コードマスターズは,11月5日に発売を予定している
PlayStation 3/
Xbox 360用レーシングソフト
「Colin McRae: DiRT 2」に収録の,
レースタイプやイベントなどの情報を公開した。
まず,本作には日本をはじめとして,アメリカ,イギリス,クロアチア,モロッコ,マレーシア,中国といった,実在する世界各国の地域が登場する。それぞれ特徴が異なり,気候や風土の違いが感じられる各国に設置されたコースを,モンスターマシンで走り抜けるというわけだ。
そんな各国を舞台としたレースには,
「RALLY(ラリー)」「TRAIL BLAZER(トレイルブレイザー)」「Raid(レイド)」「RALLY CROSS(ラリークロス)」「GATE CRASHER(ゲートクラッシャー)」「DOMINATION(ドミネーション)」「LAST MAN STANDING(ラスト・マン・スタンディング)」といったレースタイプが用意されている。
ゲーム進行としては,各イベントで経験を積むことによって,世界各国の一流大会への参加オファーを受けるようになり,さまざまなレースに参加していくという流れになっている。アメリカやヨーロッパで人気のエクストリームスポーツ・イベント,「X-GAMES」へのオファーもあるとのことで,これまで以上に自慢のテクニックを発揮できる。
今回公開された,各国の特徴やレースタイプの紹介,スクリーンショットは,以下の引用文を参照してもらいたい。
◆収録コース
世界各地に点在するレースは、どれもその土地をモチーフに、特長を生かしたコースが設計されています。ここでは各地域のコースの一部をご紹介します。
▲日本
日本の首都、東京の中でも、言わずと知れた若者に人気のある街、渋谷。前回の『RACE DRIVER GRID』でも好評だった渋谷駅周辺のコースが、土にまみれたオフロード仕様となって再び出現しました。建物が密集し、人でごった返す同エリアを絶妙なドライブテクニックで走り抜けます。
▲アメリカ
・ユタ
アメリカの西部、ユタ州に位置し、様々な景観が楽しめることで知られる同地域の中でも、赤い岩肌が印象的な峡谷や絶壁の多いエリアが今回の舞台です。何万年もの時をかけてゆっくりと侵食されてできたアーチ形の岩など日本ではお目にかかれない、珍しい景色が広がる中を、ドライバー達が自慢のマシンで駆っていきます。
・マリナ・デルレイ
ロサンゼルスに位置する、世界最大級の人工ヨットハーバー、マリナ・デルレイの内側にある、スタジアムを舞台として設置されたコース。スペイン語で「王様の海」という意味を持つ、マリナ・デルレイは、8つの入り江から形成されるシティリゾートとして知られ、LAっ子にとっては「憧れの地」として人気を集めています。ここではないとレースも楽しめます。
▲イギリス
ロンドンには、巨大なかつての発電所、バタシー発電所跡に設けられたコースが含まれています。4本の白く高い煙突がそびえたつ、アール・デコ様式の影響を強く受けて建てられた、かつての発電所は、今でも圧倒的な存在感を放っています。この敷地内もコースとなり、熱いバトルが繰り広げられる舞台の一部と化しています。
▲メキシコ
バハ・カリフォルニア半島に作られたコースは、アメリカに最も近いメキシコの都市であり、半島で最大規模の美しい港町である、人気の観光スポット、エンセナダを中心に作られています。豪華客船が停泊する景色の中、砂塵を巻き上げながらマシンが駆け抜けて行きます。
▲クロアチア
クロアチアには、国内最大の山脈、ベレビト山脈の南部に位置する、マリ・アランに設けられた風光明媚なコースなどが含まれています。岩肌が続く中、緑が目に鮮やかな同コースは、道が細い上、多くの険しいカーブが点在しており、難易度が高いため、注意深い運転が必要です。
▲モロッコ
モロッコには、ユネスコ世界遺産に登録される孤立した集落、アイット・ベン・ハドゥをはじめ、伝統的な建築物が立つ地域に作られたコースがあります。城壁を思わせる外観が特徴的な集落を抜けて乾燥した地域をひた走るレースや、遠くに山々を望みながら進む、こう配の激しいサーキットのレースなどが用意されています。
▲マレーシア
熱帯雨林気候に属し、一年中常夏のマレーシアにあるコース。ラダンやタナメラなど、いずれのコースも、モンスーンの影響で雨量が多い地域にあり、コース脇には熱帯雨林特有の樹木が生い茂ります。ドライバーは水たまりやぬかるみが待ち受ける中を、跳ね上がる泥で遮られる視界に気をつけながら進んでいきます。
▲中国
中国最大の観光地である、桂林にある陽朔(ヤンシュオ)に設けられたコース。奇峰奇岩に囲まれたその地域には、薄い霧がかかり、水墨画のような幽玄な世界が広がります。同地域の観光のハイライトとも言える漓江(リコウ)には、長い橋が渡されており、ドライバーたちはこの橋の上を通ってゴールを目指します。
◆レースタイプとイベント
『Colin McRae : DiRT 2』には様々なタイプのレースが収録されています。ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。
様々な路面や地形で構成されるコースを高速で駆け抜けながら、待ち構えるヘアピンカーブや蛇行の続く難所を絶妙のドライブテクニックで切り抜けるレース。前後をライバルに挟まれて、一台ずつ時間差でスタートする方式で走りだします。
ラリーと同様、一台ずつ時間差でスタートする方式を採用し、オープンフィールド上の長距離コースを、ポイントからポイントへと走破し、速度を競うレース。長距離であるため、高い集中力が求められます。スピードが勝敗を分けるこのレースでは、空気抵抗を減らして加速できる、エアロパーツを装備したクルマが使用されます。
各ステージのポイント間を複数のクルマで競い合う、白熱のエキサイティングなレース。数々の分岐点を適切に選択することができれば、ライバルから差をつけることも可能です。それと同時にショートカットには危険がつきものであるため、素早い判断力と高い注意力を駆使して進める必要があります。
非常に難易度の高い急カーブや激しいジャンプ、バンクなどが設定されたダートのサーキットで開催されるレース。全車横並びでのスタートになるので、最初のコーナーが勝利を収められるか否かのキーとなります。
舗装路とダートがまじりあった路面の平坦なサーキットで行われるレース。展開が速く、決着が速くつくこのレースは、ついのめり込んでしまうほど手に汗握る、アドレナリン分泌が必至のレースです。
プレッシャーの中、クルマのコントロール能力が問われる、究極のレース。設定された時間内でレースを行い、あちこちにあるゲートにぶつかってタイムボーナスを稼ぎます。制限時間が過ぎるとゲームオーバーになってしまいますので、タイマーに注意しながら確実にゲートを取っていく必要があります。
サーキットを複数周回して競い、セクターと呼ばれる区画ごとの順位と最終的な順位に応じてゴール時にポイントが付与されるレース。獲得出来るポイントは各セクターで1〜10ポイント、最終順位でさらに1〜10ポイントとなるので、出来るだけコンスタントに上位をキープ出来るようにするのがコツです。
- LAST MAN STANDING(ラスト・マン・スタンディング)
一定時間ごとに、その時点で最下位のドライバーが失格になる勝ち抜き式のレース。集団の後方に紛れないように留意しながら、勝利に向かって順位を上げていきましょう。ここでは少しの気の緩みが命取りになります。
各イベントで経験を積むことにより、世界に点在する一流の大会への参加オファーを受けるようになります。中でも目玉は、現在、アメリカやヨーロッパで大人気のエクストリームスポーツ・イベント『X-GAMES』です。同イベントの特別レースに招待されると、各地で待ち受けるレベルの高いレースへのチャレンジが可能で、自慢のテクニックをいかんなく発揮することができます。