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Xeon Phi
  • Intel
  • 発表日:2012/06/18
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Intel,「Xeon Phi」発表。「MIC」アーキテクチャで50以上のコアを1枚のカードに搭載
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印刷2012/06/19 14:17

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Intel,「Xeon Phi」発表。「MIC」アーキテクチャで50以上のコアを1枚のカードに搭載

画像集#002のサムネイル/Intel,「Xeon Phi」発表。「MIC」アーキテクチャで50以上のコアを1枚のカードに搭載
 米国時間2012年6月18日,Intelは,「MIC」(Many Integrated Core)アーキテクチャに基づくコプロセッサ「Xeon Phi」(ジーオン・ファイ)を発表した。「Larrabee」(ララビー,開発コードネーム)として始まった“x86メニーコア計画”は,「Knight Corner」(ナイツコーナー,同)ことXeon Phiでついに日の目を見ることになるわけだ。

 Xeon Phi量産品の出荷開始は2012年後半予定。22nmプロセス技術を用いて製造されるx86コア50基以上と,容量8GBのGDDR5が組み合わされる予定になっている。

インテル コーポレーション
インテル MIC アーキテクチャーに基づく新ブランド
“インテル Xeon Phi“を発表
〜最新のインテル XeonプロセッサーE5製品ファミリー、TOP500に最速期間でランク入り〜

ニュース・ハイライト

・インテル XeonプロセッサーE5ファミリーが、スーパーコンピューターTOP500 第39版に早くもランク入り。インテル XeonプロセッサーE5ファミリーは45のスーパーコンピューターに搭載され、そのうち3台はペタスケール・クラスのシステムです。最も高性能なスーパーコンピューターは、2.9 ペタフロップスの性能を誇るライプニッツ・スーパーコンピューティング・センター(LRZ)の「スーパーMUC」で、これはヨーロッパで最も強力な性能を誇り、かつx86アーキテクチャーで構築された最強のスーパーコンピューターです。

・最新のTOP500リストの74%、そして新たにランク入りしたスーパーコンピューターの78%がインテル プロセッサーを搭載。インテルは、世界で最も強力なTOP500リストのリーダー的地位を堅持。

・インテル メニー・インテグレーテッド・コア(MIC)アーキテクチャーに基づくHPC、エンタープライズ、データセンター、ワークステーション向けの新ブランド、“インテル Xeon Phi”(読み:ジーオン ファイ)を発表。
最初のインテル Xeon Phi 製品ファミリーは、2012年末までに量産を開始予定。今回のTOP500においてインテル Xeon Phi コプロセッサー搭載のコンピューター・クラスターが第150位に登場。

インテル コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンタクララ)は、インテル XeonプロセッサーE5-2600 製品ファミリーが、本日発表されたスーパーコンピューターTOP500第39版に、新しいプロセッサーとして最速期間でランク入りし、スーパーコンピューティングの新たな歴史を築いたことを発表しました。

インテル XeonプロセッサーE5-2600 製品ファミリーは、45のシステムに搭載され、このうち3台はペタスケール・クラスのスーパーコンピューターです。
ドイツのライプニッツ・スーパーコンピューティング・センター(LRZ)が開発したスーパーコンピューター「スーパー MUC」は、第4位にランク入りし、2.9 ペタフロップスの性能を誇るヨーロッパで最も強力なコンピューターであり、新しいインテル Xeonプロセッサー E5 ファミリー搭載の最大のスーパーコンピューターとなります。

インテルは、インターナショナル・スーパーコンピューティング・カンファレンス(ISC)にて、インテル メニー・インテグレーテッド・コア(MIC) アーキテクチャーに基づくプロセッサーの新ブランド、“インテル Xeon Phi”(読み:ジーオン ファイ)も発表しました。
2012年末までに量産される第1世代のインテルXeon Phi 製品ファミリー(開発コード名「Knights Corner」)は、既存のインテル Xeon プロセッサーE5-2600/4600 製品ファミリーを補完し、高度に並列化されたワークロードにおける新たな基準となる性能を実現します。
第1世代のインテル Xeon Phiコプロセッサーの主なターゲットは、ハイ・パフォーマンス・コンピューティング(HPC)ですが、将来のインテルXeon Phi製品では企業のデータセンターやワークステーションにも対応する予定です。

初のインテル Xeon Phi コプロセッサー、2012年後半に登場

インテルは、インテル MICアーキテクチャーに基づく最初の製品となるインテル Xeon Phiコプロセッサー(開発コード名「Knights Corner」)の技術詳細についても新たに公表しました。インテル Xeon Phi)コプロセッサーは高度に並列化されたアプリケーションに画期的な性能を提供するだけでなく、使い慣れたインテル・アーキテクチャーのプログラミング・モデル、技法、開発者ツールが利用可能なため、使いやすさの面でもメリットがあります。インテル Xeon Phi 製品ファミリーは、並列化CPUコードを採用しているため、ソフトウェア企業や企業のIT部門は、アクセラレーター専用プログラミング・モデル習得のための開発者の再教育が不要です。

インテル Xeon Phi コプロセッサーは、x86プログラミング・モデルとの互換性に加えて、ホストOSから独立したLinuxベースのOSが動作します。
これにより、アプリケーションからはHPCに最適化、高度に並列化された、コンピューティング・ノードとして認識されます。この機能により、GPUベースの代替技術では利用出来なかったクラスター・ソリューションを、より柔軟に実装できます。インテルの画期的な3次元トライゲート・トランジスターを採用したインテルの22ナノメートル (nm)プロセス技術を用いて製造されるインテル Xeon Phi コプロセッサーは、PCIeフォームファクターで提供され、50以上のコアと8GB以上のGDDR5メモリーを搭載しています。
また512ビットのSIMD命令のサポートにより、1回の命令で複数のデータ要素を処理できるため性能が向上します。昨年のDGEMM(倍精度行列積による測定)で1テラフロップス(1秒間に1兆回の浮動小数点演算)以上を達成したコプロセッサーのデモンストレーションに続き、ISC'12においても業界標準ベンチマークであるLinpack(Rmax)1による性能テストで、インテルは1ノード当たり1 テラフロップス以上の性能を示しました。1997年時点のスーパーコンピューターASCII RED*には、1テラフロップスの壁を破るために9,000個以上のインテル Pentium プロセッサーが搭載されていました。インテル Xeon Phi コプロセッサーの量産出荷は2012年後半の予定ですが、インテル Xeon Phiコプロセッサー搭載の最初の開発コンピューター・クラスターはすでに稼働しており、118 テラフロップスの性能でTOP500の第150位にランクしていることを公表しました。

インテル Xeon Phiコプロセッサーはすでに業界から多大な支持を受けており、Bull、クレイ、デル、HP、IBM、Inspur、NECなど、44社のメーカーが製品ロードマップへの組み込みを表明しています。
インテル Xeon プロセッサー E5ファミリーとインテル Xeon Phiコプロセッサーを組み合わせて搭載する初のペタスケール・クラスのスーパーコンピューター「Stampede」(開発コード名)は、2013年初頭までに稼働を開始します。
インテルでは、来年はインテル Xeon Phi コプロセッサーのプログラム能力と効率性能を活用したペタスケール・クラスのコンピューターの数が大きく増加するものと予測しています。

TOP500 スーパーコンピューター

TOP500第39版では、74%以上(372システム)がインテルのプロセッサーを搭載していました。またTOP500に新たに登場した全システムの78%以上がインテルのプロセッサーを搭載しています。
このTOP500の第39版は、www.top500.orgにてご参照ください。
また、インテルのプレゼンテーションや製品画像などを含むISC’12の詳細は、http://www.intel.com/newsroom/iscでご覧いただけます。

**性能に関するテストに使用されるソフトウェアとワークロードは、インテルのマイクロプロセッサーのみに対して性能が最適化されていることがあります。SYSmark* や MobileMark* などの性能テストは、特定のコンピューター・システム、コンポーネント、ソフトウェア、操作、機能に基づいて行ったものです。結果はこれらの要因によって異なります。
製品の購入を検討される場合は、他の製品と組み合わせた場合の本製品の性能など、ほかの情報や性能テストも参考にして、パフォーマンスを総合的に評価することをお勧めします。
性能とベンチマーク結果の詳細な情報については、パフォーマンス・テスト結果の開示をご覧ください。

1. (Linpackによる1 テラフロップスのKNCの性能)出典:TOP500
www.top500.org)。
インテルは、本文書で参照されているサードパーティーによるベンチマーク・データ
または Web サイトのデザインまたは実施内容をコントロールまたは監査していません。ここで参照されているWebサイト、または同様のパフォーマンス・ベンチマークが記載されているWebサイトを参照されることをお勧めします。

以上

Intel公式サイト

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