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[TGS 2008#024]「バイオハザード5」はハリウッド映画を超えた? リアルな表現にこだわったメイキング秘話とオフライン協力モードの存在を公開
まずバイオハザード5のメイキングビデオが紹介されたのだが,その内容はというと,ゲーム内で使われている銃器の音声収録の模様を収めたものだった。ハリウッドで映画を作る手法と同様のものが採られ,ピストルから対戦車ライフルに至るまで,実弾を撃った音声を収録,それがゲーム内で使われていることが明らかにされた。
人物の動きにおいても,「日本では実現できないレベル」の多数のセンサーを使ってモーションキャプチャーが行われていた。また,ムービーには登場しなかったが,竹内氏は,人物がセリフをしゃべっているときの表情のモーションキャプチャーも行っているので,顔の動きと声が一致していると説明し,バイオハザード5における“リアルな表現”へのこだわりを見せた。
デモに利用されたシーンは,初公開となる洞窟のような場所。“明るい場所での恐怖”についてはすでに公開済みだったが,“暗い場所での恐怖”も用意されていることが今回明らかになった。バイオハザード5では,Xbox 360とPLAYSTATION 3の表現力を使って,その両方を実現することに挑戦しているようだ(PC版については,残念ながらステージでは一言も触れられなかった)。
洞窟を進むと遺跡のような場所に出るのだが,ここでムービーシーンが挟まれ,クリスとシェバの二人が別々に行動するはめになる。押し寄せるクリーチャーの中には盾を持ったキャラもいて,竹内氏によれば「正面からの攻撃が無効」とのこと。つまり,もう一人が別方向から援護射撃をするといった連携プレイが,生き残るために重要になってくるわけだ。また竹内氏は,クリスとシェバが近くにいるとアイテムを交換できたり,二人が一緒にいるときに救急スプレー(回復アイテム)を使うと二人同時に回復するなどといった特徴を紹介し,本作のテーマが「絆」であることをアピールした。
最後に竹内氏は,現時点で最高のクオリティを持った作品になると自信満々のコメントを残した。そのクオリティは,少なくとも表現力においてはかなりのものであることがうかがえたし,リアルさへのこだわりも半端ではないことは感じられた。ゲーム内容については,あらためてプレイレポートをお届けする予定なので,楽しみに待っていてほしい。
[TGS2008#049]「バイオハザード5」のプレイムービー2本を4Gamerにアップ
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(c)CAPCOM CO., LTD. 2009 ALL RIGHTS RESERVED.
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