「Star Wars：The Old Republic」の新要素“アドバンスド・クラス・システム”の内容が明らかに

　2011年発売予定の「Star Wars: The Old Republic（以下，SWTOR）」は，LucasArts Entertainmentのライセンスを受け，Electronic Artsがプロデュース，そしてRPGの製作では名門中の名門であるBioWareが開発を担当するMMORPG。登場する八つのキャラクタークラスすべてに異なるシナリオが用意され，さらには，クエストに登場するNPC全員がフルボイスでしゃべるという超大作だ。開発にかける意気込みは相当なもので，制作費は史上最高と言われた「グランド・セフト・オートIV」（1億ドル/約93億円）を超えることも公言されている。


　今回，これまで未発表だった，本作の“アドバンスド・クラス・システム（Advanced Class System）”に関する情報が公開された。SWTORでは，キャラクターのレベルがある程度上がると，それぞれのクラスに用意された二つのアドバンスド・クラスから，一つを選択するようになっているとのことだ。
　公式サイトでも，このクラスシステムに関する情報を確認することができる。その一部を抜粋して翻訳すると，以下のようになる。

　「アドバンスド・クラス・システムの主な目的は，プレイヤー各人が，自分のキャラクターを，自身のプレイスタイルにあったキャラクターへとカスタマイズできるようにすることです。例えば，シスウォーリアー・クラスのプレイヤーの中には，相手が襲い掛かってくる真っ只中に突進して戦うのを好む人がいるでしょう。しかし，別のシスウォーリアー・クラスのプレイヤーの中には，もっとキャラクターの操作を巧みに行い，パワーを集中させて，チャンスがあったら速攻で敵を倒す，というような戦略的な戦い方をする人だって少なくないはずです。アドバンスド・クラス・システムは，プレイヤー達にできる限りの選択肢を与えるために用意されたものです」


　また，4月末にロンドンで開催された「EA Showcase London」を機に，新しい画像6点とともに，開発元であるBioWare Austinのリード・ライター，ダニエル・エリクソン（Daniel Erickson）氏への公式ビデオインタビューが公開されている。映像は海外ゲームメディアのG4やVideoGamer.comなどで見ることができる。
　ビデオ内で使用されているCGムービーは，すでにほかのメディアイベントなどで公開済みのものだが，SWTORの世界観がうまく表現された，迫力のある内容なので，まだ見ていない人はぜひチェックを。

　まだ，SWTORの発売までは1年ほどは待たなければならないが，2010年末からβテストをスタートすべく，今後も徐々に新情報が出てくるはず。おそらくは6月中旬のE3で，また新たなニュースをお伝えできるだろう。

「Star Wars：The Old Republic」公式サイト