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[E3 09]本格派フライトコンバットシム「IL-2 Sturmovik」がコンシューマ機向けにリバイバル
現代版IL-2 Sturmovikでは,バトル・オブ・ブリテンやスターリングラード,そしてシシリア島などヨーロッパ各地で六つのキャンペーンが展開され,ミッションの総計は50種を超えるという。IL-2 Sturmovikというロシアの爆撃機がタイトルになっているが,これまでのシリーズ同様,連合軍側のスピットファイアのような戦闘機や,B17爆撃機なども使用できる。本作の北米及び西ヨーロッパでの販売を手掛ける505 Gamesのコミュニティマネージャー,マーク・アレン(Mark Allen)氏によると,本作には総計で45タイプの飛行機がフィーチャーされ,実際にプレイヤーが搭乗できるものは12機あるという。
とにかく,そのグラフィックスは精度が高く,コクピットの様子や,銃撃を受けた翼の描写が非常にリアルに描かれている。とくに注目したいのが地形で,衛星写真の画像やトポグラフィデータを利用し,各マップには実在する世界がそのまま表現されている。当然ながら,60年以上も前のことなので高層ビルなどはなく,田園やレンガ作りの家屋が立ち並んでいるのだが,ロンドンのような大都市になると,はるか彼方まで街が続いているのが確認でき,壮観の一言につきる。
本作では,Xbox 360とPLAYSTATION 3での快適な操作を念頭に開発が進められており,ゲームパッドを極限まで利用したSimulationモードと,ほとんど自動に切り替えて交戦に集中するためのArcadeモード,そして両者の中間をとったRealisticモードの3種から操作モードを選んでプレイできる。マルチプレイモードはプレイ人数が制限されていないとのことだが,ドッグファイトや,Capture the Airfieldというキャプチャー・ザ・フラッグ風のモードなど4種類のゲームモードを選択できる。
また,ArcadeモードのみのPSP版や,タッチペンでコントロールするDS版も並行して開発されており,今秋中にはそれぞれをリリースするとのことである。ほとんど絶滅しかけているフライトコンバットシムのジャンルが,コンシューマ機へと移植されることで再生することになるのだろうか?
- 関連タイトル:
IL-2 Sturmovik: Birds of Prey
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