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【PR】11.6インチ液晶のノートPCで,本当に3Dゲームはプレイできるの? 「Alienware M11x」が持つ実力を,洗いざらい明らかにしてみた
リトルグレイ型エイリアンをモチーフにした,個性的かつ完成度の高いデザインのゲーマー向けPCが,いきなり10万円を切っているのだから,クラっと来た人は,かなりの数に上ったのではないだろうか。
ただ,複数の部品を組み合わせることで完成品となるPCの場合,販売価格が低いということは,それだけ,かかっているコストが低い=スペックが低いということにもなる。もっとはっきり言えば,本機の上位モデルたるノートPC,「Alienware M17x」や「Alienware M15x」ほどの3Dゲーム性能は望めないかもしれない,という不安がよぎるわけだ。
では実際のところ,Alienware M11xは,どれだけゲームが動いて,どんなゲーマーに向くのか。ハードウェアの完成度ともども,じっくりと掘り下げてみたいと思う。
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11.6インチワイド液晶パネル採用の筐体に
インテル® Core™2プロセッサとGeForce GT 335M搭載
AlienwareのPCは,ロゴマーク入りの袋に包まれて出荷されてくるのだが,この袋ごと鞄に放り込めば,容易にどこへでも持って行ける重さになっている。
一つは,このコンパクトな筐体に,L2キャッシュ容量3MBを内蔵したデュアルコアCPU「インテル® Core™2 Duoプロセッサー SU7300」に,「CUDA Core」と名付けられたシェーダプロセッサを72基搭載するGPU「GeForce GT 335M」を詰め込んでいること。もう一つは,Alienware独自の拡張版Switchable Graphics(スイッチャブル・グラフィックス)技術「Binary GFX」(バイナリグラフィックス)によって,グラフィックス機能統合型チップセット「モバイル インテル® GS45 Express」と,GeForce GT 335Mを簡単に切り替えられるようになっていることだ。
外付けGPUを無効化すれば,最長8時間39分のバッテリー駆動時間を実現し,有効化していても,最長5時間35分の動作が可能。これは,持ち運ぶことを考慮せずにひたすらパフォーマンスを追求した結果,バッテリー駆動時間はせいぜい2時間程度で,数十分というものも少なくない,“一般的な”ゲーマー向けノートPCとは,一線を画す仕様だ。
冒頭でもお伝えしたとおり,Alienware M11xでは,11.6インチのワイド液晶パネルを採用している。ディスプレイ解像度は1366×768ドットで,アスペクト比は定番の16:9だ。パネルサイズに対して解像度が高めなので,やや文字が読みづらいのではないかと危惧していたのだが,実際のところ,そういった心配はまったくの無用だ。なお,液晶パネルにガラスを貼ったグレア処理によって,コントラスト比の高い,くっきりした映像が得られるメリットは,上位モデルと同じだ。
キーボードは,デル製のノートPCで最近よく採用されている,[Enter]キーの右に,[Home][Page up][Page down][End]キーが並んだもの。小型のモバイルノートらしく,向かって右側のキーピッチはややつまり気味だが,メインキー部分のキーピッチは実測17.5mmと,十分な余裕が確保されている。キータッチは相当に軽いため,人によっては最初,不安を覚えるかもしれないが,打鍵感自体はしっかりしているので,慣れれば問題ないだろう。
また,電源設定を一発で編集&選択できる「AlienFusion」,タッチパッドに関する設定を行う「AlienTouch」,内蔵Webカメラでユーザーの顔を認識する技術を利用したセキュリティ機能「AlienSense」も,上位モデルと同様に実装されている。
で,実際,どこまでオンラインゲームはプレイ可能なの?
〜6タイトルでフレームレート推移を徹底検証
以上,筐体デザインから,モバイル用途を強く感じられる設計のAlienware M11xだが,実際のところ,3Dゲームタイトルを前にすると,どの程度のパフォーマンスを発揮できるのか。インテル® Core™2 Duoプロセッサー SU7300とGeForce GT 335の組み合わせは,決してハイエンド構成ではないが,それだけに,「性能的な限界がどこにあるのか」が分かれば,読者それぞれのプレイスタイルに合致するかどうかが分かるはずだ。
というわけで今回は,表に示したAlienware M11xのBTO標準構成モデルで,オンラインゲームを実際にプレイし,その間のフレームレートを計測することによって,「どこまでオンラインゲームをプレイできるのか」を推し量ってみることにしたいと思う。
テストに用いたタイトルは,まずFPSから,グラフィックス品質に定評あるオンライン専用タイトル「Alliance of Valiant Arms」(以下,AVA)と,いま最も対戦が熱いマルチプレイタイトルの一つである「Battlefield: Bad Company 2」(以下,BFBC2)。続いてMMORPGからは,上位モデルのAlienware M15xで推奨認定を獲得している「The Tower of AION」(以下,AION)と,筆者がいま最もよくプレイしている「World of Warcraft」(以下,WoW)を用意した。さらに,カジュアルなアクションタイトルとして,定番どころから「モンスターハンター フロンティア オンライン」(以下,MHF)と「スカッとゴルフ パンヤ」(以下,パンヤ)といった具合に,ジャンル別の計6タイトルを用意した次第だ。
以下,タイトルごとにチェックしていこう。基本的には,グラフィックス設定と,ベンチマークソフト「Fraps」(Version 3.2.2)を用いた実際のフレームレート推移をベースに語っていくが,タイトルごとに補足説明が必要な場合は,随時述べていきたい。
特定の条件のみやや厳しいものの
オンラインゲームはほぼ快適に動作可能
●Alliance of Valiant Arms
そういった事情を踏まえ,今回はグラフィックスオプションをすべて最高に設定。ゲーム側の解像度はディスプレイと同じ1366×768ドットにし,そのうえで,16人が参加するチームデスマッチ「殲滅戦」に参加し,決着が付くまでのフレームレート推移を追ったのがグラフ1だ。
AVAにおいては,フレームレートが30fpsを超えていれば,操作に不満を持つことはないが,ご覧のとおり,スコアはその水準をほぼ安定的に上回っている。平均フレームレートは計算すると39.3fpsだが,実際,FPSにおいて致命的となるマウスカーソルの追従性にも,不満はまったくないし,違和感もなかった。
●Battlefield: Bad Company 2
本タイトルには,シングルプレイでシナリオをクリアしていくキャンペーンと,マルチプレイの二つが用意されている。ひとまず,Alienware M11xのポテンシャルを推し量るべく,ゲーム側で用意されているグラフィックス設定のプリセットを「MEDIUM」,解像度1366×768ドットに設定してみると,シンプルプレイでは概ね20〜24fps程度のフレームレートが得られており,まずもって問題のないプレイフィールが得られることを確認できた。
その結果がグラフ2だ。今回は,16対16のマルチプレイに参加した結果になるが,MEDIUM:1366×768ドットだと,多少厳しい印象。LOW:1024×768ドットだと,フレームレート的にはほぼ満足できるレベルだが,遠方が見づらく,スナイパーの認識がしづらかったり,目の前に突然,ぽん,と木が生えてきたりしたので,MEDIUM+:1024×768ドットをベースに,たとえば影のディテールを下げるなどして,パフォーマンスを稼いでいくのがよさそうに思われる。
スコアを見る限り,最新世代の3Dゲームを,自宅と同等のグラフィックス品質でプレイしたいという要求には,さすがに応えられない。しかし,外出先からオンラインで取り急ぎ仲間と合流する必要があるといった場合に,ひとまずプレイアブルな環境を構築できるのは,Alienware M11xの強みと言えそうだ。
●The Tower of AION
AIONは,オンラインRPGのなかでもグラフィックスオプションが比較的豊富なほうで,スライダーによって細かく設定を追い込めるのが特徴だ。また,PCのスペックに合わせて,グラフィックス周りを自動設定してくれる機能や,負荷状況に応じて,プレイヤーキャラクターの表示数を抑制する機能も用意されるなど,PC初心者や,負荷の高い局面で描画がガクガクしてしまいがちな低スペックPCのユーザーに対する配慮も見られる。
今回はせっかくなので,自動設定機能を利用してみたところ,グラフィックス設定のスライダはほぼ中間に固定された。この状態を「中間設定」として基本線としつつ,さらに,フレームレートを稼ぐため,すべてのグラフィックス設定を最小にした「最小設定」,そして,上で紹介したキャラクター表示数抑制機能「キャラクター表示制限」を,最も少ない数で機能する「低」に設定した「最小設定+キャラ制限低」の3パターンについて,いずれも1366×768ドット解像度でテストした結果がグラフ3だ。
平均フレームレートは,中間設定で17fps程度のところ,最小設定および最小設定+キャラ表示低では25fps程度。後二者では,オンラインRPGのプレイに当たって問題のないスコアが得られているのだが,一方で表示範囲が近景に限られるため,大規模な対人戦では多少なりとも不利な思いをすることがあるだろう。その意味でAlienware M11xは,あまりプレイヤーキャラクターの多くないシーンでなら,快適にプレイできる程度のパフォーマンスを持っているといえそうだ。
●World of Warcraft
続いてもMMORPGから,WoWである。
WoWのグラフィックス設定項目は,AIONのそれに輪をかけて多い。スライダーを使って,相当細かいところまで設定できるのだが,今回はあえて,最高設定でテストしたい。
というのもWoWの場合,敵が誰/何なのかを問わず,「魔法やスキルの発動エフェクトが見えない」だけでパーティが壊滅してしまう場面が多いためだ。また,画面内の情報を管理する意味では高解像度が必須となるため,今回はディスプレイ解像度と同じ1366×768ドット,最高設定を選択した次第である。
AIONと同様の結果だが,「がっつりRaid」というよりは,やはり,どこからでもさっとオンラインで合流したいニーズに応えられる程度の3D性能,と見るべきだろう。なお,影やテクスチャ圧縮,エフェクトの詳細設定などをスライダから調整すれば,街中でもプレイに支障のないフレームレートが得られたことは,ここに明言しておきたい。
●モンスターハンター フロンティア オンライン
その結果がグラフ5だが,クエスト時のフレームレートはゲーム側の上限である30fpsにほぼ張り付いており,狩りにおいて不満を感じることはないと断言できる。Alienware M11xとの相性が非常にいいタイトルだといえそうだ。
なお,広場だと,フレームレートはクエスト時の半分程度にまで落ち込むが,それでも,広場で行う作業である,アイテムの売買やクエストの受注が,カクついてどうにもならないというレベルではまったくない。クエスト時があまりに優秀なので,気になる人はいるかもしれないが,ここはむしろ,「広場で求められる必要十分のフレームレートは確保できている」と見るべきだろう。
●スカッとゴルフ パンヤ
なお,ゴルフゲームであるパンヤの場合,ショットを打つときには,「ショットの強さを決めるバー」のアクション性を確保するため,それ以外のオブジェクトは動作が停止する。そして,ショットを打つ間のフレームレートは1000fps前後に達してしまうため,下に示したグラフは,その部分をカットし,見やすくした抜粋版になることを,念のためお断りしておきたい。
まさに「持ち運べるゲームPC」
好きな場所でゲームへアクセスしたいあなたに
ねちねちと,さまざまな描画負荷のオンライン&マルチプレイタイトルで,Alienware M11xの持つポテンシャルをチェックしてきた。プレイヤーキャラクターが多く集まり,画面内でそれらが描画される局面だと,どうしても,搭載するCPUの動作クロックに依拠した結果となる点は否定できないので,「3Dゲームに関するすべてを1台のノートPCで賄いたい」という場合には,Alienware M15xやAlienware M17xといった上位モデルを考慮すべきだろう。
もちろん,セカンダリアカウント用や,サブでプレイしているタイトル用,あるいは情報収集用のサブPCとして,メインPCの傍らで利用するという用途でも,期待には完璧に応えてくれるだろう。
そしてなにより,「持って歩ける」のが,Alienwre M11xが持つ最大の強みだ。有線&無線LANに標準対応しているため,コンパクトな筐体をバッグに入れて使いつつ,どうしても外出先からクラン/ギルドメンバーとゲーム内でコミュニケーションを取りたい,せっかく取ったのならちょっとプレイもしておきたいといったとき,すぐにゲームへログインできる。
そう,Alienware M11xは,「屋内外を問わず,好きな場所でゲームの世界へアクセスしたい」という,そんなあなたにうってつけのノートPCなのである。
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