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[GDC2008#32]「より多くの人に遊んでもらいたい」。そんな気持ちが込められて開発が行なわれている「Fable 2」
講演内容は,氏が現在開発中の「Fable 2」についてで,どういったものを目指してFable 2を開発しているのかなどが語られた。氏自身は,Lionhead Studiosは続編作りがうまいとは考えておらず,ある程度成功を収めた作品があったとしても,安易に続編を作ることはしたくなかったという。だが,より多くの人にプレイしてもらうことを念頭に置き,続編の開発を決めたそうだ。
ちなみに前作「Fable」では,事前に発表しておきながら,実際には盛り込まれなかった要素などがあったのだが,氏はそのことを反省しているようで,講演の出だしでも「余計なことは言いませんよ」と自嘲気味に笑っていた。
より多くの人に遊んでもらうために用意したという仕掛けは,ドラマ,戦闘,協力プレイの三つ。ドラマとは,文字通りゲームのドラマ性を高めることで,そのため以前紹介した「犬」を用意したのだという。犬はプレイヤーキャラクターと一緒に冒険して戦ってくれたり,道案内や索敵などをしてくれたりするだけではない。なでて可愛がれば喜んで尻尾を振ったり,悲しませると,しんみりした表情でプレイヤーキャラクターを見つめたりと,非常に愛情が感じられる存在なのだ。
こういった要素が加えられることで,ストーリー展開以外からもドラマ性を感じられるそうだ。とくにFable 2はプレイヤーキャラクターの子供も成長し,“子供の成長を見守る親”という,これまたドラマ性の高そうな役割を担う。こういった愛情を感じる要素が随所にちりばめられており,ストーリー展開に花を添えることになるそうだ。
戦闘は,操作を簡単にしつつもコアゲーマーも納得できるものを目指して設計されたという。こちらも以前お伝えしたとおり,ボタン一つで攻撃,防御,コンボなどさまざまなアクションができ,周りの状況に合わせてキャラクターの動きが変わり,ゲームを始めたばかりの人でもすぐに独特の戦闘を楽しめるそうだ。デモプレイでは魔法はまだ見せられないと言っていたので,戦闘に関してはまだ隠された要素があるかもしれない。
協力プレイとは「こちら」で紹介したCo-opモードのことで,二人で一緒に冒険を楽しめる。なお,Co-opモードで稼いだ経験値やお金はシングルモードへ持ち帰れる。また,戦闘の操作方法が簡略化されているという要素は,まったくFable 2を遊んだことがない人でも一緒に楽しめることから,Co-opモードで際立つそうだ。
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Fable II
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