ムービー
Ubisoftの最新コンバットフラシム「H.A.W.X」のプロモーションムービーを掲載
Ubisoft Entertainmentが電撃発表したコンバットフライトシム,「Tom Clancy's H.A.W.X」のプロモーションムービーを4Gamerに掲載した。すでにあちこちのサイトで公開されているものだが,セリフをよく聞くとちょっと興味深いことが分かるはず。もうとっくにお気づきの人も多いかもしれないが,ムービーで危機に陥っている地上部隊は「ゴーストチーム」で,しかもチームリーダーはミッチェル大尉である。これはUbisoftからリリースされているトム・クランシーもの,「Ghost Recon Advanced Warfighter」(フロンティアグルーヴから日本語マニュアル付英語版が発売中)のまんまであり,すると空戦の舞台はメキシコシティとなる。そういえば,そう見えないこともない。
Ubisoft CanadaのマーケティングディレクターであるDaine Landry氏の語るところでは「H.A.W.Xは,すでに発売されたトム・クランシーものタイトルのストーリーラインに沿って,空の戦いが展開されていく」としており,クランシーワールドを横断的になぞっていくといった内容になるのかもしれない。テロリストを追うレインボーチームを助けるためにラスベガス上空で空中戦を行ったり,サードエシェロンのエリート工作員,サム・フィッシャー支援のため,戦火のソウルで空爆を行ったり,ミュータント・ニンジャ・タートルズの四人組を敵の手から救い出すために……あ,あれはトム・クランシーじゃなかったか。
舞台となるのは2012年。冷戦構造の崩壊後,国家のありようが大幅に変化し,ますます多くの国々が民間軍事会社(Private Military Companies=PMCs)や傭兵組織に頼るようになった時代だ。そんなMPCsの一つ,Reykjavik Accordsはさまざまな軍事援助によりそのプレゼンスを高めつつあり,それに対して懸念を示す国も増えつつあった……。というのがざっくりしすぎな感じのストーリーであり,おそらく主人公はこのPMCsの陰謀に対して何らかのアクションを起こすことになるのだろう。予想ですけど。
登場する戦闘機はどうも架空のものらしいが,「小型」「カナード翼」「ツインエンジン」であるところから,なんとなくミラージュやユーロファイターをイメージさせる。大馬力エンジンとステルス性を指向する最近のアメリカの戦闘機とは異なっており,パイロンにミサイルや予備燃料を吊下するのは,ちょっと時代遅れな感じがする,なんてのはオタク的ですか,すいません。
開発を担当するのはUbisoftのブカレストスタジオで,昨年(2007年)9月に紹介した,「Tom Clancy's Air Combat」が改題されたものである。
「Tom Clancy's H.A.W.X」公式サイト
- 関連タイトル:
Tom Clancy's H.A.W.X
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