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[E3 09]謎の美女との駆け引きもあり。テクモが世界に向けて発信するスタイリッシュアクション「QUANTUM THEORY」
と説明すると,シドとフィレーナが仲良く協力しながら最上階を目指すように思えるかもしれないが,実際には違う。二人の最終目的は微妙に異なっており,協力し合うこともあるが,それは目的遂行のための手段の一つでしかないのである。塔を登るにつれてストーリーが進み,二人の物語がドラマチックに展開していくのだ。共闘する場面でも,単純に同じ敵を相手にするだけというわけではない。一人が援護射撃をしているスキにもう一人が敵へ近づいたりと,見事な連携を見せたりする。
ちなみに,本作のプレイアブルなキャラクターはシドだけで,フィレーナの操作はできない。彼女はあくまでも謎の美女として登場し,ゲームを盛り上げる存在なのだ。
塔は侵入者を阻むため,自らその構造を変化させるのだ。しかもそれは戦闘中だろうが休憩中だろうがおかまいなしに発生するのだからたちが悪い。さっきまで正面にいたはずの相手が,次の瞬間にははるか上方に移ってしまうこともあるのだ。
しかも地形がダイナミックに変化するので,自分の足元が崩れてしまい,落ちないように片手でどこかにつかまらなければならない,といった状態も発生しうる。有利なポジションで戦っているからといって油断していると,一気にピンチに陥る可能性もあるわけだ。
また,シドの武器は18種類あるが,単純に威力の異なる武器が揃えられているわけではない。地形が変化する影響で,シドと敵との距離が変わることが多く,さっきまで有効だった武器が途端に使いづらくなることもある。そんなときは,そのシチュエーションに合った武器を素早く選び,的確な対処をしなければならない。能天気に攻撃をぶっ放していればOKという,単純なゲームではなさそうだ。
なお,2008年10月の時点では資料を公開するのが精一杯という状態だったが,開発は順調に進んでいるようで,2010年の早い時期には発売される予定だ。
- 関連タイトル:
QUANTUM THEORY
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