ニュース
[Gamescom]初のPS3版が公開! スタイリッシュなWWIIアクション「The Saboteur」は順調に開発進行中
ちなみに,The Saboteurでは,ナチスの影響下にあるパリの街は白と黒の配色になっており,主人公がナチスの拠点を破壊していくたびに,解放されて本来の色彩が戻っていくというスタイリッシュなアート・ディレクションが採用されている。モノクロの場面では,アクセントとしてナチスの旗の赤い部分と,敵を倒したときに吹き出る血だけに色がつけられているのである。ただ,今回登場したSkylerが首に巻いたスカーフは青い色になっていたので,味方のキャラクターを示すときなどは青が用いられているのかも知れない。
ミッションを受けると,すぐさまSkylerを載せてレースカー(といっても1940年代のもの)で,橋の見える郊外の場所に移動。10人ほどのナチス兵が橋げた部分を警護しており,本来なら主人公のステルス移動をお披露目するはずだったらしいが,French氏がデモの説明に夢中になっている間に敵に見つかってしまい,アラームが鳴り響いて銃撃戦が始まってしまった。
もっとも,ステルス移動を敢行させても,銃撃になってもミッションには大差ないのがThe Saboteurの良いところではある。French氏は「発売までの秘密にしておきたい」と言葉を濁していたものの,プレイヤーのプレイスタイルに,ゲームがかなり順応してくれるようだ。実際,デモ中に2度ほど「Perks○○が何%アップ」というような表示が確認できたので,プレイヤーがステルスを続けたり,ピストルで何度もヘッドショットを成功させたりといった,好みのスタイルを貫くことで,そのスキルがどんどん上がっていくような仕組みがあるようだった。
見事に橋げたに五つほどの爆弾を仕掛けたのち,Skylerから「今度は,列車に捕らわれている博士を救出し,敵の一人を博士に偽装させたうえで,列車を橋まで到達させなければならない」というミッションをもらう。駅に到達して,首尾よく最後尾の車両の屋根に飛び乗った主人公だが,この列車,20両近くが編成された長いものであり,屋根を伝って敵と銃撃したかと思うと,列車の側面に掴まって指の力だけで移動するというような,「動くマップ」になっているのが面白い。途中,線路脇にある工場から何人もの敵が銃撃してきたり,物見台からスナイパーが狙撃してきたりと,かなり長い時間激しい撃ち合いが展開されたのだ。
列車の運転士を手榴弾で爆死させ,列車を暴走状態にしたあとで,ようやく博士を救出。ここからはインゲームムービーで主人公らが列車から飛び降り,爆破された橋が列車を飲み込み,そのまま崩れていくという派手なシーンへと繋がっていった。
The Saboteurは,北米では12月上旬に,今回デモ機が出展されていたPLAYSTATION 3版のほか,PCとXbox 360でもリリースされる予定だ。「敵のアジトにこっそり忍び込み,目標物を爆破したあとで派手な銃撃戦を展開し,やがて敵のトラックを奪ってカーチェイスをしながら逃げ延びる」というのが基本的なゲームプレイになるとのことだが,今回のデモは違ったパターンも存在することが確認できるものだった。
全体的に,大人向けのアクションゲームに仕上がりつつあるThe Saboteur。2009年度の期待作の一つに数えて間違いなさそうだ。
- 関連タイトル:
The Saboteur
- 関連タイトル:
The Saboteur
- 関連タイトル:
The Saboteur
- この記事のURL:
キーワード
(C)2009 Electronic Arts Inc.
(C)2009 Electronic Arts Inc.
(C)2009 Electronic Arts Inc.