［TGS 2010] 笑いの神が降臨した「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER SUMMER CAMP」決勝大会をレポート

　TGS 2010の最終日（9月19日），KONAMIブース最後のステージイベントとして「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER SUMMER CAMP」の決勝大会が開催された。
　同イベントはPSP用ソフト「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」（メタルギア ソリッド ピースウォーカー）のゲーム大会（関連記事）。これまで北海道地区，東北地区，中部地区，関西地区，中国・四国地区，九州地区，関東地区（レポート）などで，長きにわたり激しい戦いが繰り広げられてきたが，ついに選ばれし“潜友”達が一堂に会し，最終対決を繰り広げたのだ。本稿ではその模様をレポートしよう。

「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」公式サイト

9月19日，人間パチン虎。が最も使われた日

　決勝大会は第1回戦/準決勝/決勝戦の3部構成で行われた。まず第1回戦では，EXTRA OPS:091「対戦闘ヘリ戦：AH56A-raider Custom」とEXTRA OPS:0128「ギアレックス・カリブ大決戦」のクリアタイムの合計が競われ，上位8チームが採掘場居住区でのVERSUS OPSへ。それを勝ち抜いた4チームが決勝へと進出し，EXTRA OPS:119「対ピースウォーカー改戦」でタイムアタックに挑んだ。
　なお，それぞれのルールについては「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER SUMMER CAMP」特設サイトに詳しく載っているので，そちらを確認すれば，本稿への理解がより深まるはずだ。

　どのチームも地区大会の覇者だけあって実力は高く，終始レベルの高い戦いが展開された。1回戦では軒並み3分を切るタイムが叩き出され，次元の違いを見せつけられた。
　しかし勝負は時の運ということなのか，驚いたことに東北地区代表の「SeaChicken」チームが「ギアレックス・カリブ大決戦」でまさかの全滅。「対戦闘ヘリ戦：AH56A-raider Custom」では0：49という素晴らしい成績を出していただけに，1回戦敗退という結果は相当に悔しかったことだろう。


　準決勝，採掘場居住区でのVERSUS OPSでは，ロケットランチャーのロックオン機能を利用した索敵と，それを撹乱するチャフグレネードが大活躍。非常に高度な駆け引きが行われ，見ていてハラハラする接戦が繰り広げられた。

　そして決勝の「対ピースウォーカー改戦」では，“必ず1回「人間パチン虎。」を使用”という特殊ルールにより，勝負の神に代わって笑いの神が降臨。北海道地区代表の「H.S.M」チームが時間切れになるまで，ピースウォーカー改に向けて人間パチン虎。を放ち続けるという珍プレイを披露し，会場を爆笑の渦に巻き込んだ。


　結果，優勝の栄誉に輝いたのはチーム「ぶらつくレーバテイン」。準優勝に「ぎるそん」，3位に「501」が続いた。
　なお，表彰式には小島監督と「ストレンジラブ」役の菊地由美さんも登場したのだが，そこで急遽小島監督は，大会を盛り上げてくれた「H.S.M」チームに対して特別賞の授与を決定。「最後まで諦めなかった平成の少年達に，人間パチン虎。の称号を作ってあげましょう！」と宣言し，会場は騒然となった。

　ちなみに，同イベントの閉幕と共にTGS 2010も終了。最後を飾るに相応しい，素晴らしい内容のイベントだった。

最後は全員で「セイ、ピース！」

「METAL GEAR SOLID PEACE WALKER」公式サイト