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シリーズの名シーンとともに奏でられた珠玉の名曲達。「Distant Worlds:music from FINAL FANTASY Returning home」公演の模様と,植松伸夫氏,浜渦正志氏,アーニー・ロス氏へのインタビューを掲載
本公演を指揮したのは,グラミー賞受賞歴をもつ音楽家アーニー・ロス氏。オーケストラは神奈川フィルハーモニー管弦楽団,コーラスは慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団・女声合唱団が担当し,多数のゲストミュージシャンを迎えての豪華な演奏が披露された。
なお本公演には,「FF」シリーズの楽曲の多くを生み出してきた植松伸夫氏と,「FINAL FANTASY XIII」の楽曲を担当した浜渦正志氏も来場していた。ここでは,多くのファンを熱狂させた11月6日の公演レポートと,終演後に行われたロス氏,植松氏,浜渦氏への合同インタビューをお伝えしよう。
コンサートの幕開けを飾ったのは,「FINAL FANTASY VII」の最終決戦のテーマ「片翼の天使」。ステージ後方の巨大スクリーンにはゲーム内の名シーンの数々が映し出され,いきなり最高潮の盛り上がりを見せる。
そして,お馴染みの「勝利のテーマ」を経て次の曲に行くかと思いきや,スクリーンには「FINAL FANTASY VIII」序盤のシーンが無音のまま流れた。筆者を含め観客達が不思議に思っていると,スクリーンの映像で「VIII」の主人公・スコールが敵とエンカウントした瞬間に,「Don't be Afraid」の演奏がスタート。映像と音楽を融合させるというコンセプトを生かした演出に,客席からは驚きの声が上がっていた。
続けては,「FINAL FANTASY I〜III メドレー 2010」,ゲストアーティストとしてピアニストのベンヤミン・ヌス氏を迎えた「Love Grows」,「FINAL FANTASY XI」の人気曲「Ronfaure」を経て,「FF VII」から日本初演奏曲となる「J-E-N-O-V-A」が披露された。
そして,ゲストアーティストに台湾のギタリスト,メン・フェン・スー氏が登場し,アコースティックギターの情熱的なサウンドの彩りに乗せて「FINAL FANTASY V」より「親愛なる友へ」,「FINAL FANTASY IX」より「Vamo' alla flamenco」が演奏された。
「FINAL FANTASY VII」の人気曲である「エアリスのテーマ」が演奏されたあと,第1部のトリを飾ったのは「チョコボメドレー 2010」。チョコボが初登場となった「FINAL FANTASY II」から,「FINAL FANTASY XIII」でのサッズとのコミカルな交流まで,シリーズを明るく彩ってきたチョコボの登場シーンの数々を振り返りながらの演奏で,第1部は幕を閉じた。
第2部は,「FINAL FANTASY VII」の印象的な序盤を飾った曲「オープニング〜爆破ミッション」からスタートし,「FINAL FANTASY X」の「ザナルカンドにて」へ。そのあとは日本初演奏となる「FINAL FANTASY VI」の最終決戦を飾る壮大な楽曲「妖星乱舞」が披露された。オルガンの複雑なメロディとオーケストラの旋律が融合した見事なアレンジによって,10分以上に及ぶ全4楽章が演奏された。
第2部の中盤では,「閃光」,「ファングのテーマ」,ベンヤミン・ヌス氏のピアノソロによる「ドレッドノート大爆進!」,フランシス・マヤ氏のボーカルをフィーチャーした「ファブラ・ノヴァ・クリスタリス」,再度ベンヤミン・ヌス氏を迎えての「ブレイズエッジ」と,浜渦氏の手がけた「FINAL FANTASY XIII」の楽曲を5曲続けて披露。なおこれら5曲は11月6日のみの演奏で,11月7日は「FINAL FANTASY XIV」の曲が演奏されたとのこと。
そして第2部のクライマックスでは,「FINAL FANTASY VIII」ラグナ編の楽曲「The Man with the Machine Gun」を経て,最後の曲として「ティナのテーマ」が演奏され,フィナーレを迎えた。なおエンディングでは,「FINAL FANTASY VI」のオープニング,魔導アーマーが雪の中を進んでいく映像と共に,本公演のスタッフロールが流れるという演出が採用されていた。
当然,アンコールなしで終わるわけがなく,観客達の熱烈な拍手喝采を受けて,「FINAL FANTASY V」の大人気曲「ビッグブリッヂの死闘」がアンコール曲として演奏された。ファンの間でもとりわけ人気の高い曲だけあって,ロス氏が曲名を紹介した瞬間に客席には大きなどよめきが起こっていた。
演奏中は,スクリーンに「FINAL FANTASY V」の名脇役であるギルガメッシュの名シーン(?)の数々が映し出された。迫力のある演奏とギルガメッシュのコミカルな言動のギャップに,思わず顔のほころぶ観客の姿も多かったように思う。
こうして,盛りだくさんの内容で上演された今回の公演は,大盛況のうちに幕を下ろした。
なお,今回の公演の模様を収めたコンサートDVD「Distant Worlds music from FINAL FANTASY Returning home」が,2011年1月19日に発売されることが決定。初回特典としてコンサート音源を収録した2枚組CDも付属するとのこと。惜しくもコンサート会場に行けなかった人,会場での感動をふたたび味わいたい人は,購入を検討してはいかがだろうか。
コンサート終演後には,ロス氏,植松氏,浜渦氏を囲んでのメディア合同インタビューが行われた。本稿の締めとして,インタビューの模様をお伝えしよう。
――本日はよろしくお願いします。早速ですが,本日の公演を終えた感想を聞かせてください。
今回の公演には二つの主旨がありました。まず一つは,シリーズの新作「XIII」と「XIV」からの楽曲を皆様にご紹介すること。そのため,今日(6日)の公演で「XIII」の楽曲,明日(7日)の公演では「XIV」の楽曲について,それぞれ25分間ほどの演奏時間を用意しました。
もう一つの主旨は,「Distant World」を日本に紹介することです。「FF」シリーズの楽曲の膨大なライブラリの中から,これまで日本で演奏されていない曲を調べ,2006年のコンサート「Voices」で披露したレパートリーは可能な限り封印し,今回は日本初演奏曲として「J-E-N-O-V-A」や「妖星乱舞」,それに「XIII」や「XIV」からの楽曲,そして「ビッグブリッヂの死闘」などをご用意しました。
初演奏の曲といっても「ビッグブリッヂの死闘」は「V」からの曲なので,皆さんもずっと待ち望んでいたのではないでしょうか?
「やっと帰って来られた」という感じがしますね。3年ほどアメリカ,アジア,ヨーロッパでやってきましたが,なかなか日本で「FF」のオーケストラ・コンサートができなかったので,一刻も早くやりたいなと思っていました。
ただ,海外の観客は非常に興奮した反応をみせるのですが,久々に日本のお客さんと一緒に観ると,あまりにも静かなので正直「ウケてないかな……?」と不安になりますね。
アンコールでアーニーさんが「ビッグブリッヂ」と言った時に大きなどよめきが起こったので,あそこでようやく「ウケているのかな」と感じました。個人的には,海外での演奏を観ているほうが気が楽です(笑)。日本では始終ドキドキしますね。
僕は「FINAL FANTASY」を第1作からリアルタイムでずっと遊び続け,植松さんの音楽を聴きまくりながら,「僕もこういうことをやりたい」とゲーム音楽の作曲家を目指してきました。それから入社試験で植松さんにお会いし,採用していただいて,14,5年経った今,自分がこの場にいるのがいまだに信じられません。
自分の目指していた夢が現実になるなんて,こんなに幸運なことはないと思います。今日の演奏を聴いていても,「FF」の音楽の世界の中で,自分の音楽が一緒に鳴って,それが素晴らしい演奏で胸や腹にどんどん響いてくる,それが本当に幸せでしょうがなかったですね。
ここに至るまでの道を作ってくださった先輩の植松さん,そして僕の曲をきちっと分析して指揮してくださったアーニーさんのお二人,そして今日来てくださったお客さんに,心から感謝を申し上げます。
――本日の演奏を指揮された率直な感想を聞かせてください。
ロス氏:
実は昨日の朝10時から初めてリハーサルを開始したのですが,これだけの楽曲数を短期間でここまで準備できたことには,本当に感動しております。本当に素晴らしいミュージシャン達だと思いますし,本当に素晴らしい成果だったと思います。私自身にとっても,明日が楽しみでなりません。
――ロスさんが指揮をしていて気付かれた,植松氏の曲と浜渦氏の曲で似ている部分と異なる部分はありますか?
ロス氏:
植松さんの23年分の楽曲と,浜渦さんの「XIII」の楽曲を公平に比べるのは非常に難しいです。それに,お二人とも作曲家としてそれぞれ違った要望を受けて作曲したはずでしょう。
そういった前提のうえで,あくまで全体的な一般論として比較するならば,植松さんの楽曲はまずメロディありきで,それからの広がりで構築されていると感じます。また,浜渦さんの作品にはジャズの風味や,コンテンポラリーなアクションを根本に据えた作曲があったと思います。――ですが,きっとそういう要望を受けて作曲したものなのでしょうね(笑)。
――今回の公演は音と映像のミックスが大きな特徴ですが,その調整などで苦労した部分はありますか?
植松氏:
僕のほうから「この曲にはこの映像を流してほしい」といったリクエストはしていないのですが,「Distant World」を観ていると,映像と演奏のキメの部分がよく合うなあ,といつも驚かされますね。
ロス氏:
苦労したことはいろいろあります。たとえば「Answers」や「妖星乱舞」など,ロックバンドの編成で作られている原曲をオーケストラ用にアレンジすることなどは非常に苦労します。それでも楽な作業ではないですが,正しいチームを組めば,光り輝くものはできます。もちろん,一人一人の演奏者の中には「もっとこういうアレンジをすればよかった」と思っている人などいるかもしれませんが,私達の仕事は毎回毎回が勉強ですからね。
――最後に,今回の公演を収めたコンサートDVDの発売が決定したことについて,来場した人や来場できなかった人へのメッセージをお願いいたします。
植松氏:
うーん……「来た人も来なかった人も,買いましょう」(笑)。 まだDVDができ上がっていないので何とも言えませんが,今日の演奏を観る限り楽しいものだったので,良い物ができ上がると思います。ぜひ観てください。
浜渦氏:
最近はDVDも映像の臨場感が素晴らしいじゃないですか。だから多分,ご自宅でもかなり生に近いものが――。
植松氏:
そんなこと言ったら,コンサートに来なくなっちゃうよ(笑)。
浜渦氏:
(笑)。今日客席で聴かせていただいた限り,非常に素晴らしい臨場感の演奏でしたので,ぜひお買い求めください。お願いします。
ロス氏:
ゲームのファンの方々がどうしてこうしたコンサートに来られるのかというと,「音楽に息吹が吹き込まれるから」ではないでしょうか。ゲームでその楽曲に触れているからこそ楽しめる部分もあるかと思います。それに,演奏しているその瞬間のスナップショットとしても面白いはずなので,その意味でもぜひご覧下さい。
■演奏楽曲リスト
第1部
「片翼の天使」(FINAL FANTASY VII)
「勝利のテーマ」(FINAL FANTASY)
「Don't be Afraid」(FINAL FANTASY VIII)
「FINAL FANTASY I〜III メドレー 2010」
「Love Grows」(FINAL FANTASY VIII)ゲストアーティスト:ベンヤミン・ヌス
「Ronfaure」(FINAL FANTASY XI)
「J-E-N-O-V-A」(FINAL FANTASY VII)
「親愛なる友へ」(FINAL FANTASY V)ゲストアーティスト:メン・フェン・スー
「Vamo' alla flamenco」(FINAL FANTASY IX)ゲストアーティスト:メン・フェン・スー
「エアリスのテーマ」(FINAL FANTASY VII)
「チョコボメドレー 2010」
第2部
「オープニング〜爆破ミッション」(FINAL FANTASY VII)
「ザナルカンドにて」(FINAL FANTASY X)
「闘う者達」(FINAL FANTASY VII)ゲストアーティスト:ベンヤミン・ヌス ※11月7日(日)のみ
「妖星乱舞」(FINAL FANTASY VI)
11月6日(土):「FINAL FANTASY XIII」
「閃光」
「ファングのテーマ」
「ドレッドノート大爆進!」 ゲストアーティスト:ベンヤミン・ヌス
「ファブラ・ノヴァ・クリスタリス」 ゲストアーティスト:フランシス・マヤ
「ブレイズエッジ」 ゲストアーティスト:ベンヤミン・ヌス
11月7日(日):FINAL FANTASY XIV
「潮風の集う街 〜リムサ・ロミンサのテーマ〜」
「ザナラーンの黄昏」
「Answers ゲストアーティスト:スーザン・キャロウェイ」
「原始の審判」
「The Man with the Machine Gun」(FINAL FANTASY VIII)
「ティナのテーマ」(FINAL FANTASY VI)
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