マイクロソフトは本日(12月3日),2011年1月13日に発売予定のシューティングRPG
「Mass Effect 2」(Xbox 360版)の
公式サイトをリニューアルし,合わせて発売日まで毎週末に新情報を公開すると発表した。情報公開第1弾となる今回は,本作の
ストーリー,
ゲームの進め方,
セーブデータの引き継ぎなどの情報が,日本語版のスクリーンショットと共に公開されている。
「Mass Effect 2」は,日本では2009年にリリースされた
「Mass Effect」(
PC /
Xbox 360)の続編だ。プレイヤーは宇宙連合軍のシェパード少佐となり,銀河の星々をめぐりながら,人類の運命をも左右する巨大な陰謀に立ち向かっていくことになる。開発は
「Dragon Age: Origins」を手がけたことで知られる
BioWareということで,高いクオリティを期待して目をつけていた人も多いだろう。
ストーリー
人類に忍び寄る新たな脅威――
西暦 2185 年。
人類は、時間と空間を支配する大いなる技術「マスエフェクト」の発見によって遠宇宙へと進出し、複数の異星人種族からなる銀河統治組織「シタデル評議会」の傘下で歩みを進めていた。
主人公、連合軍のシェパード少佐が、有機生命体の殲滅を目論む機械種族「リーパー」の襲撃を退けてから 2 年後――宇宙の各所で、人類のコロニーが丸ごと消失するという未曾有の事件が発生。人類は、忍び寄る新たな脅威にさらされていた。
シタデル評議会は、2 年まえの襲撃の首謀者が、裏切り者の「スペクター」サレン アルテリウスであったと公式に発表。スペクターとは、シタデル評議会所属の特殊工作員のことである。この発表によって、襲撃がリーパーによるものであったという噂は薄れつつあった。真実は隠蔽された。
一方、真相を知る数少ない人物、シェパードは、銀河を航行中に謎の勢力の襲撃を受け、ひとり暗黒の宇宙空間へと飲み込まれた後、消息を絶っていた。シタデル評議会および連合軍では、シェパードは死亡したと見られていた。
しかしシェパードは、ある研究施設の中で 2 年の時を経て目覚める。高度な生物テクノロジーによってシェパードを蘇らせたのは、人類の存続と繁栄のためには手段を選ばない秘密組織「サーベラス」だった。
シタデル評議会が真実を隠す理由は?
サーベラスの真の目的とは?
そして、滅亡の淵に立つ人類の運命は!?
人類を揺るがす史上最悪の事態を知ったシェパードは、絶望的な状況の戦いに勝利し、人類と宇宙の未来を切り開くため、サーベラスと手を組み、再び銀河の渦中へと旅立つ。新造された最新鋭の宇宙船「ノルマンディー SR-2」号と、新たに集う銀河の精鋭たちとともに――
本日公開されたのは,そんな本作のストーリーやゲームの進め方,“セーブデータの引き継ぎ”などの詳細情報について。
とくに
セーブデータの引き継ぎ部分には要注目だ。前作「Mass Effect」から引き継げるのは,シェパードの外見といったキャラクターの特徴だけでなく,ミッションやアサインメント(サブクエスト)でシェパードがどのような行動を選択したのかもデータとして引き継がれ,
“2”のストーリー展開に影響を与えるという。前作をやり込んだ人ならかなり嬉しい,凝った仕様である。ちなみに前作「Mass Effect」はXbox 360 プラチナコレクションとして発売中(
関連記事)なので,未プレイの人は今のうちにそちらから始めておくのもアリだろう。
なお以下に掲載する解説のうち,キャラクターの引き継ぎについては前作に登場したクォリアン族の「タリゾラ・ナ・ラーヤ」嬢,ゲームの進め方についてはサーベラスのエージェントである「ミランダ ローソン」嬢と,ゲームのキャラクターがそれぞれ語りを担当(?)してくれている。前作の経験者はミランダの容姿や声を思い浮かべつつ,情報を読み込んでおいてほしい。
#####以下,リリースより#####
真実を求めて無限の銀河を駆ける!
SF超大作『Mass Effect』シリーズ最新作!!
『Mass Effect 2』とは
数多の異星人種族が独自の歴史や文化を形成している、広大な銀河。この果てしない遠宇宙へ進出した幼い人類を待ち受けていたのは、有機生命体の殲滅を目論む機械生命体の襲撃だった。主人公、シェパード少佐を中心とする人類の活躍で、一度は退けたかに思えた脅威だったが、いま再び、種の存続をも脅かす未曽有の危機が迫りつつあった……。
人類の未来を切り拓くため、シェパードは再び立ち上がる。銀河中に散らばる精鋭戦士を集め、最新鋭の宇宙船の舵を取り、宇宙最強の独立部隊として戦力を強化しながら、極めて困難な任務に立ち向かう!
緻密に構築された世界観でくり広げられる、インタラクティブなストーリー体験。前作『Mass Effect』からさらに爽快感と戦略性を増した、シューティングファンをも満足させるTPS (三人称視点シューティング) スタイルの戦闘システム。次世代の体験をもたらすRPGとして、Game of The Year をはじめ、多数のアワードを獲得したSF超大作『Mass Effect』の最新作、いよいよ登場!!
■言葉で、そして行動で語れ!
模範的な態度をとるか、非情にふるまうか? 『Mass Effect 2』では、プレイヤーの選択によってストーリーが変化するインタラクティブな会話システムが、さらに進化。シーンによっては会話の途中でアクションを起こし、言葉で伝えるよりも強烈に態度を示すことも可能となった。君のモラルと信念に基づき、言葉で、そして行動でストーリーを紡ぎ出せ!
■発見と驚きに満ちた銀河の旅!
どの任務を遂行するか、どの惑星から探査するかを決めるのは君自身。『Mass Effect 2』では、新しい星系や未知の異星人が登場し、さらに広大な銀河を自由に旅することが可能となった。人類よりも高度な文明が築かれた惑星。異なる環境によって培われた、異星人のエキゾチックな生態。驚きに満ちた未来の銀河社会が、すべてのプレイヤーの行く手に広がる!
■さらに手ごたえを増したバトルに唸れ!
部隊メンバーを率いて戦うリアルタイムTPS (三人称視点シューティング) バトルは、前作からさらにアクション性を強化。より整理された武器や能力、より洗練された操作システムのもと、爽快かつ臨場感あふれる戦闘を体験できる。また、前作同様、時間の流れを止めて部隊メンバーを指揮することも可能。アクションが不得意なプレイヤーも、多彩な戦術を用いて迫力の戦闘を楽しむことができる。
人類を守るために挑む危険な任務――ゲームの進めかた
『今回の任務について』 解説: ミランダ ローソン
起きて、少佐。私は「サーベラス」のミランダ ローソン。我々があなたを蘇生させたのよ。あなたが置かれている状況について、これから簡単に説明するわね。詳しいことはあとで、少佐とともに戦う部隊メンバーたちに説明させるわ。
■少佐、あなたの任務は、いま人類が直面している最悪の危機に立ち向かうこと。この広い銀河を巡り、人類滅亡を企む脅威の正体をつきとめ、それを阻止することが少佐の使命。幸運を祈るわ。
■今回の任務中、少佐の拠点となるのが、最新鋭の宇宙船「ノルマンディー SR-2」よ。ノルマンディーは広大な銀河の移動手段となるだけでなく、戦闘の準備を整えたり、各種の開発や調査を行う基地としての役割も備えているの。頼りになるわね。
「ノルマンディー SR-2」
|
■困難な任務を遂行するには、優秀な人材が不可欠。すでにサーベラスでは、銀河中に散らばる有力な人材の情報を複数入手しているわ。我々に協力し、ともに戦ってくれる仲間を探しましょう。
■移動先の惑星や施設では、上陸して調査を行うケースも多いわ。行く先々で出会う人物たちとの会話は、情報収集のための非常に有効な手段。巧みに話を聞きだし、新たな情報を手に入れるのよ。会話の内容から、次に目指すべき場所、やるべきことが判明することも多いはずよ。
■上陸先では、敵と遭遇する可能性も考えられるわ。接敵した場合は、同行隊員とともに戦闘態勢に入り、武器や特殊能力を用いて交戦、速やかに排除しましょう。警戒して! 周囲の敵を全滅させるまで、戦闘態勢は維持されるわよ。
■上陸先を探索していると、閉ざされたドアや、アクセスが制限されている端末を発見することがあるわ。調査したほうがいいわね。そのためにはロックを解除したり、ハッキングを行う必要があるけれど、大丈夫。どちらもミニゲームのようなものだから。少佐のお手並み拝見ね。
■こうした探索や調査、戦闘を重ねることで、少佐や部隊メンバーの力が強化され、次第に敵の核心にも迫っていけるはずよ。さあ、そろそろ行きましょう!
シリーズの壮大なスケールを体感せよ――セーブデータの引き継ぎ
『セーブデータの引き継ぎ』 解説: タリゾラ ナ ラーヤ
前作『Mass Effect』で任務を完遂した記録を持っていれば、そのデータを『Mass Effect 2』に引き継ぎ、前作から続く『Mass Effect』ワールドの壮大なスケールを体感することができるわ。主人公のバックグラウンドや前作で取った行動がデータとして引き継がれ、『Mass Effect 2』の展開や登場人物に変化を及ぼすの。ストーリーをより深く楽しめるのはもちろん、戦いを有利に進められるボーナスも付与されるのよ。ちょっとワクワクするでしょ?
■キャラクターの引き継ぎ
前作『Mass Effect』の主人公だったシェパードが、今回『Mass Effect 2』でも主人公となるのよ。前作のクリアーデータがあれば、ファーストネーム、性別、出身、経歴をそのまま引き継ぐことができるわ。さらに、データの引き継ぎを行うと、前作をクリアーした時点でのレベルに応じて、ゲームスタート時にXP (経験値) やクレジットが付与されるとかのボーナスがあるの。ちなみに、クリアーデータを引き継いでも、顔とクラスは変更することができるわよ。
■ストーリーへの影響
前作『Mass Effect』から引き継がれるのは、シェパードの外見やバックグラウンドだけではないわ。前作のミッションやアサインメント (サブクエスト) で、シェパードがどのような行動を選択したのかもデータとして引き継がれ、『Mass Effect 2』のストーリー展開に影響を与えるのよ。また、前作においてシェパードが部隊メンバーや登場人物との間に築いた関係も、『Mass Effect 2』のミッションやアサインメントの内容、キャラクターの登場、会話の選択肢などに変化を及ぼすの。もちろん、あたしにどう接してくれたかでも、会話の選択肢が変わるわよ。
■前作『Mass Effect』がプラチナコレクションに登場
Game of The Yearをはじめ、多数のアワードを獲得した前作『Mass Effect』は、現在、Xbox 360 プラチナコレクションとして発売中よ。プラチナコレクションでは、大人気タイトルをお得なプライスで提供しているの。『Mass Effect 2』は、単体でも十分に楽しめるようになってるけれど、前作『Mass Effect』と合わせてプレイすることで、『Mass Effect』シリーズの壮大なスケールをより体感できると思うわ。また、どちらかのクリアー後に、あらためてもう片方をプレイしてみると、あたしをはじめシリーズ共通の登場人物やストーリーの関連性とか、新たな発見があるんじゃないかしら。