インタビュー
誰でも「レジェンド機体」を体験できる太っ腹イベントを実施! 「鉄鬼」新プロデューサーに2010年内の展開を聞いた
レジェンド機体は既存8機体それぞれの上位版で,外見が異なるだけでなく,基本性能も大きく向上しているという。「こちら」と「こちら」の記事でお伝えしたように,これまで,全8種類のレジェンド機体のうち4種類の情報が公開されており,明日(6月16日)からは,それらを先行体験できるゲーム内イベントも開催されることになっている。
今回4Gamerでは,新たに鉄鬼のプロデューサーに就任したゲームヤロウのチェ・ヒョンド氏にインタビューする機会を得た。レジェンド機体の概要や,本作の2010年内の展開などについて話を聞いてみたので,お伝えしよう。
「鉄鬼」公式サイト
高性能がウリの「レジェンド機体」はゲーム内ポイントで入手可能に!
本日はよろしくお願いします。待望のレジェンド機体がいよいよお目見えとなりますが,概要をあらためて教えてもらえますか?
チェ・ヒョンド氏(以下,チェ氏):
レジェンド機体は,既存の8機体それぞれの上位にあたります。外見が異なるのはもちろん,既存の機体を上回る性能を備えており,またそれぞれ異なる特徴を持っています。
例えば軽量型機体では,ブースターの消費量が抑えられているので,より長い時間ダッシュしていられますし,強襲型機体は盾の開閉速度が速く,接近してから短時間で攻撃に移れます。いずれも,既存の機体よりもかなり有利です。
4Gamer:
6月16日から,ゲーム内でレジェンド機体を先行体験できるとのことですが。
チェ氏:
より多くのプレイヤーにレジェンド機体に触れてもらい,その性能を実感してもらうために,「レジェンド機体[プロトタイプ]実働試験」というイベントを開催します。
このイベントでは,軽量型の「RAVEN」,強襲型の「CRUEL MASSACRE」,狙撃型の「PHANTOM」,整備型の「FENRIS」の4機体を,プレイヤー全員に配布します。ただし,既存の機体をアンロックしていない場合は,その上位に当たるレジェンド機体は使えません。
4Gamer:
と,いいますと?
チェ氏:
例えば,既存の整備型機体「VELOX」をアンロックしていないプレイヤーは,整備型のレジェンド機体は使えないんです。
また,今回配布するレジェンド機体は,使用可能期間が3日間に制限されます。
4Gamer:
6月16日から3日間限定ということですか?
チェ氏:
いえ,プレイヤーがその機体のライセンスを使用してから丸3日間という意味
です。
4Gamer:
なるほど。それでは今後,残りの工兵型/重量型/火力型/観測型のレジェンド機体の先行体験はできるんでしょうか。
もちろん,そのためのイベントを開催する予定です。詳細は追って発表しますが,基本的な条件は今回と同様なので,それまでのあいだ,全機体のアンロックを目指してみてください。
また現在,「東京ドームシティ アトラクションズ」に鉄鬼のコーナーを設けており。6月26,27日には,レジェンド機体の試遊台を用意する予定です(関連記事)。
4Gamer:
正式実装後のレジェンド機体の入手方法が気になるところですが,ズバリ,有料アイテムになるんですか?
チェ氏:
レジェンド機体は有料アイテムにはせず,ゲーム内ポイントを消費することで入手できるようにします。
4Gamer:
つまり,ゲームを継続してプレイしていれば,誰でもレジェンド機体を手に入れられるんでしょうか。
チェ氏:
まだ詳しくお伝えできませんが,現在開発中の「カードシステム」でゲーム内ポイントを消費し,“あること”をしてもらうことで,レジェンド機体が獲得できます。今後はこのカードシステムを通じて,各機体のスキルも入手できるようにする予定です。
4Gamer:
スキルですか。
チェ氏:
スキル関係は,日本のプレイヤーの皆さんから寄せられている「もっと機体をカスタマイズしたい」というリクエストに対する,一つの回答になります。まだ開発中なので,今お話しできるのは,スキルを選択することで,同じ機体でも個性が発揮できるようになるということくらいです。
6月末から3か月サイクルで公式大会を開催。日本オリジナルデザインの機体も公開間近か
それでは,レジェンド機体以外の展開についても教えてください。
チェ氏:
クラン対抗の公式大会を開催します。6月末に参加クランの募集を開始し,7月からオンライン予選を実施する予定です。そして8月には,決勝トーナメントを開催します。この公式大会は,今後3か月程度のサイクルで継続していく予定です。
4Gamer:
ということは,8月の決勝が終わったら,すぐに次回大会の参加クラン募集が行われるんですか?
チェ氏:
その予定です。
また,台湾でのサービスも開始予定なので,ゆくゆくは日本/韓国/台湾の代表クランによる対抗戦なども行えればと思っています。最終的には,弊社の「サドンアタック」同様,プレイヤーにとって大きな目標となるようなクランが登場し,ゲーム全体がさらに盛り上がりを見せることに期待しています。
4Gamer:
ゲーム自体に,新要素を追加する予定はありますか?
チェ氏:
キャンペーンモードに新たなストーリーを追加していく予定です。また既存のキャンペーンも含めて,システムのリニューアルを行います。皆さんにより楽しく遊んでもらえるよう,キャンペーンをプレイする目的や,得られる報酬といった点について見直しを図っているところです。
さらに対戦モードにも,新たなルールをいくつか追加します。
4Gamer:
要望の多い新武器や,マップに関してはどうでしょう。
ゲーム内ポイントで購入できる各機体の武器を,7月中に追加する予定です。また8月以降も,基本的に毎月,何かしらの武器を追加できるよう,開発を進めています。とはいえ,武器はバランス調整が難しいため,必ずしも予定どおり実装できるとは限らないので,その点はご了承ください。
マップについても,毎月一つずつ追加していけるように,鋭意開発中です。
4Gamer:
なるほど,おおよその展開は分かりました。
ところで,レジェンド機体以外にも,新機体を実装するという話があったと思うのですが。
メカデザイナーの明貴美加さんと石垣純哉さんが手がけた新デザインの機体ですよね。こちらについてももう少しすれば,より具体的な情報を公開できるんじゃないかと思います。
また,新たに参加してもらうデザイナーさんの名前も,そろそろ発表できるかなといった段階です。ゲームヤロウとしても自信を持ってアピールできるデザイナーさんに参加してもらうことになっています。
4Gamer:
なるほど,メカ好きの一人として大いに期待しています。
それでは最後に,鉄鬼の今後の展開に期待している人に向けてメッセージをお願いします。
チェ氏:
鉄鬼のコンテンツの大部分は,日本のプレイヤーの皆さんから寄せられている意見や要望をもとに,企画/開発が進められています。
私達は鉄鬼を,まず日本から盛り上げていくタイトルと捉え,力を注いでおり,今後も開発側と一丸となってがんばっていきますので,ぜひ期待してください。
4Gamer:
ありがとうございました。
インタビューのあと,ゲームヤロウのスタッフに聞いた話によると,本作が日本で高く評価されていることを受け,韓国GameHiでは,日本向けの開発作業にかなりの労力を割いているとのこと。
現地の開発スタッフは,より充実したコンテンツを日本のプレイヤーに提供すべく,家に帰れる日が週に3日ほどというハードワークをこなしているそうだ。
そのような状況の中,サービス開始当初から実装が待ち望まれていたレジェンド機体が,いよいよ登場する。正式な実装時期は,今回の先行体験イベントの実施後,少し間を置いてからになる見通しとのことだ。
レジェンド機体は,通常のプレイ時はもちろん,公式大会でも活躍が予想されるだけに,カードシステムを用いた具体的な入手方法が気になるところ。
4Gamerでは新たな情報が入り次第お伝えするが,まずは先行体験イベントに参加し,その性能を体感してみよう。
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