GREYのイメージに合わせて細部のデザインや色を変えられる |
同じく今後登場する予定の盾 |
カンファレンスの最後では,岩原氏により,Wizardry Onlineのオープンβテストの実装予定項目が発表された。まず新種族として「ノーム」が登場する。そのほか,新たなダンジョンと装備をはじめとする新アイテム,そして新しい仕様が追加となる。いずれも詳細は追って発表される予定だ。
気になるサービス日程は,残念ながら2011年夏予定とのことで,それ以上詳しい情報は出なかった。岩原氏は,本来ならこのカンファレンスでオープンβテストの日程を発表できるはずだったのだが,これまでのクローズドβテストで寄せられた意見や要望を反映させようと考えると,もう少しタイミングを図らなければならないと説明する。
岩原氏は,「本当にこれで行けると思えるようなクオリティを求めて鋭意開発中です」と述べ,カンファレンスを締めくくった。
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