攻略
今回の「C9通信」は,ウィッチブレイドの2次職“ウォーデン”でのPvP指南をお届けしよう。公認ナビゲーター松井氏主催のトーナメント大会にも注目
美しさもさることながら,戦闘における攻撃力,素早さに優れたキャラクターのウィッチブレイド。その一方で,体力が低く打たれ弱いという面を持っていることから,敵との間合いをうまく取って戦うことがポイントになる,テクニカルな職業と言える。
現在,ウィッチブレイドの2次職としては“ウォーデン”が実装されており,9月29日には“スレイヤー”が実装予定だ。「こちら」の記事によれば,スレイヤーはPvPに長けたキャラクターとなっているとのことで,楽しみにしているPvP好きも多いだろう。とはいえ,本作はキャラクターの成長が早く,キャラクターの作成スロットも12個用意されているので,いろいろなビルドが試せるのも魅力の一つ。プレイヤーはスレイヤーの実装を待たず,ウォーデンの育成を楽しんでいることだろう。
では,ウォーデンでPvPに挑戦するのであれば,どのように育成すれば良いのだろうか。今回の「C9通信」では,本作の公認ナビゲーターの松井 悠氏による“ウォーデン”でのPvPの戦い方を紹介している。松井氏のアドバイスを参考にして,ウォーデンにおける自分のスタイルを探ってみよう。
「C9 [Continent of the Ninth]」公式サイト
(以下,松井 悠氏寄稿)
9月15日に実装されたウィッチブレイドですが,待ち望んでいたプレイヤーも多かったようで,ウォーターフォード村や,ビンペリーのお城では,大量のウィッチブレイドが街を歩いているという状態。この原稿が掲載されるころには,すでにレベルキャップの50に到達している人もちらほら出てきているのではないでしょうか。
新キャラクターのウィッチブレイド,そしてその2次職となるウォーデンのキャラクターの概要については,まずはこちらの記事をご覧ください。
「C9」,ついに実装される新プレイヤーキャラクター「ウィッチブレイド」の先行プレイレポートを掲載。舞うように戦う美女の魅力に迫る
今回は,ウィッチブレイドの上位職である「ウォーデン」でどのようにPvPを戦っていくか,スキルの使い方を含めてご紹介していきましょう。
PvPキャラクターとして見たウォーデンの特徴
ウィッチブレイドは,長剣のブレイドと短剣ダガーによる二刀流と,その抜群のプロポーションが目を引きますが,今回実装された2次職のウォーデンは物理攻撃メインでざくざくと攻めていくというよりは,どちらかというと魔法による攻撃が主力となります。ただし,キャラクターをどう伸ばしていくかはプレイヤーそれぞれですので,そこは皆さんの好みでどうぞ。
まず,プレイヤーにとって最も悩ましいのが「どのスキルにポイントを振ればよいのか」。ほかのキャラクターにも言えることですが,プレイヤーそれぞれのプレイスタイルや,追加ステータスポイントの振り方によっても大きく変わってきますので,これについては「正解がない」というのが正直なところです。
とはいえ,それだけでは参考になりませんので,ここではいくつかのスキルのPvP的な使い方,そしてスキルのレベルが上がるとどう変わっていくかをご紹介していきます。
・テンペスト
ダンジョンでは多数の敵を殲滅するのに,非常に効果的な「テンペスト」ですが,攻撃範囲アップグレードの「グレイシャルストライク」がPvPでは使用不可能なため,1 vs. 1のPvPでは効果的な使用は難しいと思われます。ただし,複数人数でのチーム戦で,安全な位置から使用できれば味方との連携プレイで絶大な威力を誇ることになるでしょう。
・ブリザード
テンペストよりはやや小さめの氷の矢を落下させる「ブリザード」は,テンペストとは異なり,発動中に移動することができます。そのため,相手をダウンさせたときに詠唱し,起き上がったタイミングでさらにほかのスキルを使用して追加ダメージを狙えるので,個人戦でも積極的に使っていけるスキルになりそうです。
・フローズンプレッシャー
指定した位置に水属性の爆発を起こしたあと,さらに範囲攻撃を行う「フローズンプレッシャー」は,地面から突き出す氷柱がダウンしている相手への追い打ち攻撃となります。ヒットして宙に浮いた相手に,さらにコンボを決めていくことができるため,シチュエーションによっては大ダメージを与えられます。
■多彩な召喚魔法を使いこなす
ウォーデンには,敵を直接攻撃するものや,補助的な要素があるものなど,さまざまな召喚魔法が用意されています。どれも一長一短があるので,プレイヤーの好みで選択していく必要があります。自分のキャラクターを育てていく方向をソロでのPvPやランクマッチメインでいくのか,複数人数でのチーム戦で育てていくのかによって,若干変わっていきますので,ある程度指針を持ってスキルを振っていくといいでしょう。
・スカルジェイク
小さな骸骨兵士を召喚する魔法で,体力値は,スキルレベル1で1000,13で4600。持続時間は180秒ということで,PvPでもかなり活躍しそうなスカルジェイク。スキルレベルを上げると,体つきもかなり大きくなり,攻撃力も高くなります。基本的に,スカルジェイクを盾にしつつ,相手の攻撃のスキをついて攻めていくスタイルがセオリーとなりそうです。
・アイスクリスタル
持続時間はそれほど長くないのですが,ゆっくりと前方に進んでいく氷の結晶を召喚するアイスクリスタルは,ヒットすると敵の移動速度を一時的に低下させることができます。スキルレベルが1では,移動速度低下時間が3秒間,スキルレベル12では6秒間となります。
・フロストウォール
ウォーデンの目の前に巨大な氷の壁を召喚するもので,この技を使用して敵の攻撃を防ぐことができます。スキルレベルを上げていくことで,フロストウォール自体のサイズが大きくなり,体力も大幅に増加します。ただし,メテオなどの上からの攻撃に関しては無力ですので注意が必要です。
・氷結の魔女シエリス
詠唱した場所にシエリスが出現し,自動でターゲットした敵の足下から氷の柱を出現させる召喚魔法です。シエリス自体は動くことができませんが,ある程度敵の攻撃を受ける体力はあるので,スカルジェイクと同じように,盾として使いながら,ほかの巨大魔法を詠唱する時間を稼ぎましょう。ただし,召喚時間が20秒とやや短いので注意が必要です。
■空中からの華麗な攻撃で敵を幻惑する
積極的に相手に攻撃を仕掛けていきたい,という人には,ジャンプからの攻撃バリエーションを増やしてみるのも一つの手です。ウォーデンが空中から出せる技は,左右の通常攻撃のほか,スキルストーンを消費して空中から切りつける「ディヴァインアサルト」,空中で蹴りを入れて相手をバウンドさせる「ビューティースピンキック」,空中でダガーを投げつける「ホライズンジャック」(地上でも発動可能),空中で冷気を放つ「フロストボム」があります。
左右の通常攻撃をヒットさせたあとは,そのまま地上でのコンボにつなぐのもいいですし,打点を高めにヒットさせてから空中でビューティースピンキックにつないでバウンドコンボを狙う,といった展開も考えられます。
また,ちょっと変わった空中スキルの使い方として,フロストボムから,着地前にホライズンジャックや,ディヴァインアサルトなどに連携させることもできます。空中での軌道を変えたいときや,こちらのジャンプパターンを読まれて着地点で反撃されそうなときに使ってみるのもいいですね。
空中での立ち回りについての注意点として,ウォーデンのみ垂直ジャンプからの通常攻撃が出せない(スキル技は使用可能です)ことと,コマンドが「空中でShift+左クリック」のフロストボムは,滞空時にほかのキーを押していると発動しないことを覚えておくといいでしょう。
■間合いを管理できるかどうかがキモになりそうな今後のウォーデン
ウォーデンに限った話ではありませんが,PvP戦,とくに1 vs. 1の個人戦では,「自分の得意な間合いで戦えるか」,同時に「敵の苦手な間合いで戦うか」が大きな課題となります。
前ダッシュ中に発動し,姿を消した状態で移動ができる「ウィッチステップ」や,瞬間的に無敵になる「ナチュラルフォグ」,発動時に大きく後方へジャンプする「フロストボム」などで距離を管理し,詠唱の時間を稼いだり,一気に間合いを詰めて攻め込んだりといったスタイルが実現できれば,PvPでも活躍できる可能性は高そうです。ただし,防御力が低いキャラクターであることは忘れないようにしてくださいね。
3 on 3トーナメントを企画中です
さて,今回はPvPに向けたウォーデンのスキルについて紹介してきましたが,いかがでしたでしょうか。29日には,ウィッチブレイドの新職業である「スレイヤー」が実装される予定ですので,そちらもおりを見計らって紹介をさせていただきたいと思います。
また,私が主催するC9の3 on 3オンライントーナメント「[C9]BEST of THREE」が,2011年10月2日16:00にスタートします。すでにエントリーの受け付けは終了しておりますが,試合の模様をUstreamで配信する予定です。個人戦とは異なった,ガチでプレイできるチーム戦を,ぜひご覧ください。
「gamer’s arena [C9] Best of Three Tournament」公式サイト
■プロフィール
松井 悠(まついゆう)
格闘ゲームを軸にさまざまなゲーム大会を制覇した後,フリーライターとして1996年より活動を始める。得意なゲームジャンルは,格闘ゲームをはじめ,アクションゲーム,FPS,TPSなどPlayer VS Playerのゲーム全般。 デジタルゲームを競技として捉える「e-sports」の普及のため,IGDA日本デジタルゲーム競技研究会世話人,世界最大のデジタルゲーム競技大会World Cyber Games日本プロデューサーや,中韓政府主催のInternational E-sports Festival日本プロデューサーを務める。
近著に「デジタルゲームの教科書(Amazon)」,「デジタルゲームの技術(Amazon)」(ソフトバンククリエイティブ刊)。
「C9 [Continent of the Ninth]」公式サイト
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